ディモナ・レーダー施設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディモナ・レーダー施設

ディモナ・レーダー施設(ディモナ・レーダーしせつ、英語: Dimona Radar Facilityヘブライ語: מתקן המכ"ם בדימונה‎)は、イスラエルディモナ付近のネゲヴ砂漠に存在するアメリカ軍レーダー施設。高さ400 mレーダー・タワー英語版はイスラエル一高い建造物であるとともに、世界一高いレーダーである[1]。同国内に初めて設置された外国軍施設である[2]

概要[編集]

2008年運用開始[2]。2基のAN/TPY-2 Xバンド・レーダーはイスラエルの空中で動くあらゆる物体を監視可能であり[2]2012年5月30日のタイム誌の記事によると、2,900 マイル(約4,667 km)離れた地点で空に放り投げられたソフトボールを探知できるという[3]。レーダーはイラン弾道ミサイル発射を探知・追尾し、イスラエルの防衛システムに情報を伝達する[4]が、イスラエル側関係者によれば、収集された情報は同国に対しては必要時のみに提供されるという[2][4]

タワーは北緯30度58分07秒 東経35度05分50秒 / 北緯30.9685905度 東経35.097121度 / 30.9685905; 35.097121 (Dimona Radar Tower)及び北緯30度58分32秒 東経35度05分55秒 / 北緯30.9756831度 東経35.0986823度 / 30.9756831; 35.0986823 (Dimona Radar Tower)の地点に位置する。

脚注[編集]