カシオペヤ座ロー星

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カシオペヤ座ロー星
Location of Rho Cassiopeiae.png
カシオペヤ座の中のカシオペヤ座ロー星の位置
データ
元期 J2000      Equinox J2000
星座 カシオペヤ座
赤経 23h 54m 23.0s
赤緯 +57° 29′ 58″
視等級 (V) 4.1 to 6.2[1]
特徴
スペクトル分類 G2Ia0e
U-B 色指数 1.12
B-V 色指数 1.20
変光星 半規則変光星[1]
アストロメトリー
視線速度 (Rv) −43.1 km/s
固有運動 (μ) 赤経: −4.54 ミリ秒/
赤緯: −3.45 ミリ秒/
年周視差 (π) 0.28 ± 0.58 ミリ秒
距離 approx. 12000 光年
(approx. 4000 パーセク)
絶対等級 (MV) −7.48
詳細
質量 40 M
半径 450 R
光度 5.5 × 105 L
表面温度 (7,500 ± 200) K
金属量 110% Sun
自転周期 29 km/s
年齢 ?
他の名称
7 Cassiopeiae, HR 9045, BD+56°3111, HD 224014, SAO 35879, FK5 899, HIP 117863, GC 33160
参照データベース
SIMBAD data

カシオペヤ座ロー星(かしおぺやざろーせい、Rho Cassiopeiae、ρ Cas)は、カシオペヤ座の方角にある黄色極超巨星である。地球からは約11,650光年離れているが、太陽の55万倍も明るいため、北半球では肉眼で見ることができる。平均すると絶対等級は-7.5であり、既知の恒星の中で最も光度が大きいものの1つである。直径は、太陽の450倍で約6億3000万kmである。黄色極超巨星は、宇宙でも最も珍しい恒星のタイプの1つであり、銀河系全体でわずか7個しか知られていないが、カシオペヤ座にはこの恒星の他に、カシオペヤ座V509星もある[2]。カシオペヤ座ロー星は単独星であり、SRd型の半規則変光星に分類される[3]

観測[編集]

太陽の半径を1 R☉とすると、右から左に:ピストル星 (340 R☉)、カシオペヤ座ロー星 (450 R☉)、ベテルギウス (1000 R☉)、おおいぬ座VY星 (1420 R☉)

この恒星は1603年にヨハン・バイエルが著した星表ウラノメトリア』に収録されており、バイエル符号が与えられている。ジョン・フラムスティードが1712年に著した星表では、恒星は星座ごとに赤経の順に並べられ、この恒星には、カシオペヤ座7番星というフラムスティード符号が与えられている。

カシオペヤ座ロー星の光度は不安定であり、視等級は現在は4.5である。1946年には6等級まで暗くなり、温度は約4000Kまで下がった[4]。同様の爆発は1893年にも記録されており、カシオペヤ座ロー星はこのような爆発を約50年おきに繰り返していることが示唆される。この爆発は、2000年から2001年に再び起こり、地球質量の約1万倍[4]太陽質量の約3%に当たる物質を吹き飛ばし、これまで知られる最大のアウトバーストの1つとなった。2000年夏にはウィリアム・ハーシェル望遠鏡によって、数か月のうちに7000Kから4000Kまで温度が低下しているのが観測された。

これらの観測結果は、カシオペヤ座ロー星が核燃料のほとんどを消費し尽くしている証拠であり、既に超新星爆発しているがその光はまだ地球に届いていないか、近い未来に超新星爆発すると考えられている。近年の観測では爆発が同じ間隔で起こり続けていることから、この恒星は、これから1万年の間に太陽質量の20倍を失うと推定されている[5]

出典[編集]

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  1. ^ a b GCVS Query=Rho Cas”. General Catalogue of Variable Stars @ Sternberg Astronomical Institute, Moscow, Russia. 2010年11月24日閲覧。
  2. ^ http://jumk.de/astronomie/big-stars/v509-cassiopeiae.shtml
  3. ^ 『2008年 天文観測年表』 天文観測年表編集委員会、地人書館2007年11月20日、初版、175頁。ISBN 978-4-8052-0789-5
  4. ^ a b David A. Aguilar, Christine Lafon (2003年1月7日). “Press Release - Hypergiant Erupts”. Harvard-Smithsonian Centre for Astrophysics. 2009年4月10日閲覧。
  5. ^ Staff (2003年1月31日). “The William Herschel telescope finds the best candidate for a supernova explosion”. Particle Physics and Astronomy Research Council. http://www.ing.iac.es/PR/press/ing12003.html 2007年1月5日閲覧。 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]