おうし座ベータ星

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おうし座β星[1]
Beta Tauri
星座 おうし座
視等級 (V) 1.68[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 05h 26m 17.51312s[1]
赤緯 (Dec, δ) +28° 36′ 26.8262″[1]
赤方偏移 0.000031[1]
視線速度 (Rv) 9.2km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 22.76 ミリ秒/年[1]
赤緯: -173.58 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 24.36± 0.34ミリ秒[1]
距離 133.83 ± 1.89光年[注 1]
(41.05 ± 0.58パーセク)[注 1]
絶対等級 (MV) -1.387[注 2]
物理的性質
半径 5~6 R
質量 4.5 M
スペクトル分類 B7III[1]
光度 700 L
表面温度 13,600K
色指数 (B-V) -0.13[2]
色指数 (U-B) -0.49[2]
別名称
別名称
エルナト, アルナト(Alnath)
ナート(Nath)
ぎょしゃ座ガンマ星[1]
おうし座112番星[1]
BD +28 795[1], FK5 202[1]
HD 35497[1], HIP 25428[1]
HR 1791[1], SAO 77168[1]
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おうし座β星は、おうし座で2番目に明るい恒星で2等星。おうし座とぎょしゃ座の境界線上に位置しているため、かつてはぎょしゃ座γ星 (γ Auriga) ともされていた。

概要[編集]

おうし座β星は太陽にくらべてマンガンの含有量が多く、カルシウムマグネシウムが少ない。HR図でみると、主系列から進化してスペクトル分類がK(橙色)の巨星に移行しつつある。

名称[編集]

固有名エルナト (Elnath, El Nath) はアラビア語のالنطح (an-naţħ) [注 3]からきており、「(角で)突くこと」を意味している[3]。元々アラビアではおひつじ座β星γ星からなる第1月宿の別名として、のちにはα星の名前とされていたが、誤って伝えられておうし座β星の名前とされた[3]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算(誤差も同様)、光年はパーセク×3.26より計算。各有効桁小数第2位
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。有効桁小数第3位
  3. ^ アラビア語由来の名称によくある接頭語ال (el)はエルとされるが、アラビア語本来の場合は続くnと同化して発音される。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME ELNATH. 2013年1月14日閲覧。
  2. ^ a b イェール輝星目録第5版
  3. ^ a b Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations. Sky Pub. Corp.. p. 54. ISBN 978-1-931559-44-7. 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]