鼓直

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鼓 直(つづみ ただし、1930年1月26日 - )は、ラテンアメリカ文学の研究者、翻訳家。法政大学名誉教授。

岡山県生まれ。少年時代を朝鮮半島馬山で過ごす。東京外事専門学校イスパニヤ語学科(現在の東京外国語大学スペイン語科)で会田由に師事。1951年に卒業した後、大阪のメーカーに会社員として7年間勤務。龍谷大学講師、神戸市外国語大学助教授、神奈川大学助教授を経て、1974年法政大学教授。2000年、退職。スペイン語専攻だが、ミゲル・アンヘル・アストゥリアスの長篇小説『緑の法王』の翻訳を皮切りに早くからラテンアメリカの新しい文学の翻訳に携わり、1970年代のラテンアメリカ小説ブームを支えた一人である。ガブリエル・ガルシア=マルケス百年の孤独』、ホルヘ・ルイス・ボルヘス伝奇集』など、重要な作品は鼓が訳しており、第一人者である。

[編集] 著書

  • ラテンアメリカの小説の世界 想像力の目眩 北宋社 2000

[編集] 翻訳

  • 緑の法王 ミゲル・アンヘル・アストゥリアス 新日本出版社 1967-68(世界革命文学選)
  • 大統領閣下 アストゥリアス 木村栄一共訳 ノーベル賞文学全集 主婦の友社、1971
  • 百年の孤独 ガブリエル・ガルシア=マルケス 新潮社 1972
  • ニューヨークの詩人 フェデリコ・ガルシア・ロルカ 牧神社 1974
  • ラテンアメリカ文学史 ジャック・ジョゼ 高見英一共訳 白水社(文庫クセジュ) 1975
  • 創造者 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 世界幻想文学大系 国書刊行会 1975
  • 夜のみだらな鳥 ホセ・ドノソ 世界の文学 集英社 1976
  • 時との戦い アレッホ・カルペンティエール 国書刊行会 1977 (ラテンアメリカ文学叢書)
  • ブエノスアイレスの熱狂 ボルヘス 木村栄一共訳 大和書房 1977
  • ボルヘスとの対話 G.シャルボニエ 野谷文昭共訳 国書刊行会 1978
  • 伝奇集 ボルヘス キリスト教世界の文学, 主婦の友社、1978 のち岩波文庫
  • バロック協奏曲 カルペンティエール サンリオSF文庫 1979
  • はかない人生 フアン・カルロス・オネッティ 世界文学全集 集英社 1981 のち文庫
  • ブエノスアイレス事件 マヌエル・プイグ 白水社 1982
  • 族長の秋 ガルシア=マルケス 集英社 1983 (ラテンアメリカの文学) のち文庫
  • エレンディラ ガルシア=マルケス 木村栄一共訳 サンリオ文庫 1983 のちちくま文庫
  • ブロディーの報告書 ボルヘス 白水Uブックス 1984
  • 時との戦い カルペンティエール 集英社 1984 (ラテンアメリカの文学)
  • クロード・レヴィ=ストロース あるいはアイソーポスの新たな饗宴 オクタビオ・パス 木村栄一共訳 法政大学出版局 1988
  • めくるめく世界 レイナルド・アレナス 杉山晃共訳 国書刊行会 1989
  • 永遠の薔薇・鉄の貨幣 ボルヘス 国書刊行会 1989
  • パラケルススの薔薇 ボルヘス 国書刊行会 1990
  • 海に投げこまれた瓶 フリオ・コルタサル 立花英裕共訳 白水社 1990
  • ラテンアメリカ怪談集 河出文庫 1990
  • ジャーナリズム作品集 ガルシア=マルケス 柳沼孝一郎共訳 現代企画室 1991
  • 誰がパロミノ・モレーロを殺したか マリオ・バルガス=リョサ 現代企画室 1992
  • 脱獄計画 アドルフォ・ビオイ=カサレス 三好孝共訳 現代企画室 1993
  • 魔法の書 エンリケ・アンデルソン=インベル 西川喬共訳 国書刊行会 1994
  • 奇蹟の都市 エドゥアルド・メンドサ 国書刊行会 1996
  • ボルヘス詩集 思潮社 1998 (海外詩文庫)
  • ボルヘス、文学を語る 詩的なるものをめぐって 岩波書店 2002
  • 現代メキシコ詩集 アウレリオ・アシアイン 細野豊共編訳 土曜美術社出版販売 2004

[編集] 編纂

  • プログレッシブスペイン語辞典 小学館, 1994