サンマリノ神社

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サンマリノ神社
Santuario di San Marino

地図
所在地 サンマリノの旗 サンマリノ セラヴァッレ
位置 北緯43度57分29.2秒 東経12度28分55.5秒 / 北緯43.958111度 東経12.482083度 / 43.958111; 12.482083座標: 北緯43度57分29.2秒 東経12度28分55.5秒 / 北緯43.958111度 東経12.482083度 / 43.958111; 12.482083
主祭神 天照皇大神
創建 2014年
本殿の様式 神明造
地図
サンマリノ神社の位置(サンマリノ内)
サンマリノ神社
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サンマリノ神社(サンマリノじんじゃ、イタリア語: Santuario di San Marino)は、サンマリノ共和国セラヴァッレにある神社である[1]ヨーロッパ初の神社本庁が承認した神社である[註 1]

歴史[編集]

マンリオ・カデロが神社本庁に相談しながら神社造営を計画(日本会議機関誌『日本の息吹』2013年5月号)。「日本サンマリノ友好記念チャリティ金貨」の販売で資金を賄った。

2014年6月21日に創建した。鎮座式には、神社本庁総長や安倍晋三首相の母・安倍洋子を含む150人が参列した[1][2]

この神社は、2011年の東日本大震災の犠牲者を追悼するために、日本サンマリノ友好協会(JSFS)の発案で創建されたものである[1]

本殿[編集]

本殿の様式は伊勢神宮と同じ神明造である[3]。本殿の一部は、伊勢神宮の木を使って作られた。 本殿は日本で建造され、解体されてサンマリノに海上輸送され、サンマリノでは典型的な砂岩でできた土台の上に、日本の建築家によって再構築された。

祭神[編集]

主祭神は天照皇大神である。

神職[編集]

サンマリノ神社で神道の儀式を執り行う宮司フランチェスコ・ブリガンテ(2016年)

サンマリノ神社の宮司は、2013年に神社本庁から神職の資格を受け、宮司に任命されたフランチェスコ・ブリガンテ (Francesco Brigante) である。地元のサンマリノ人であるホテルのオーナーで、山形県の湯殿山神社で修行した[4][5][註 2]

現在は同じく山形県鶴岡市にある出羽三山神社(羽黒山)の神職養成所でサンマリノ神社に奉職するために神職資格を取得した神宮司 善基氏が宮司をしている。

脚注[編集]

編註[編集]

  1. ^ 神社本庁が承認していない神社としては、1981年オランダ合気道道場に神棚が設けられ、古神道の一派である山蔭神道日蘭親善協会斎宮としてオランダ人の宮司が奉祀している(神社本庁においては、当時は日本人以外の神職が認められていなかったため、山蔭神道で修業したとされる)。また、2006年にはフランス真言宗寺院である光明院の境内に、三重県水屋神社の分祠としてフランス和光神社が創建されている。詳細は神社#日本列島以外の地域にある神社を参照。
  2. ^ リンク先では「神階の免状を取得した」とあるが、神階位階のことなので誤り。神職の階位のことであると思われる。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]