ジョアン・ギマランエス・ローザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

文学
File:Lit.jpg
ポータル
各国の文学
記事総覧
出版社文芸雑誌
文学賞
作家
詩人小説家
その他作家
お知らせ
このテンプレート解説ページができました。使用されるべき記事が決まりましたので一度ご確認ください。

ジョアン・ギマランエス・ローザJoão Guimarães Rosa, 1908年6月27日 - 1967年11月19日)は20世紀の最も重要な作家の1人と評価されるブラジルの作家、外交官。

彼の最もよく知られた作品は『大いなる奥地:小径』(Grande Sertão: Veredas 1956)であり、ブラジル人にとってはユリシーズにも比すると考える者もいる。[1][2][3]

[編集] 生涯

ジョアン・ギマランエス・ローザは1908年ミナスジェライス州のコルジスブルゴで、六人兄弟の最初の子供として生まれた。

彼は多くの分野を独学し、七歳になる前からフランス語を始めるなど、子供の頃からも多くの言語を勉強していた。このことは彼が後年、甥とかわした以下のインタビューからも伺える。[4][5]

私はポルトガル語ドイツ語フランス語英語スペイン語イタリア語エスペラント、そして幾つかのロシア語を話し、スウェーデン語オランダ語ラテン語ギリシャ語を(辞書片手にではあったが)読んだ。私はドイツ語の幾つかの方言も理解し、ハンガリー語アラビア語サンスクリット語リトアニア語ポーランド語トゥピ語ヘブライ語日本語チェコ語フィンランド語デンマーク語の文法を勉強していた。他の言語にもちょっと手を出していたが、全く基本的なレベルだった。また私は、他の言語の精神と構造を学ぶことは、母語(つまりブラジル語)のより一層の理解に非常に役立つと考えた。しかし結局、私は喜びや欲望、気晴らしのために学んだのだった。

子供の時に彼は祖父の家の有るベロオリゾンテに引っ越し、そこで小学校を卒業した。彼は中等教育をサン・ジョアン・デル・レイにあるサント・アントニオ大学で始めたが、しかし間もなくしてベロオリゾンテに戻り、そこで卒業した。1925年にわずか16歳にして、当時オウロ・プレット薬科学校であったミナス・ジェライス連邦大学に出願した。

1930年6月27日、彼は齢16歳の少女、リヒア・カブラル・ペナ(Lígia Cabral Penna)と結婚するが、すでに彼女との間にビルマ(Vilma)、アグネス(Agnes)という二人の娘をもうけていた。同年彼は卒業し、当時ミナスジェライス州のイターナ市であったイタヮラにおいて医療活動を始め、そこで約二年間暮らすことになる。この町において初めて、彼はセルタオンsertão ブラジルの旱魃地帯)の一部に触れた。このことは、彼の作品の多くについて参考となり、それらの着想の役に立ったのかもしれない。

イタヮラに戻るとギマランエス・ローザは、1932年の護憲革命下において州公安軍 (Força Pública) でボランティアの医師として働き、ミナスジェライス州のパサ・クアトロ市にあったいわゆるTunel sectorに向かい、そこで彼は未来の大統領であるジュセリノ・クビシェッキと出会う。このとき彼は献血病院の主任であった。後に彼は試験に合格し公務員となり、1933年にはバルバセナに行き第九機甲大隊(Oficial Médico do 9º Batalhão de Infantaria)の軍医の地位に就く。彼の人生の大半は、ヨーロッパやラテン・アメリカへのブラジル大使として費やされる。

1963年、彼は二回目の立候補において、満場一致の評決でブラジル文学アカデミーAcademia Brasileira de Letras)への入会が認められた。四年間の延期の末、彼は1967年リオ・デ・ジャネイロで心臓発作による不可解な死を遂げるたった三日前に、自分の巡り合わせを予想していた。彼の死は、彼の傑作『大いなる奥地:小径』によって予め告げられている。作中において詩人であるリオバードはセルタオン(文学のメタファー)からヘルモゲネスを削除するためルシファーと契約を交わし、その代償は他の全てのファウスト的契約と同じく、魂である。

ギマランエス・ローザは彼の外交官として、また文学者としての経歴の絶頂期においてその生涯を終えた。わずか59歳であり、彼の死と彼の作品の謎は、決して解かれることはないであろう。

[編集] 主な作品

[編集] 脚注

  1. ^ http://www.cronopios.com.br/site/artigos.asp?id=1391
  2. ^ http://www.rubedo.psc.br/artigosc/viverper.htm
  3. ^ http://www.idelberavelar.com/archives/2006/06/ulisses_de_james_joyce_celebrao_do_bloomsday.php
  4. ^ http://www.kke.org.br/pt/dossie/guimaraes_rosa_e_o_esperanto.php
  5. ^ http://www.germinaliteratura.com.br/pcruzadas_guimaraesrosa_ago2006.htm