フィッシャーカメレオン

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フィッシャーカメレオン
フィッシャーカメレオン
フィッシャーカメレオン Bradypodion fischeri
保全状況評価
ワシントン条約附属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: カメレオン科 Chamaeleonidae
亜科 : カメレオン亜科
Chameleoninae
: ハチノスカメレオン属
Bradypodion
: フィッシャーカメレオン
B. fischeri
学名
Bradypodion fischeri
(Reichenow, 1895)
和名
フィッシャーカメレオン
英名
Fischer's chameleon

フィッシャーカメレオン(学名:Bradypodion fischeri)は、カメレオン科ハチノスカメレオン属に分類されるカメレオン。

分布[編集]

ケニアタンザニア[1]

形態[編集]

全長30-45cm。メスよりもオスの方が大型になる。吻端に1対の角状の突起がある。頭頂部のクレストは平たく目立たない。[1]

吻端の角はオスの方が大型になる。

  • B. f. fischeri

最大亜種。

亜種[編集]

  • Bradypodion fischeri fischeri (Reichenow, 1895) Giant Fischer's chameleon
  • Bradypodion fischeri multituberculatum Nieden, 1913 Western Fischer's chameleon
  • Bradypodion fischeri uluguruensis Loveridge, 1957 Uluguru Fischer's chameleon

生態[編集]

高地にある森林に生息する。

食性は動物食で、昆虫類節足動物、小型爬虫類等を食べる。

繁殖形態は卵生。繁殖期になるとオス同士は角を突き合わせて争う。1回に8-23個の卵を地中に産む。卵は20-23℃の環境において180日で孵化した記録がある。

人間との関係[編集]

ペットとして飼育されることもあり日本にも輸入されている。主に野生個体が流通するが、繁殖個体が流通することもある。強い照明は避け、風通しのよいトリカゴで飼うのが向いている[1]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 星克己『爬虫・両生類ビジュアルガイドブック カメレオン』誠文堂新光社,2004,5,1, ISBN 4-416-70419-4

参考文献[編集]

  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、46頁。

外部リンク[編集]