パイオニアコミュニケーションズ

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パイオニアコミュニケーションズ株式会社
Pioneer Communications Corporation
本社建物外壁にある大型看板
種類 株式会社
略称 PCC
本社所在地 359-1167
埼玉県所沢市林2丁目70-1
設立 1962年3月23日
業種 電気機器
事業内容 電子装置・機械・器具およびその付属品・部品・材料等の製造販売
事務用機械・器具およびその付属品・部品・材料等の製造販売
代表者 代表取締役社長 清水孝久
資本金 6億円
決算期 3月31日
主要株主 パイオニア株式会社 100%
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パイオニアコミュニケーションズ株式会社: Pioneer Communications Corporation)は、かつて存在したパイオニア株式会社の完全子会社で、電話機を生産していた企業。上級機種に限られるが、近年では数少ないコードレス電話を日本国内で製造していた。近年は電話機の他に、表示画質とスピーカー音質に力を入れたデジタルフォトフレーム製品を展開していた。

コードレス電話市場で2002年から7年連続で販売台数トップシェアを獲得していた[1]

2013年10月1日に、パイオニアホームエレクトロニクス株式会社(後のオンキヨー&パイオニア株式会社、現・オンキヨーホームエンターテイメント株式会社)に吸収合併された[2]

沿革[編集]

  • 1962年(昭和37年) - 前身のシマー電子工業株式会社東京都調布市で設立される[3]
  • 1964年(昭和39年) - パイオニア株式会社がアンサホン1号機を発売。
  • 1968年(昭和43年) - パイオニアがシマー電子工業に資本参加。ヘッドホンの企画開発・販売、留守番電話の製造等を行う。
  • 1977年(昭和52年) - パイオニアの完全子会社となり、パイオニアアンサホン株式会社に社名変更。
  • 1981年(昭和56年) - 本社を埼玉県所沢市に移転。
  • 1985年(昭和60年) - 電電公社民営化により民間に開放された電話機市場に参入。
  • 1987年(昭和62年) - 多機能留守番電話を発売。
  • 1989年(平成元年) - コードレス電話機を発売。
  • 1990年(平成2年) - パイオニアコミュニケーションズ株式会社に社名変更。
  • 2005年(平成17年)2月 - デジタルコードレス電話機を発売。
  • 2013年(平成25年)10月1日 - パイオニアホームエレクトロニクス株式会社(現・オンキヨーホームエンターテイメント株式会社)に吸収合併される。

製品[編集]

  • 2.4GHz帯デジタルコードレス電話機
  • 1.9GHz帯DECT方式準拠デジタルコードレス電話機
  • アナログコードレス電話機
  • ベーシックテレホン
  • 業務用コードレス電話機
  • ドアホンセット(アイホンのOEM)
  • デジタルフォトフレーム「HAPPY FRAME」

脚注[編集]

  1. ^ GFKマーケティングジャパン調べ
  2. ^ グループ組織再編(当社および子会社間の吸収分割および吸収合併)についてのお知らせ - パイオニア・ニュースリリース
  3. ^ 岸本哲「パイオニアコミュニケーションズ(株)の紹介 (PDF) 」 PIONEER R&D Vol.15 No.1