ビューティフル・ヨコハマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビューティフル・ヨコハマ
平山三紀シングル
初出アルバム『ビューティフル・アルバム』
B面 さよならのブルース
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ポップス
時間
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 橋本淳(作詞)
筒美京平(作曲)
チャート最高順位
平山三紀 シングル 年表
ビューティフル・ヨコハマ
(1970年)
真夏の出来事
(1971年)
テンプレートを表示

ビューティフル・ヨコハマ」は、1970年11月10日日本コロムビアから発売された平山三紀のデビュー・シングル。

概要[編集]

デビュー前の平山は、橋本淳筒美京平ホテルニュージャパン内に構えていた宝島音楽事務所へ、歌のレッスンに通っていたが、そこで初めてのオリジナル曲『ビューティフル・ヨコハマ』と『さよならのブルース』を渡される[1]。筒美は当初、バラードである『さよならのブルース』をA面に考えていたが、話し合った結果、2年前に発表されたいしだあゆみの『ブルー・ライト・ヨコハマ』の続編的な路線を意識し作られた『ビューティフル・ヨコハマ』を、A面曲に決定[2]。『さよならのブルース』はB面曲として発売される。

レコードジャケットの写真は、山下公園で撮影されたものである[3]。また『ビューティフル・ヨコハマ』の二番の歌詞に出てくる人名「ハルオ」は橋本の息子(音楽プロデューサー与田春生)の名前、「ゼンタ」は筒美の息子の名前である[3]

プロモーションの一環として日本コロムビアでは、街頭で通勤・通学中の人に本作のレコードジャケット120万枚を配布するキャンペーンを展開した[4]

CBS・ソニー移籍後の1975年にリリースしたベスト・アルバム『ヒット全曲集』には、新たに編曲された『ビューティフル・ヨコハマ』が収録されており、横山剣近田春夫など音楽家が、CBS・ソニー盤の本作をフェイバリット・ソングとして挙げている[5]

収録曲[編集]

全作詞:橋本淳/作曲・編曲:筒美京平

  1. ビューティフル・ヨコハマ(3:23)
  2. さよならのブルース(3:22)

収録アルバム[編集]

  • ビューティフル・アルバム(1,2)
  • 希望の旅(1)
  • 恋のダウンタウン 平山三紀 ベスト・オリジナル(1)

他多数

カバー[編集]

ビューティフル・ヨコハマ
  • 秋山絵美1988年) - シングル『ビューティフル・ヨコハマ』収録。改詞カバー。
  • IN THE GROOVE(1997年) - シングル『HISTORY 〜KYOHEI TSUTSUMI 10 MILLION HITS MEDLEY〜』収録。
  • 渚ようこ2002年) - アルバム『YOKO ELEGANCE〜渚ようこの華麗なる世界〜』収録。
  • MAYA2009年) - 配信シングル『Beautiful Yokohama』にて配信。
  • ジェニファー2014年) - アルバム『COVER 60's-70's』収録。
さよならのブルース

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ CD-BOX『筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967〜1997 2013Edition』 ソニー・ミュージックダイレクト(2013年12月25日)ブックレット、57頁。
  2. ^ 榊ひろと『筒美京平ヒットストーリー 1967‐1998』白夜書房、1998年、56頁頁。ISBN 4-89-367563-X 
  3. ^ a b 平山みき、(インタビュアー:鈴木啓之)「平山みき スペシャル・インタビュー レーベルの枠を超えて実現した初のオール・タイム・ベスト」『歌謡曲リミテッド』、東京都、2014年1月17日http://kayo.musicshelf.jp/special/vol017/page02.php2015年3月3日閲覧 
  4. ^ 「今月のニュー・スター “ビューティフル時代のヴィーナス”のキャッチ・フレーズでデビュー 平山三紀」『映画情報』1971年3月号。NDLJP:10339841/72
  5. ^ クレイジーケンバンド ラジオショウ HONMOKU RED HOT STREET 公式ブログ”. FMヨコハマ (2012年5月19日). 2015年3月3日閲覧。

関連項目[編集]