パラチンタ

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デザートのパラチンタ
ハンガリーの
ホルトバージ・パラチンタ

パラチンタハンガリー語palacsintaドイツ語オーストリアドイツ語):パラチンケ die Palatschinkeチェコ語パラチンキ palačinky)とは、ルーマニアハンガリーオーストリアブルガリアチェコで食べられる料理で、薄く焼いたクレープ状のパンケーキジャムなどを包んだもの。

語源はラテン語で「平たいケーキ」を意味する「プラケンタ」(Placenta)である。ルーマニア語でケーキやパイを意味するプラチンタ(plăcintă)がハンガリーを経てパラチンタとなり、ウィーンに入り、パラチンケと呼ばれるようになった。

パラチンタはバリエーションが豊富な料理である。最初のうちはシンプルにジャムを挟んで食べていたが、オーストリア=ハンガリー帝国宮廷料理となってから洗練された料理となった。オーストリアではアンズ(アプリコット)ジャム入りの大き目のクレープが好まれ、主食にもなるほどである。ハンガリーでは子牛肉やハムを包んで主菜とすることもある。何枚ものパラチンタを重ねて厚みをもたせ、切り分ける供し方もある。

ポーランド料理ではナレシニキと呼ばれる。ウクライナロシアにも同名の料理があるが、ポーランドではパラチンタをこう呼ぶのに対し、ウクライナやロシアのナレシニキは肉を包んでいてフライパンで焼いたりするので春巻きに近い。


参考文献[編集]

  • ケン・アルバーラ『パンケーキの歴史物語』関根光宏訳、原書房、2013年、pp150-152 ISBN 9784562049424

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