ナガレタゴガエル

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ナガレタゴガエル
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
亜目 : カエル亜目 Neobatrachia
: アカガエル科 Ranidae
亜科 : アカガエル亜科 Ranidae
: アカガエル属 Rana
: ナガレタゴガエル
R. sakuraii
学名
Rana sakuraii
T. Matsui & M. Matsui, 1990

ナガレタゴガエル(流田子蛙、学名:Rana sakuraii)はアカガエル属カエルの一種。種小名のsakuraiiは、発見者である桜井淳史にちなみつけられた。

分布[編集]

日本固有種で、中国地方から関東地方にかけての標高1000mほどまでの山間部の渓流地帯に生息している。

形態[編集]

は体長 38 - 45mm、は 43 - 60mm ほど。雌雄同色で背面は黄土色から赤褐色、灰褐色など。喉から胸部にかけ、黒色の斑が入る。鼓膜の周囲は濃褐色で、鼓膜は目立たない。

本種はタゴガエルRana tagoi)に非常に近縁であるが、生殖の時期や場所、雄の鳴き声などが異なる。また、タゴガエルと比べ、後足の水かきがよく発達している。

繁殖期にはオスの腹面は赤みを帯びる。また、雌雄ともに皮膚が伸びて、ひだ状になる。

生態[編集]

他の日本に生息する多くのカエル類とは違い、渓流やその付近に生息している。

繁殖期は2月から4月の間で、本州に生息するカエル類の中では最も早い。渓流の水中で繁殖が行われる。卵は水中の石の下などに産まれ、産卵数は50 - 170個程度である。

繁殖期が過ぎると成体は陸上にあがり、昆虫などを捕食しながら生活する。秋になると、渓流に戻ってきて、水中で越冬を行う。

参考文献[編集]