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[[子実体]]はテングタケ属に特徴的なschizohymenial development(和名未定)という発生様式を採り、卵状の構造物内に子実体が形成され、成長と共にこれを破って出てくる。この発生様式の名残で根元には明瞭なツボを持つ。また、典型的な個体では柄の中ほどにはツバを持つ。色は全体的に白い。
[[子実体]]はテングタケ属に特徴的なschizohymenial development(和名未定)という発生様式を採り、卵状の構造物内に子実体が形成され、成長と共にこれを破って出てくる。この発生様式の名残で根元には明瞭なツボを持つ。また、典型的な個体では柄の中ほどにはツバを持つ。色は全体的に白い。


柄は特にツバから下の部分にささくれが目立つ。傘は白く縁には条線を持たず、成長すると水平かやや反り返る程度まで開く。傘の裏のひだは密で白色で幼菌でも成菌でも色の変化はない。ツバは一般に白色だが低地のものは黄色味を帯びることが多く別種の可能性が指摘されている(後述)。
柄は特にツバから下の部分にささくれが目立つ。傘は白く縁には条線を持たず、成長すると水平かやや反り返る程度まで開く。傘の裏のひだは白色で密で柄に対しては離生、幼菌でも成菌でも色の変化はない。ツバは一般に白色だが低地のものは黄色味を帯びることが多く別種の可能性が指摘されている(後述)。

肉に[[水酸化カリウム]]水溶液を垂らすと黄色く変色する。また、[[ヨウ素]]水溶液で青く変色する(アミロイド性)。


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=== 症状 ===
=== 症状 ===
中毒症状は摂食後数時間で腹痛、嘔吐、下痢([[コレラ]]的ともいわれる水のような下痢)があり、いったん症状が治まる偽回復期を挟んだ後に、胃腸からの大量出血、黄疸、[[肝臓]]や[[腎臓]]<ref name="森下ら(2006)">森下啓明・坂本英里子・保浦晃徳・石崎誠二・月山克史・近藤国和・玉井宏史・山本昌弘 (2006) キノコ摂取によるアマニタトキシン中毒の1例. 第55回日本農村医学会学術総会セッションID: 1G109. 日本農村医学会学術総会抄録集. {{doi|10.14879/nnigss.55.0.120.0}}</ref>
中毒症状は摂食後数時間で腹痛、嘔吐、下痢([[コレラ]]的ともいわれる水のような下痢)があり、いったん症状が治まる偽回復期を挟んだ後に、胃腸からの大量出血、黄疸、[[肝臓]]や[[腎臓]]<ref name="森下ら(2006)">森下啓明(2006) キノコ摂取によるアマニタトキシン中毒の1例. 第55回日本農村医学会学術総会セッションID: 1G109. 日本農村医学会学術総会抄録集. {{doi|10.14879/nnigss.55.0.120.0}}</ref>
<ref name="福内ら(1995)">福内史子・飛田美穂・佐藤威・猪口貞樹・澤田裕介(1995)毒キノコ (ドクツルタケ) 中毒により急性腎不全をきたした1症例. 日本透析医学会雑誌28(11), pp1455-1460. {{doi|10.4009/jsdt.28.1455}}</ref>をスポンジ状に破壊され多臓器不全で死亡する症例が多いという。なお[[マウス]]や[[イヌ]]も同様の症状を起こすという<ref>山浦由郎・前沢久・高畠英伍・橋本隆 (1981) ドクツルタケ抽出物のマウス肝, 血液諸成分および酵素に及ぼす影響. 食品衛生学会誌22(3), pp203-208. {{doi|10.3358/shokueishi.22.203}}</ref><ref name="大木(1994)">大木正行(1994)犬における実験的アマニタきのこ中毒. 日本獣医師学会誌47(12), pp.955-957. {{doi|10.12935/jvma1951.47.955}}</ref>。
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問診および食べ残しや採取場所での類似種を採取しての分析による食べたキノコの推定、血液分析によるアマトキシン類の検出など。また、解剖の結果イヌでは[[回腸]]([[小腸]]の後半)に出血<ref name="大木(1994)"/>、人では[[結腸]]([[大腸]]の一部)に粘液便がある<ref name="村上(1994)"/>ことなども中毒の特徴だという。
問診および食べ残しや採取場所での類似種を採取しての分析による食べたキノコの推定、血液分析によるアマトキシン類の検出など。また、解剖の結果イヌでは[[回腸]]([[小腸]]の後半)に出血<ref name="大木(1994)"/>、人では[[結腸]]([[大腸]]の一部)に粘液便がある<ref name="村上(1994)"/>ことなども中毒の特徴だという。


治療としては血液透析<ref name="福内ら(1995)"/>、[[活性炭]]投与、[[ペニシリン]]の大量投与などが行われる<ref name="森下ら(2006)"/>。
治療としては血液透析<ref name="福内ら(1995)"/>、[[活性炭]]投与による毒素の[[腸肝循環]]の遮断<ref name="森下ら(2006)"/><ref>吉田省造ら(2015)ドクツルタケ中毒による昏睡型急性肝不全に対し急性血液浄化療法を併用し救命しえた1症例. 日本透析医学会雑誌48(2), pp.129-135. {{doi|10.4009/jsdt.48.129}}</ref>、[[ペニシリン]]の大量投与などが行われる<ref name="森下ら(2006)"/>。


=== 中毒事例 ===
=== 中毒事例 ===
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== 類似種等 ==
== 類似種等 ==
テングタケ属内で幾つかの類似種が知られているほか、形態的生態的な差や水酸化カリウム水溶液への反応の違いによってドクツルタケとされているものでも複数種を含んでいる可能性が指摘されていた。糟谷(2020)ではDNA解析の結果日本にはドクツルタケ(広義)には少なくとも9種類が含まれており<ref>糟谷大河・横瀬萌絵・保坂健太郎(2020)日本産ドクツルタケとその近縁種の分類学的整理. 日本菌学会第64回大会セッションID: A-3</ref>、以下に一部を挙げる
テングタケ属内で幾つかの類似種が知られているほか、形態的生態的な差や水酸化カリウム水溶液への反応の違いによってドクツルタケとされているものでも複数種を含んでいる可能性が指摘されていた。糟谷(2020)ではDNA解析の結果日本にはドクツルタケ(広義)には少なくとも9種類が含まれているという<ref>糟谷大河・横瀬萌絵・保坂健太郎(2020)日本産ドクツルタケとその近縁種の分類学的整理. 日本菌学会第64回大会セッションID: A-3</ref>。


シロタマゴテングタケ ''Amanita verna''は子実体がドクツルタケ(暖地型)に比べても小型でツバも含めて白く、柄のささくれが無い。肉は水酸化カリウム水溶液で変色しない。ニオイドクツルタケ (''Amanita oberwinklerana'')は肉に塩素臭およびツボが柄に癒着するなどの特徴があるといわれる。肉は水酸化カリウム水溶液の滴下で黄色に変色する。アケボノドクツルタケ (''Amanita palidorosea'')は子実体の傘の真ん中が薄い赤や薄い黄色に染まる。
; シロタマゴテングタケ ''Amanita verna''
: 子実体はドクツルタケ(暖地型)に比べても小型でツバも含めて白く、柄のささくれが無い。肉は水酸化カリウム水溶液で変色しない。


ドクツルタケ(暖地型、里山型)は子実体が比較的小型の個体で、柄のささくれも控えめ、全体的に白いがツバは黄色味を帯びるのが特徴。暖地の広葉樹林や針広混交林に発生するとされる。下記の寒冷地型とは別種であるとする研究者が多い。ドクツルタケ(寒冷地型、亜高山型)は暖地型に比べて大型で、ツバも含めて純白。[[モミ属]]や[[トウヒ属]]を中心とした寒冷地のマツ科針葉樹林に発生すると言われ、このタイプが狭義のドクツルタケだとする研究者が多い。このほか[[タマゴタケモドキ]]の白色変種(''Amanita subjunquillea'' var. ''alba'')もドクツルタケと混同されている可能性が指摘されている。
; ニオイドクツルタケ ''Amanita oberwinklerana''
: 肉に塩素臭およびツボが柄に癒着するなどの特徴があるといわれる。肉は水酸化カリウム水溶液の滴下で黄色に変色する。

; アケボノドクツルタケ ''Amanita palidorosea''
: 子実体の傘の真ん中が薄い赤や薄い黄色に染まる。

; ドクツルタケ(暖地型、里山型)
: 子実体は比較的小型の個体で、柄のささくれも控えめ、全体的に白いがツバは黄色味を帯びるのが特徴。暖地の広葉樹林や針広混交林に発生するとされる。下記の寒冷地型とは別種であるとする研究者が多い。

; ドクツルタケ(寒冷地型、亜高山型)
: 暖地型に比べて大型で、ツバも含めて純白。[[モミ属]]や[[トウヒ属]]を中心とした寒冷地のマツ科針葉樹林に発生すると言われ、このタイプが狭義のドクツルタケだとする研究者が多い。


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=== 食用類似種 ===
=== 食用類似種 ===
ドクツルタケ類は[[シロオオハラタケ]]、[[ウスキモリノカサ]]や[[シロマツタケモドキ]]などの白色の子実体を持ち地上から発生する食用きのことの誤判定による中毒が多いといわれる。ツバやツボの有無(ただしツバは取れて消失している可能性にも注意)、傘の条線や裏ひだの形状と色、子実体の発生場所を観察し共生樹木の有無を見ることなどにより判別可能であるが、ドクツルタケ類の毒性が極めて強く事故防止のために、特に素人は白いキノコは観察だけに留め、摂食は避けるべきだとする意見もある。
ドクツルタケ類は[[シロオオハラタケ]](''Agaricus arvensis'')、[[ウスキモリノカサ]](''Agaricus abruptibulbus'')や[[シロマツタケモドキ]]などの白色の子実体を持ち地上から発生する食用きのことの誤判定による中毒が多いといわれる。
ツバやツボの有無(ただしツバは取れて消失している可能性にも注意)、傘の条線や裏ひだの形状と色、子実体の発生場所を観察し共生樹木の有無を見ることなどにより判別可能であるが、ドクツルタケ類の毒性が極めて強く事故防止のために、特に素人は白いキノコは観察だけに留め、摂食は避けるべきだとする意見もある。


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Agaricus abruptibulbus 01.jpg|ウスキモリノカサ(食)
Agaricus abruptibulbus 01.jpg|ウスキモリノカサ(食)
Agaricus abruptibulbus 12.jpg|ウスキモリノカサ(食)のつばと裏ひだ
Agaricus abruptibulbus 12.jpg|ウスキモリノカサ(食)のつばと裏ひだ
Galaperna1.jpg|カラカサタケ
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{commonscat|Amanita virosa}}
{{commonscat|Amanita virosa}}
*[[シロタマゴテングタケ]]
*[[タマゴテングタケ]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==

2023年9月30日 (土) 07:07時点における版

ドクツルタケ

Amanita virosa

分類
: 菌界 Fungus
: 担子菌門 Basidiomycota
: 菌じん綱 Hymenomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
: テングタケ科 Amanitaceae
: テングタケ属 Amanita
: ドクツルタケ virosa
学名
Amanita virosa
和名
ドクツルタケ
英名
Destroying Angel

ドクツルタケ(毒鶴茸、Amanita virosa)は、ハラタケ目テングタケ科テングタケ属キノコ

形態

子実体はテングタケ属に特徴的なschizohymenial development(和名未定)という発生様式を採り、卵状の構造物内に子実体が形成され、成長と共にこれを破って出てくる。この発生様式の名残で根元には明瞭なツボを持つ。また、典型的な個体では柄の中ほどにはツバを持つ。色は全体的に白い。

柄は特にツバから下の部分にささくれが目立つ。傘は白く縁には条線を持たず、成長すると水平かやや反り返る程度まで開く。傘の裏のひだは白色で密で柄に対しては離生、幼菌でも成菌でも色の変化はない。ツバは一般に白色だが低地のものは黄色味を帯びることが多く別種の可能性が指摘されている(後述)。

肉に水酸化カリウム水溶液を垂らすと黄色く変色する。また、ヨウ素水溶液で青く変色する(アミロイド性)。

生態

他のテングタケ科同様にブナ科カバノキ科などの広葉樹、もしくはマツ科針葉樹などに外生菌根を形成し栄養や抗生物質のやり取りなどを行う共生関係にあると考えられている。子実体は林床から発生し、日本では初夏から晩秋にかけてに多い。

人間との関係

キノコ狩りシーズンの全期にわたって発生する致命的な猛毒種として有名で、誤食による中毒事故がしばしば報告される。中毒事例はクサウラベニタケツキヨタケに比べるとだいぶ少ないものの、致命率が高いのが特徴で1989年(平成元年)から2010年(平成22年)までの期間中に死亡した24人のうちの11人が本種、4人が形態的に本種とよく似たシロタマゴテングタケであったとされる[1]。主要毒成分はアマトキシン類(アマニタトキシンと呼ばれる場合もある)[2]で毒性が強く(致死量は体重1㎏あたり0.1mgとされる)解毒剤はない上に、本種に含まれる量が非常に多いこと(1本あたり10mg)、摂食から中毒症状が発現するまでの潜伏期が長いことなどが致命的である。

症状

中毒症状は摂食後数時間で腹痛、嘔吐、下痢(コレラ的ともいわれる水のような下痢)があり、いったん症状が治まる偽回復期を挟んだ後に、胃腸からの大量出血、黄疸、肝臓腎臓[3] [4]をスポンジ状に破壊され多臓器不全で死亡する症例が多いという。なおマウスイヌも同様の症状を起こすという[5][6]

診断と治療

問診および食べ残しや採取場所での類似種を採取しての分析による食べたキノコの推定、血液分析によるアマトキシン類の検出など。また、解剖の結果イヌでは回腸小腸の後半)に出血[6]、人では結腸大腸の一部)に粘液便がある[7]ことなども中毒の特徴だという。

治療としては血液透析[4]活性炭投与による毒素の腸肝循環の遮断[3][8]ペニシリンの大量投与などが行われる[3]

中毒事例

1993年7月ドクツルタケを食べた50代男性が嘔吐後病院を受診、一時期無尿になるが血液透析を繰り返し50日後退院[4]。同年10月70代男性と60代妻が自宅の裏山で採ったキノコをナスと共に食べ妻は2日後、夫も2週間後に死亡[7]

類似種等

テングタケ属内で幾つかの類似種が知られているほか、形態的生態的な差や水酸化カリウム水溶液への反応の違いによってドクツルタケとされているものでも複数種を含んでいる可能性が指摘されていた。糟谷(2020)ではDNA解析の結果日本にはドクツルタケ(広義)には少なくとも9種類が含まれているという[9]

シロタマゴテングタケ Amanita vernaは子実体がドクツルタケ(暖地型)に比べても小型でツバも含めて白く、柄のささくれが無い。肉は水酸化カリウム水溶液で変色しない。ニオイドクツルタケ (Amanita oberwinklerana)は肉に塩素臭およびツボが柄に癒着するなどの特徴があるといわれる。肉は水酸化カリウム水溶液の滴下で黄色に変色する。アケボノドクツルタケ (Amanita palidorosea)は子実体の傘の真ん中が薄い赤や薄い黄色に染まる。

ドクツルタケ(暖地型、里山型)は子実体が比較的小型の個体で、柄のささくれも控えめ、全体的に白いがツバは黄色味を帯びるのが特徴。暖地の広葉樹林や針広混交林に発生するとされる。下記の寒冷地型とは別種であるとする研究者が多い。ドクツルタケ(寒冷地型、亜高山型)は暖地型に比べて大型で、ツバも含めて純白。モミ属トウヒ属を中心とした寒冷地のマツ科針葉樹林に発生すると言われ、このタイプが狭義のドクツルタケだとする研究者が多い。このほかタマゴタケモドキの白色変種(Amanita subjunquillea var. alba)もドクツルタケと混同されている可能性が指摘されている。

食用類似種

ドクツルタケ類はシロオオハラタケAgaricus arvensis)、ウスキモリノカサAgaricus abruptibulbus)やシロマツタケモドキなどの白色の子実体を持ち地上から発生する食用きのことの誤判定による中毒が多いといわれる。

ツバやツボの有無(ただしツバは取れて消失している可能性にも注意)、傘の条線や裏ひだの形状と色、子実体の発生場所を観察し共生樹木の有無を見ることなどにより判別可能であるが、ドクツルタケ類の毒性が極めて強く事故防止のために、特に素人は白いキノコは観察だけに留め、摂食は避けるべきだとする意見もある。

名前

種小名virosaは「有毒の」という意味で本種の強毒性に因む。和名ドクツルタケは毒があることに加えて、ツルタケ(特にその変種のシロツルタケ)に似ているからとも、純白な形態がツルを連想させるからなど諸説ある。地方名は形態的な特徴や毒性に因んだものが多く、シロコドク(秋田県)、食べると死んでしまうことから鉄砲と掛け合わせたテッポウタケ、ヤタラタケの地方名がある。欧米ではDestroying Angel(死の天使、破壊の天使、殺しの天使)と呼ばれ、やはり毒性の強さと白く美しい形態的特徴に由来する。

脚注

  1. ^ 登田美桜・畝山智香子・豊福肇・森川馨 (2012) わが国における自然毒による食中毒事例の傾向(平成元年~22年). 食品衛生学雑誌53(2), pp105-120. doi:10.3358/shokueishi.53.105
  2. ^ 山浦由郎(2010)キノコ中毒における最近の動向と今後の課題. 食品衛生学雑誌51(6), pp319-324.doi:10.3358/shokueishi.51.319
  3. ^ a b c 森下啓明ら(2006) キノコ摂取によるアマニタトキシン中毒の1例. 第55回日本農村医学会学術総会セッションID: 1G109. 日本農村医学会学術総会抄録集. doi:10.14879/nnigss.55.0.120.0
  4. ^ a b c 福内史子・飛田美穂・佐藤威・猪口貞樹・澤田裕介(1995)毒キノコ (ドクツルタケ) 中毒により急性腎不全をきたした1症例. 日本透析医学会雑誌28(11), pp1455-1460. doi:10.4009/jsdt.28.1455
  5. ^ 山浦由郎・前沢久・高畠英伍・橋本隆 (1981) ドクツルタケ抽出物のマウス肝, 血液諸成分および酵素に及ぼす影響. 食品衛生学会誌22(3), pp203-208. doi:10.3358/shokueishi.22.203
  6. ^ a b 大木正行(1994)犬における実験的アマニタきのこ中毒. 日本獣医師学会誌47(12), pp.955-957. doi:10.12935/jvma1951.47.955
  7. ^ a b 村上行雄(1994)ドクツルタケによる食中毒. 食品衛生学会誌35(5), pp568.doi:10.3358/shokueishi.35.568
  8. ^ 吉田省造ら(2015)ドクツルタケ中毒による昏睡型急性肝不全に対し急性血液浄化療法を併用し救命しえた1症例. 日本透析医学会雑誌48(2), pp.129-135. doi:10.4009/jsdt.48.129
  9. ^ 糟谷大河・横瀬萌絵・保坂健太郎(2020)日本産ドクツルタケとその近縁種の分類学的整理. 日本菌学会第64回大会セッションID: A-3

参考文献

関連項目

外部リンク