オーベルジャンヴィル

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Aubergenville

行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) イル・ド・フランス地域圏
(département) イヴリーヌ県
(arrondissement) マント=ラ=ジョリー郡
小郡 (canton) 小郡庁所在地
INSEEコード 78029
郵便番号 78410
市長任期 フランソワ・ボニー[1]
2008年-2014年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté de communes Seine Mauldre
人口動態
人口 11 675人
2010年
人口密度 1 322人/km2
住民の呼称 Aubergenvillois
地理
座標 北緯48度57分33秒 東経1度51分21秒 / 北緯48.9591666667度 東経1.85583333333度 / 48.9591666667; 1.85583333333座標: 北緯48度57分33秒 東経1度51分21秒 / 北緯48.9591666667度 東経1.85583333333度 / 48.9591666667; 1.85583333333
標高 最低:47 m
最高:142 m
面積 8.83km2
Aubergenvilleの位置(フランス内)
Aubergenville
Aubergenville
公式サイト Aubergenville, site officiel
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オーベルジャンヴィル (Aubergenville)は、フランスイル=ド=フランス地域圏イヴリーヌ県コミューン

由来[編集]

942年、Aubergenvillaの名が記された[2]。1351年にはAubergeinvilla, Aubergenville, Obergenvilla[3]、そしてAdalbergaと記された[4]

地理[編集]

オーベルジャンヴィルはイヴリーヌ県北部にあり、セーヌ川左岸に位置する。マント=ラ=ジョリーの東12km、ヴェルサイユの30km北西にある。

まちの中心部は丘の中腹にあり、そこは旧市街の地区と共同開発区域、かつてのアコスタ城の敷地内に建てられた1970年代に遡るシテ、多くの集合住宅群からなる。都市化が大幅にセーヌ川、駅、ビジネスセンター、ショッピングセンター、水生生物センター、田園都市エリザベートヴィル(ベルギー王妃エリザベートにちなむ)、ヴェルサイユ平野北端にある高地へと拡張していった。

交通[編集]

より谷の低いところに県道113号線やA13や、パリ-ルーアン-ル・アーヴル間の鉄道路線の駅(オーベルジャンヴィル=エリザベート駅)、セーヌ川の水上交通といった交通網が集まる。

  • 鉄道 - トランジリアンJ線。将来RER E線が拡張された場合、オーベルジャンヴィル=エリザベート駅からRER E線を経由してラ・デファンスへ行けるようになり、トランジリアンが廃止される予定である。

歴史[編集]

アコスタ城

オーベルジャンヴィルのまちの起源は11世紀に遡る。その後、1065年からピエール・ドーベルジャンヴィルの本拠地となり、独立した領主領にあった[5]

かつてまちには3つの城があった。唯一残るモンガルド城はモールドル川を見下ろす場所にある。ガレンヌ城はセーヌの低い谷の中にあり、1952年にルノーの工場をつくるために壊された。18世紀に近郊の村にあったアコスタ城は、1965年になくなった。城とその敷地は公営集合住宅群に変わった。

1843年、パリ=サン=ラザール - ル・アーブル線の鉄道駅が建設された。現在のオーベルジャンヴィル-エリザベートヴィル駅である。

1921年、田園都市エリザベートヴィルがガレンヌの区域内であるセーヌ川沿いに建設された。この新しいまちの一部は隣接するエポヌへと拡張した。これらシテは、パリ市民の休暇用別荘で主として構成され、他の市民が移動することはできない。1920年代はまた「オーベルジャンヴィルの砂浜」がセーヌ川沿いにつくられ、美しいホテルやレストランが立ち並んだが、現在は取り壊されている。

1944年3月10日、イギリス空軍のランカスター爆撃機がオーベルジャンヴィルに墜落した。9人の飛行士が亡くなり、オーベルジャンヴィル墓地に埋葬されている。

1952年、ルノーの工場が移転し、都市の発展に決定的な弾みとなった。2008年、次世代のショッピングセンターであるファミリー・ヴィラージュ建設が始まった。続いて水生生物センターが2009年に開館した。

人口統計[編集]

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年
2729 7513 10242 10010 11776 11667 12126

参照元:1962年までEHESS[6]、1968年以降INSEE[7][8]

姉妹都市[編集]

脚注[編集]

  1. ^ les maires des Yvelines, préfecture des Yvelines
  2. ^ GUERARD (Benjamin). Cartulaires de France: Cartulaire de l'Église Notre-Dame de Paris, t. 4, (1850), p. 72.
  3. ^ LONGNON (Aug.), Pouillé de la Province de Sens (1904), p. 121, 156, 211
  4. ^ MULON (Marianne). Noms de lieux d'Ile-de-France. (1997), p. 83.
  5. ^ Monique Bardy, La Grande Histoire des Yvelines, Édijac, Pontoise, 1989, p. 16.
  6. ^ [1]
  7. ^ [2]
  8. ^ [3]