コンダラ

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“コンダラ”こと、手動式整地ローラー

コンダラは、日本俗語の一つ。グラウンド整備などに使う「手動式の整地ローラー(手動式整地用圧延機、転圧ローラー、グラウンドローラー)」を指し、「コンダラ」が手動式整地ローラーの正式名称であるとする都市伝説が広まるに連れて、俗語として定着していった。 他に、「コンダーラ」「コンダラー」「コンダーラー」との異称もある。

概要[編集]

大抵は、鋼板で作った円筒にコンクリートを充填した本体に、鉄パイプ等の柄を付けた構造になっている。規格化された量産品ではなく、手作りで拵えたものであり、物によってサイズや重量はさまざまである。
グラウンドの日々の利用者自ら、たとえば生徒たちが校庭を整備するために、同じく整地用具のトンボ等と一緒に用いた。
ちなみに、押して使うのが正しい使用法である。牽引して使用するものというイメージが流布しているが、それだと使用者の足を轢いてしまう危険がある。(上の写真でも、柄に押した跡が見て取れる)
近年では生徒の手でグラウンドの整地を行うことも少なくなり、大重量ゆえに廃棄にも手間がかかるコンダラは、校庭の片隅に放置され錆びついた姿を見かけることが多い。

語源[編集]

“コンダラ”こと、手動式整地ローラーの使用方法の誤ったイメージ。前述の通り、轢かれないように押して使うべきである

語源は、1968年昭和43年)に放映が始まったテレビアニメ巨人の星』のオープニング主題歌「ゆけゆけ飛雄馬」(作詞:東京ムービー企画)の最初のフレーズ、「思い込んだら 試練の道を」の「込んだら」であり、そのフレーズを聴いた視聴者が「重いコンダーラ(重いコンダラ)」と勘違い(ぎなた読み)したことが由来とされる。

都市伝説では「オープニングの『思い込んだら』の箇所で飛雄馬が整地ローラーを引いていた」とされる場合があるが、実際に放映されたオープニングアニメーションでは整地ローラーは一切登場せず、一徹・飛雄馬親子がうさぎ跳びをしているだけである。テロップ上の歌詞漢字で書かれている(ただし、「こんだら」の部分は平仮名)。その一方で、第12話「鬼の応援団長 伴宙太」の劇中に整地ローラーが登場した際のバックグラウンドミュージックが「ゆけゆけ飛雄馬」であったため、これによって誤解が生じた可能性もある。また、「重いコンダーラ 試練の道を」では文章として全く意味が通じなくなってしまうが、実際、「コンダラって何だろう」と思った当時の子供(1960年代生まれ)が多く存在したのは事実である。

「コンダーラー」や「コンダラー」などと語尾を伸ばした場合、単語の語尾「-er」、「-or」のようにも聞こえるため、この呼び方が定着しやすかったことも考え得る。

また、コンダラにはの詰まったタイヤというバリエーションもあった。

脚注[編集]

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関連項目[編集]