SABBRABELLS

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SABBRABELLS
出身地 日本の旗 日本 東京都
ジャンル ヘヴィメタル
活動期間 1980年 - 1987年
レーベル キングレコード
メンバー 当該項目を参照
Black Sabbath
Judas Priest
Thin Lizzy

SABBRABELLS(サブラベルズ)は1980年代初期に結成された日本ヘヴィメタルバンド。1987年に解散(分裂)。

結成当時よりブラックサバスの影響を強く受けていたが、悪魔を連想させる衣装と歌詞、曲は力強くドラマチックなヘヴィメタルという路線で、インディーズの一時代を築いた。

ライブパフォーマンスでは、黒を基調とした衣装、骸骨蝋燭十字架、オープニングに魔術師を登場させるなど、オカルティックなイメージは後発バンドにも多大な影響を与えた。

1986年に「目黒鹿鳴館の帝王」「インディーズ最後の大物」「ライブの帝王」など多くの評価をひっさげキングレコードよりメジャーデビューを果たすが、三枚のアルバムをリリースした時点でバンドは分裂(解散)した。

メンバー[編集]

Reading期(1980-82)[編集]

  • 高橋喜一(Vo)
  • 佐野博之(g)
  • 上野  (g)
  • 宮尾敬一(b)
  • 小城一男(Dr)

第1期(1982-83)[編集]

  • 高橋喜一(Vo)
  • 松川純一郎(g)
  • 佐野博之(g)
  • 宮尾敬一(b)
  • 関口文一 (Dr)

第2期(1983)[編集]

  • 佐野博之→ 常田(g)

第3期(1984-87)メジャーデビュー[編集]

  • 常田 → 佐野博之(g)
  • 関口文一 → 石橋茂雄(Dr)

第4期 (1987-) メジャーを離脱後、分裂[編集]

高橋喜一率いるSABBRABELLS[編集]

  • 高橋喜一(Vo)
  • 松川純一郎 → 土橋(g)
  • 佐野博之 → 日比野(g)
  • 宮尾敬一 → 佐藤(b)
  • 石橋茂雄 → 阿部(Dr)

他のメンバーによるSABBRABELLS[編集]

  • DIOケン(Vo)
  • 松川純一郎(g)
  • 佐野博之(g)
  • 宮尾敬一(b)
  • 関口文一 (Dr)

第5期(高橋喜一率いるSABBRABELLS)[編集]

  • 高橋喜一(Vo、b)
  • 土橋(g)
  • 阿部→堅山(Dr)

略歴[編集]

  • 1982年 1980年に結成されたメタルバンドReadingを前身とし、82年にSABBRABELLSへと改名。
  • 1983年 インディーズにて「SABBRABELLS」発表
  • 1984年 ANTHEM、SNIPERらと共にオムニバス「HEAVY METAL FORCE」に参加。ドラムが関口から石橋へ交代。
  • 1985年 「DOG FIGHT」(自主制作盤)発表
  • 1986年 メジャーデビュー。「SAILING ON THE REVENGE」発表、ライヴアルバム「LIVE!!」も後に発表。
  • 1987年 「DOG FIGHT」「ONE NIGHT MAGIC」発表。以後分裂の後、解散。
  • 2015年7月25日 ANTHEM主催『HEADSTRONG FES.』にて期間限定の再結成。高橋はスケジュールの都合で参加出来ず、代わりにDIO-KENがボーカルを務めた。
  • * 2018年7月8日・14日・16日 ANTHEM主催イベント『HEADSTRONG FES.18』へ高橋喜一を含むオリジナルSABBRABELLSとして出演[1]。高橋が再びSABBRABELLSとしてステージに立つことにしたのは、ANTHEMのベーシストである柴田直人から、実に約3年に渡る出演依頼と説得があったためである[2]

メジャー離脱後~現在[編集]

  • ボーカルの高橋喜一は、後にハードコアバンドG.I.S.M.にベーシスト(「+R」ではギター)として参加。ポップス系バンドGingaではギタリストとして活躍。へヴィメタルバンドSxxRxxSではベーシストとして参加の傍ら、メロディックメタルバンドSaiuNではギタリストとして活躍。
  • ギターの松川純一郎はエモーション、J.D.K.BAND等に参加後、山岸潤史に師事し、ブルースギタリストに転向し、現在も活動中。また、宮尾敬一・関口文一ら元メンバーと瀬戸政彦 (ex.Volcano, Savage Greed) を含めた4人で 秘密結社ブラック一味 として、サブラベルズの曲をライブで再演している。
  • ドラムの石橋は2010年5月12日、肝臓ガンの為、他界。

ディスコグラフィー[編集]

インディーズ[編集]

  • SABBRABELLS(1983年9月)[3]
エクスプロージョン・レーベルより1000枚限定リリース。
20年以上に渡って廃盤状態であったが、2009年3月にデモ・トラック(未発表)2曲と「HEAVY METAL FORCE」の1曲を追加収録したデジタル・リマスター盤(初CD化)を再発。
  • DOG FIGHT(1985年9月21日)
「Metal Saber」「Water Night」「Stop The Motion」「Dog Fight」の4曲を収録したミニ・アルバム。

シングル[編集]

  • DOG FIGHT(1987年3月21日)
上記のミニ・アルバムとは異なり、こちらはアルバム「ONE NIGHT MAGIC」より先行リリースされたシングル。
1曲目の「Dog Fight」はアルバム未収録である。

アルバム[編集]

  • SAILING ON THE REVENGE(1986年6月5日・再発:2000年、2007年)
  • LIVE!!(1986年12月5日・再発:2000年、2007年)
1986年9月27日に行われた埼玉会館でのLive.
  • ONE NIGHT MAGIC(1987年4月5日・再発:2000年、2007年)
オリジナル盤にはシークレットトラックとして「ルルドの泉」が収録されている。なお、再発盤には収録されていない。

オムニバス[編集]

  • HEAVY METAL FORCE(1984年)
  • ALL NIGHT METAL PARTY '84 to '85(1985年)
  • THE VERY BEST OF NEXUS(1998年)
  • NEXUS REMASTER COLLECTION Ⅱ レア・トラック・サンプラー(2000年)
  • METAL VIBES -2nd Attack!!-(2002年)

ボックスセット[編集]

  • SABBRABELLS COMPLETE BOX(2018年11月7日)

※1st『SABBRABELLS』~『ONE NIGHT MAGIC』までのオリジナルアルバム全作品、シングル「Dog Fight」、2枚のライブアルバム(『LIVE!!』、『REQUEST LIVE』)に加え、当時VHSとして発売されていた『ALL NIGHT METAL PARTY ’84 TO ’85』と『LIVE!!』を収めたDVD、未発表ライブ音源集(CD2枚)、未発表ライブ映像集、別冊ブックレットがセットになった計CD9枚+DVD2枚のボックスセット。メンバー監修最新リマスタリング音源、Blu-Spec CD、紙ジャケット仕様[4]

ライブ・テープ[編集]

  • ALL NIGHT METAL PARTY '84 to '85(1985年)
4Tracks

VHS[編集]

  • ALL NIGHT METAL PARTY '84 to '85(1985年)
  • LIVE!!(1986年)
  • ROCK FILE ON VIDEO 1989 vol.2(1989年)

DVD & Blu-ray[編集]

出典[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「HEADSTRONG FES.18」の主催者であるANTHEMと再結成オリジナルSABBRABELLSの演奏を収録。限定版にはANTHEMとSABBRABELLS全メンバーによる直筆サインカード、同公演の音声を収録した二枚組ライブアルバム、フォトブックレットを封入。

出典[編集]

外部リンク[編集]