コンチェルティーノ
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コンチェルティーノ(イタリア語:concertino)は、コンチェルタート様式に関する歴史的な概念と、楽種に関する近代的な概念の二つに分かれる。
[編集] バロック音楽におけるコンチェルティーノ
コンチェルティーノとは、合奏協奏曲において、アンサンブルから、より小さなまとまりに別れた楽器群を指す。反対語がリピエーノであり、これはコンチェルティーノと対比されている。
コンチェルティーノとは、二つの集団のうち小さな方を指してはいるが、その音楽の素材は一般的に、リピエーノよりも演奏技巧が要求される。さらにコンチェルティーノは、主題の素材をリピエーノと共有せずに、独自の楽想を呈示する。この大小のグループの対比や、双方の主題間の相違は、バロック音楽に非常に特徴的な原理である。
[編集] 古典派以降のコンチェルティーノ
ジャンルとしてのコンチェルティーノは、自由に構成された短い(もしくは小さな)協奏曲のことを指す。同義語に、ドイツ語のコンツェルトシュテュック(Konzertstück)がある。通常は、単独楽章からなる、独奏楽器とオーケストラのための楽曲であるが、複数の楽章が間断なく演奏される作品例もある。
[編集] 有名なコンチェルティーノ
- クラリネットと管弦楽のためのコンチェルティーノ(カール・マリア・フォン・ウェーバー)
- ホルンと管弦楽のためのコンチェルティーノ (ウェーバー)
- コンツェルトシュテュック ヘ短調 作品79 (ウェーバー)
- フルートと管弦楽のためのコンチェルティーノ ニ長調 (セシル・シャミナード)
フランツ・リストがシューベルトの《さすらい人幻想曲》をピアノと管弦楽のための作品に編曲した際、ウェーバーの《コンツェルトシュテュック》を意識したと言われており、またリストは逆に、ウェーバーのこの協奏作品を、ピアノ独奏曲に編曲している。
シャミナードは、《ピアノと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック》を遺している。


