チャトゥチャック駅

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チャトゥチャック駅
高架ホーム
จตุจักร
Chatuchak
地図
所在地 タイ王国の旗バンコク都チャトゥチャック区
北緯13度49分35秒 東経100度32分58秒 / 北緯13.82639度 東経100.54944度 / 13.82639; 100.54944
駅番号 RN02
所属事業者 タイ国有鉄道
所属路線 ダークレッドライン
北本線東北本線含む)
キロ程 10.3 km(クルンテープ起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業年月日 2021年11月29日(正式開業)
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ニコムロットファイ11 km停車場
นิคมรถไฟ กม.11
Nikhom Rotphai
11 km(Khomo Sip-et)
(旧)バーンスー (3.54 km)
(1.99 km) (旧)バーンケン
所在地 タイ王国の旗バンコク都チャトゥチャック区
駅番号 1009
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 停車場
所属路線 北本線東北本線
キロ程 11.01 km(クルンテープ起点)
電報略号 รถ.
駅構造 地上駅
開業年月日 不明
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チャトゥチャック駅(チャトゥチャックえき、タイ語:สถานีจตุจักร)はタイバンコク都チャトゥチャック区にある、タイ国有鉄道(SRT)ダークレッドライン。駅番号はRN02。当項では近隣に既設である北本線ニコムロットファイ11 km停車場(นิคมรถไฟ กม.11)についても併記する。

概要[編集]

2021年のダークレッドライン開業と同時に供用開始した新駅である。レッドライン計画の原型であるホープウェル計画の段階では計画されていなかった[1]

在来線である北本線ニコムロットファイ11 km停車場の近傍に位置する。この停車場は、ダークレッドライン開業後も引き続き供用されている(2022年7月現在)。

沿線道路を経由して両駅間の移動が可能であるが、接続は考慮されていない[注釈 1]

歴史[編集]

タイ最初の官営鉄道であるクルンテープ駅-アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業したが[2]、当初は中間駅が存在しなかった。停車場が開設された時期は不明である。

駅構造[編集]

高架駅[編集]

相対式ホーム2面2線を有する高架駅である[5]北本線及び東北本線の線路がホーム間にあるが、全列車が当駅を通過するためホームは設けられていない[5]

旧停車場[編集]

地上本線の停車場には駅の存在を思わせる設備はほとんど存在せず、線路わきに並べられただけの踏板がホームの役割を果たす。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 ダークレッドライン ランシット方面
通過線2線 北本線、東北本線の中長距離列車
2 ダークレッドライン クルンテープ・アピワット中央方面

配線[編集]

前述の通り、高架部は本線が中央寄りの方向別複々線となっている[6][注釈 2]

旧停車場がある地上本線の東側には、地上の車両基地を出庫した列車が高架線に入線(あるいはその逆)するために設けられた側線が並行する。クルンテープ・アピワット中央駅、またはワット・サミアンナーリー駅への入線が可能であるが、いずれにしても地上本線を経由する形となる。

将来はこれらに加え、エアポート・レール・リンク延伸区間の高架複々線が当駅東側に建設される見込みであるが、駅設備の設置予定はない。

駅周辺[編集]

当駅の南側には、ダークレッドラインの車両基地が設置されている[注釈 3]

地上の平行在来線(北本線、東北本線)を連絡通路で越えた東側には大通り(カムペーンペット2通り)があり、路線バスが運行される。 駅の北側にはラッチャダーピセーク通り、南側にはシラット高速道路タイ語版が東西に走り、どちらも在来線と高架線の間を抜けるように交差している。

隣の駅[編集]

タイ国有鉄道
ダークレッドライン
クルンテープ・アピワット中央駅 (RN01) - チャトゥチャック駅 (RN02) - ワット・サミアンナーリー駅 (RN03)

注釈[編集]

  1. ^ もともと、ダークレッドラインの完成後はすべての本線列車が高架線を経由する計画であり、2022年現在も地上線を経由しているのは移行措置にすぎない。
  2. ^ 当駅およびクルンテープ・アピワット中央駅構内に渡り線はない。2021年開業区間においては、両者間が接続され転線可能な地点は当駅の北側にある連絡線接続部の他、ラックシー駅バーンケン駅に限られる[6]。このことからクルンテープ・アピワット中央駅発の本線列車は当駅ホームに停車できない。またフワランポーン駅発の本線列車は連絡線接続部にて高架線に転線するため、こちらも当駅ホームに停車できない。
  3. ^ 高低差の都合により、当駅からは直接入線できない。
  4. ^ バーンスー中央駅とのほぼ中間に位置しているが、前述の車両基地などに隔てられ、徒歩移動は現実的でない。

脚注[編集]

  1. ^ รายงานการเปลี่ยนแปลงรายละเอียดโครงการในรายงานการวิเคราะห์ผลกระทบสิ่งแวดล้อม(EIA計画変更申請書)2章8節 図2.3-1 , 2016年
  2. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.25
  3. ^ 岸本まりみ (2021年8月2日). “バンコク都市鉄道「レッドライン」開通 日本が建設支援”. 2021年8月5日閲覧。
  4. ^ Full services begin along SRT Red Line” (英語). バンコックポスト (2021年11月30日). 2021年12月1日閲覧。
  5. ^ a b รายงานการเปลี่ยนแปลงรายละเอียดโครงการในรายงานการวิเคราะห์ผลกระทบสิ่งแวดล้อม(EIA計画変更申請書)2章58節 図2.3-51 , 2016年
  6. ^ a b รายงานการเปลี่ยนแปลงรายละเอียดโครงการในรายงานการวิเคราะห์ผลกระทบสิ่งแวดล้อม(EIA計画変更申請書)2章100節 図2.4-18 , 2016年

関連項目[編集]