テントセタカガメ

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テントセタカガメ
ベニマワリセタカガメ
ベニマワリセタカガメ
Pangshura tentoria circumdata
保全状況評価
LOWER RISK - Least Concern
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : リクガメ上科 Testudinoidea
: イシガメ科 Geoemydidae
: コガタセタカガメ属 Pangshura
: テントセタカガメ P. tentoria
学名
Pangshura tentoria
(Gray, 1834)
シノニム

Emys tentoria
Gray, 1834

和名
テントセタカガメ
英名
Indian tent turtle

テントセタカガメPangshura tentoria)は、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目イシガメ科コガタセタカガメ属に分類されるカメ。

分布[編集]

  • P. t. circumdata ベニマワリセタカガメ

インドガンジス川上・中流域)

  • P. t. flaviventer キバラセタカガメ

インド北東部、バングラデシュ

  • P. t. tentoria ホオアカセタカガメ

インド(クリシュナ川ゴーダヴァリー川マハナディ川流域)

形態[編集]

最大甲長26.5cmとコガタセタカガメ属最大種。オスよりもメスの方が大型になる。第2椎甲板より第3椎甲板の方が長い。椎甲板には棘状の突起(キール)があり、特に第3椎甲板のキールは顕著。縁甲板は12対で、外縁は滑らか。腹甲は大型で、左右の肛甲板の間に浅い切れこみが入る。腹甲の色彩は黄色で、各甲板には1対の暗色の斑紋が入るか暗色の斑紋が無い。

四肢は長く、指には水掻きが発達する。

  • P. t. circumdata ベニマワリセタカガメ

最大亜種。和名の通り肋甲板と縁甲板の継ぎ目(シーム)が赤やピンク色になり、上から見ると背甲より一回り小さい赤やピンク色の円に見える。側頭部に赤や橙色の小さい斑紋がある。頚部には明瞭な筋模様が入る。

  • P. t. flaviventer キバラセタカガメ

背甲は灰褐色。和名の通り、通常は腹甲の暗色の斑紋が成長に伴い消失する。

  • P. t. tentoria ホオアカセタカガメ

背甲は暗褐色。嘴や下顎は黄色。和名の通り側頭部に赤や橙色の斑紋がある。頚部の筋模様はないか不明瞭。

亜種[編集]

  • Pangshura tentoria circumdata (Schweigger, 1969) ベニマワリセタカガメ
  • Pangshura tentoria flaviventer Günther, 1864 キバラセタカガメ
  • Pangshura tentoria tentoria (Gray, 1834) ホオアカセタカガメ

生態[編集]

河川やその周辺のに生息する。止水よりも流水を好む傾向がある。水棲傾向が強いが、川辺や倒木、岩に登り日光浴することも好む。

食性は植物食傾向の強い雑食で、植物の果物水草昆虫類甲殻類貝類魚類等を食べる。幼体は雑食だが、成長に伴い植物食傾向が強くなる(特にメス)。

繁殖形態は卵生。水場からやや離れた地面に、深い穴を掘って卵を産む。基亜種は10-12月と1月の年に2回、1回に3-6個の卵を産む。亜種ベニマワリセタカガメは10-翌3月に1回に3-12個の卵を産む。亜種キバラセタカガメは6-10個の卵を産む。

人間との関係[編集]

生息地では食用とされる。開発による生息地の破壊や、食用の採集などにより生息数は減少しているとされる。属内では個体数は比較的多いとされる。

ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。ワシントン条約付属書II類に掲載されているため流通量は少ない。主に亜種ベニマワリセタカガメの野生個体が流通し、他の2亜種の流通は稀。近年では繁殖個体が流通することもある。元々甲板や皮膚が弱く、水質悪化によって容易に皮膚病や甲の腫瘍にかかりやすい上に輸送状態が悪かったため、すぐに命を落としてしまう個体が多かった。現在は輸送状態は改善されつつあるが、こなれた水や日光浴等によって皮膚を乾燥できる環境を作る必要がある。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑』、ピーシーズ、2002年、202頁。
  • 安川雄一郎 「セタカガメ類の分類と生活史」『クリーパー』第27号、クリーパー社、2005年、7-9、34-37頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ2 ユーラシア・オセアニア・アフリカのミズガメ』、誠文堂新光社、2005年、19頁。
  • 安川雄一郎 「ビギナーにおすすめのカメ12種〜初心者向けとして飼育者に薦めるカメ類〜」『エクストラ・クリーパー』No.1、誠文堂新光社、2006年、140-141頁。

外部リンク[編集]