ある貴婦人の肖像
| ある貴婦人の肖像 | |
|---|---|
| The Portrait of a Lady | |
| 監督 | ジェーン・カンピオン |
| 脚本 | ローラ・ジョーンズ |
| 製作 | モンティ・モンゴメリー スティーヴ・ゴリン マーク・ターンブル |
| 出演者 | ニコール・キッドマン ジョン・マルコヴィッチ |
| 音楽 | ヴォイチェフ・キラール |
| 撮影 | スチュアート・ドライバーグ |
| 編集 | ヴェロニカ・ジャネット |
| 配給 | |
| 公開 | 1996年12月24日 1997年1月25日 |
| 上映時間 | 142分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『ある貴婦人の肖像』(The Portrait of a Lady)は1997年製作のイギリス映画である。ジェーン・カンピオン監督。原作はヘンリー・ジェイムズの小説『ある婦人の肖像』。日本版DVDは2001年版に続き、字幕の異なる2011年版が発売されている。
目次 |
[編集] 製作・エピソード
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
原作者ヘンリー・ジェイムズは小説で、ヒロインの最後の決断を描かず、イギリスからローマに戻ったことだけを、他の登場人物に語らせて終っている。結末の曖昧さに関しては、原作者自身が創作ノートに「読者に委ねた」と記しており、複数の研究者が、その後のヒロインの人生について仮説を立てて論じている[1]。映画脚本では、ヒロインがローマに戻ったと語る友人の場面の後に、義理の娘をヒロインが修道院から連れ出すという、原作にない場面が書き足されていたが、両場面とも編集段階でカットされた[2]。
[編集] キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| イザベル・アーチャー | ニコール・キッドマン | 田中敦子 |
| ギルバート・オズモンド | ジョン・マルコヴィッチ | 松橋登 |
| マダム・セレナ・マール | バーバラ・ハーシー | 弥永和子 |
| ヘンリエッタ・ストックポール | メアリー=ルイーズ・パーカー | 佐藤しのぶ |
| ラルフ・タチェット | マーティン・ドノヴァン | 牛山茂 |
| ウォーバートン卿 | リチャード・E・グラント | |
| エドワード・ロージア | クリスチャン・ベール | |
| キャスパー・グッドウッド | ヴィゴ・モーテンセン | 田中正彦 |
| タチェット氏 | ジョン・ギールグッド | 藤本譲 |
| タチェット夫人 | シェリー・ウィンタース | 火野カチコ |
| ジェミニ伯爵夫人 | シェリー・デュヴァル | |
| パンジー・オズモンド | ヴァレンティナ・セルヴィ |
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
舞台は19世紀。アメリカ生まれの美しい娘イザベルは両親を亡くし、イギリスの親戚で裕福なタチェット家[3]に身を寄せていた。利発なイザベルは周囲の人々に愛され、貴族の求婚者も現れた。アメリカ時代の恋人である青年実業家キャスパーも、海を越えてイザベルを追って来た。だが、夫に従属するだけの古風な結婚を嫌うイザベルは、一生、独身でも構わないと言い放つ。
イザベルの従兄であるラルフ・タチェットも、イザベルを愛していたが、結核で自分の余命が僅かであることを悟っていた。イザベルの望みが、進歩的で自立した生き方だと知っているラルフは、自分が受け継ぐべき莫大な財産がイザベルに渡るよう配慮する。だが、そうと知らないイザベルは、年上の芸術愛好家オズモンドに手もなく籠絡され、結婚を決めてラルフを失望させた。
イザベルに、オズモンドとの結婚を決意させたのは、イザベルにとって憧れの存在である未亡人マダム・マールだった。しかし、マダム・マールとオズモンドの狙いはイザベルの財産であり、愛のない結婚生活はイザベルの快活さを失わせて行った。
表向きは幸福な上流夫人としてローマで暮らすイザベル。しかし、夫のオズモンドは優雅な生活と芸術だけを愛し、妻を従わせるために精神的な迫害を加え続けた。息苦しい生活の中で、ローマを訪れたラルフやキャスパー達と再会するイザベル。だが、イザベルは愛する従兄のラルフにも、弱みを見せることが出来なかった。
帰国したラルフが危篤に陥ったことを知り、高圧的な夫の制止を振り切ってイギリスに戻るイザベル。イザベルの苦悩を見抜いていたラルフは、ローマへは帰らずに、この館で暮らせと言い残す。ラルフの葬儀の後、キャスパーが再びイザベルに求婚した。しかし、イザベルの眼には、ローマへと続くまっすぐな道が見えていた。(ローマへ戻るというシナリオの具体的な表現は、編集の段階でカットされた)
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
The Portrait of a Lady - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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