エールステ・ディヴィジ

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エールステ・ディヴィジ
分類 サッカー
開始年 1956年
参加チーム 18
オランダ
前回優勝チーム RKCヴァールヴァイク
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エールステ・ディヴィジEerste Divisie)は、オランダプロサッカーリーグのディヴィジョンのひとつで、最上位であるエールディヴィジの一つ下のディヴィジョンである。 Eersteとはオランダ語で1番(First)という意味であるが、実質2部である。

スポンサーであるベルギーのビール醸造会社のブランド名を冠してジュピラーリーグJupiler League)とも呼ぶ。 以前は職業別電話帳の会社がスポンサーで、ハウデン・ヒッズ・ディヴィジGouden Gids Divisie)と称していた。 なお、ベルギーのサッカーリーグにも同じスポンサーが付いており、こちらの呼び名もジュピラー・プロ・リーグである。

概要[編集]

エールステ・ディヴィジは18クラブで構成されており、2回総当りのホーム・アンド・アウェー方式で行われる。 優勝クラブは自動的に翌シーズンのエールディヴィジに昇格し、代わりにエールディヴィジの18位(最下位)クラブが自動的に降格してくる。その他のエールステ・ディヴィジ8クラブとエールディヴィジ16位・17位のクラブが入れ替え戦に進出して翌シーズンのエールディヴィジの枠を争う。(後述)

エールステ・ディヴィジからの降格・下部リーグであるフーフトクラッセからの昇格は原則として認められていなかった。これはエールディヴィジとエールステ・ディヴィジのみがプロリーグであり、これより下のリーグはアマチュアリーグであるためである。日本Jリーグもこれと同様のシステムとなっている[1]。しかし、2010年-2011年シーズンから、アマチュアクラブにもプロリーグ挑戦の門戸を開放することを目指し、トップクラッセを設立。初回のシーズンはエールステの最下位(19位[2])・オスがトップクラッセに降格した(2010年10月放映「FIFAフットボール・ムンディアール」より)。

2012-2013シーズンの2クラブの財政破綻を受け、KNVBは2013年夏にリーグ改革に着手。トップクラッセからアヒレス'29、エールディヴィジのリザーブからヨング・アヤックス、ヨング・PSV,ヨング・トゥエンテを加えた20チームでのリーグ戦に変更、トップクラッセとの入れ替えも2015-2016シーズンから義務化する方針。[3]

  1. ^ 但し、Jリーグの事実上下位組織であるジャパンフットボールリーグ日本フットボールリーグはアマチュアのトップカテゴリーとなっているが、オランダのようなプロ・アマの完全な棲み分けではなく、Jリーグ入りを標榜するクラブについてはJリーグ準加盟(準会員)の制度があり、JFLで好成績を挙げればJリーグ昇格の可能性がある
  2. ^ 当初20チームだったが、ハーレムがシーズン途中で経営破たんし、参加辞退。それとの試合も無効扱いとなったため19チームでの開催となった
  3. ^ 負のスパイラル脱却を狙うオランダ2部 成否分ける再編成後の新フォーマット 中田徹 - スポーツナビ(2013年6月8日)

リザーブチームの扱い[編集]

2013-2014シーズンから試験的に2年間、リザーブリーグからアヤックス、PSV、トゥエンテの各リザーブチーム(ヨング)がエールステ・ディヴィジに参加している。リザーブチームはあくまで経験を積む場としての参加であり、昇格は争わないため、入れ替えプレーオフ参加資格もない。これまでのリザーブチームのルールとは違い、同じ週にエールディヴィジとエールステ・ディヴィジの両方で同じ選手がプレーする事はできない。出場資格があるのは23歳以下の契約選手と、23歳以上のフィールドプレイヤー3人+GK1人。エールディヴィジで15試合以上出場した選手は、以降はジュピラー・リーグの出場資格を失う。また、リザーブチームはこれまで同様にKNVB杯の出場資格も持たない。

入れ替え戦[編集]

エールディヴィジとの入れ替え[編集]

オランダ独特の方式を採用している。
入れ替え戦参加資格は以下のように決定する。

  1. エールディヴィジ 16位と17位
  2. エールステ・ディヴィジのピリオド・チャンピオン[1] 6クラブ
  3. ピリオド・チャンピオン以外でレギュラーシーズンの順位 上位2クラブ
  4. 上記項目で判断したが、ピリオド・チャンピオンが該当なしであった場合や、ピリオド・チャンピオンが既にシーズン順位1位で自動昇格を得ている場合など、参加資格に空きがあるときはレギュラーシーズンの順位が上位であるクラブ(上記3で資格を得たクラブに続く順位のクラブ)に資格を与える。
  5. 決定したエールステからの8クラブにはシーズン順位を元に1~8位の順位付けがなされ、入れ替え戦の際にその順位が使用される。


エールディヴィジの2クラブを合わせた全10クラブがエールディヴィジ2枠を賭けて、3ラウンドで争う。 第1ラウンドはホーム・アンド・アウェー方式による2試合。第2ラウンドと第3ラウンドもホーム・アンド・アウェー方式だが、1勝1敗、あるいは2分けに終わった場合、延長戦を行わず、第3戦を行って決着をつける。

  • 第1ラウンド
    • A - エールステの8位 vs エールステの5位
    • B - エールステの7位 vs エールステの6位
  • 第2ラウンド
    • C - Aの勝者 vs エールディヴィジの17位
    • D - エールステの4位 vs エールステの1位
    • E - エールステの3位 vs エールステの2位
    • F - Bの勝者 vs エールディヴィジの16位
  • 第3ラウンド
    • G - Cの勝者 vs Dの勝者
    • H - Eの勝者 vs Fの勝者

GとH、それぞれの勝者が来季エールディヴィジへ。


  1. ^ ピリオド・チャンピオンとはレギュラーシーズンの6節ごとにチャンピオンを決めるものである。 既に前のピリオドでチャンピオンになっているクラブが、同シーズンに再びピリオド1位になった場合はそのピリオド2位のクラブがピリオド・チャンピオンとなる。2位のクラブも既にピリオド・チャンピオンになっている場合は該当なしとなる。

トップクラッセとの入れ替え[編集]

前述のとおり、オランダではプロとアマの棲み分けが完全になされた伝統から、2009年-2010年まではエールステ・ディヴィジとアマチュア1部(実質3部)のフーフトクラッセとの入れ替えは認められていなかったが、アマチュアクラブにも将来的なプロリーグ参入を目指せる環境づくりを提供することを念頭に、トップクラッセという新ディビジョンを発足。2009年-2010年はエールステディビジ最下位(19位)のオスが降格したのみだったが、2010年-2011年のシーズンからはエールステの最下位チームとトップクラッセの総合優勝チーム(土曜日組・日曜日組の予選リーグそれぞれの優勝クラブでのプレーオフの勝利チーム)とが自動的に入れ替わる。ただしトップクラッセの優勝チームには昇格の拒否権があり、その場合はプレーオフで敗退したクラブが昇格する。そのクラブも拒否した場合、入れ替えは行われない。


所属クラブ[編集]

2013-2014シーズン
  1. アヒレス '29 ※3部から昇格
  2. Jong Ajax (アヤックス・アムステルダムのリザーブチーム)
  3. アルメレ・シティFC
  4. FCデン・ボス
  5. FCドルトレヒト
  6. FCアイントホーフェン
  7. FCエメン
  8. エクセルシオール・ロッテルダム
  9. フォルトゥナ・シッタート
  10. デ・フラーフスハップ
  11. ヘルモント・スポルト
  12. MVVマーストリヒト
  13. FCオス
  14. Jong PSV (PSVアイントホーフェンのリザーブチーム)
  15. スパルタ・ロッテルダム
  16. テルスター
  17. Jong FC Twente (FCトゥウェンテのリザーブチーム)
  18. FCフォレンダム
  19. VVVフェンロー ※1部から降格
  20. ヴィレムII ※1部から降格

日本人選手[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]