コンテンツにスキップ

「北京大学蔵西漢竹書」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
テンプレート貼付
テンプレートとカテゴリ追加
タグ: 2017年版ソースエディター
1行目: 1行目:
{{Infobox 出土文字史料
|名称 = 北京大学蔵西漢竹書
|画像 =
|画像説明 =
|正式名称 =
|通称 = 北大漢簡
|作製年代 = [[前漢]]中期
|発見年月 = [[2009年]][[1月11日]]
|出土地 =
|発見者 =
|入手経路 = 校友が北京大学に寄贈
|所蔵者 = [[北京大学]]出土文献研究所
|釈文 = {{Cite book|和書|title=北京大学蔵西漢竹書|year=2015|publisher=上海古籍出版社|author=北京大学出土文献研究所}}
|図版 = 同上
|種別 = [[竹簡]]
|素材 =
|数量 = 3346枚(総数)<br />2300枚以上(完整簡)
|字数 =
|寸法 = 長さ30.2-30.4cm<br />幅0.9-1.0cm<ref name="size">{{Harvnb|藤田|2012|pp=|p=112}}</ref>
|内容 = 「蒼頡篇」、「[[趙正書]]」、『[[老子道徳経|老子]]』など
|書体 =
}}
『'''北京大学蔵西漢竹書'''』(ペキンだいがくぞうせいかんちくしょ)は、『'''北大漢簡'''』(ほくだいかんかん)ともいい、[[中国]]の[[北京大学]]が所蔵する[[前漢]]の[[竹簡]]群である。
『'''北京大学蔵西漢竹書'''』(ペキンだいがくぞうせいかんちくしょ)は、『'''北大漢簡'''』(ほくだいかんかん)ともいい、[[中国]]の[[北京大学]]が所蔵する[[前漢]]の[[竹簡]]群である。


5行目: 27行目:
*「蒼頡篇」86枚
*「蒼頡篇」86枚
*「[[趙正書]]」51枚
*「[[趙正書]]」51枚
*「老子」280枚
*「[[老子道徳経|老子]]」280枚
*「周馴」221枚
*「周馴」221枚
*「妄稽」107枚
*「妄稽」107枚
21行目: 43行目:


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
=== 釈読 ===
* {{Cite book|和書|title=北京大学蔵西漢竹書|year=2015|publisher=上海古籍出版社|author=北京大学出土文献研究所|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|author=早稲田大学簡帛研究会|year=2018|title=北京大学蔵西漢竹書『趙正書』訳注|journal=史滴|volume=40|pages=71-106|publisher=早稲田大学東洋史懇話会|ISSN=0285-4643|NAID=40021837355|ref=harv}}
=== 概説 ===
* [[工藤元男]]『占いと中国古代の社会 発掘された古文献が語る』([[2011年]],[[東方書店]])
* [[工藤元男]]『占いと中国古代の社会 発掘された古文献が語る』([[2011年]],[[東方書店]])
* 横田恭三『中国古代簡牘のすべて』([[2012年]],[[二玄社]])
* 横田恭三『中国古代簡牘のすべて』([[2012年]],[[二玄社]])
* {{Cite book|和書|title=地下からの贈り物 : 新出土資料が語るいにしえの中国|date=2014/6/1|year=2014|publisher=東方書店|author=中国出土資料学会|isbn=9784497214119|series=東方選書|ref=harv}}
=== 論考 ===
* {{Cite journal|和書|last=藤田|author=藤田忠|first=忠|year=2012|title=北京大学蔵西漢竹書『趙正書』について|url=http://id.nii.ac.jp/1410/00006607/|journal=国士舘人文学|volume=44|pages=109-123|publisher=国士舘大学文学部人文学会|ISSN=2187-6525|NAID=120005957627|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|last=工藤|author=工藤卓司|first=卓司|year=2017|title=北京大学蔵西漢竹書『趙正書』における「秦」叙述|url=https://hdl.handle.net/11094/70152|journal=中国研究集刊|volume=63|pages=188-212|publisher=大阪大学中国学会|ISSN=0916-2232|NAID=120006498351|ref=harv}}


{{中国出土簡牘}}
{{中国出土簡牘}}

2022年2月9日 (水) 12:34時点における版

北京大学蔵西漢竹書
通称 北大漢簡
作製年代 前漢中期
発見年月 2009年1月11日
入手経路 校友が北京大学に寄贈
所蔵者 北京大学出土文献研究所
釈文 北京大学出土文献研究所『北京大学蔵西漢竹書』上海古籍出版社、2015年。 
図版 同上
資料データ
種別 竹簡
数量 3346枚(総数)
2300枚以上(完整簡)
寸法 長さ30.2-30.4cm
幅0.9-1.0cm[1]
内容 「蒼頡篇」、「趙正書」、『老子』など
テンプレートを表示

北京大学蔵西漢竹書』(ペキンだいがくぞうせいかんちくしょ)は、『北大漢簡』(ほくだいかんかん)ともいい、中国北京大学が所蔵する前漢竹簡群である。

概要

2009年1月11日、海外流出した大量の前漢の竹簡が北京大学に寄贈された。竹簡の総数は3346枚、そのうち完整簡は2300枚以上におよぶ。竹簡の年代は前漢中期にあたり、その多くは武帝期に書写されたものと考えられている。

  • 「蒼頡篇」86枚
  • 趙正書」51枚
  • 老子」280枚
  • 「周馴」221枚
  • 「妄稽」107枚
  • 「その他」31枚
  • 「反淫」59枚
  • 「日書」695枚
  • 「日忌」414枚
  • 「日約」183枚
  • 「揕輿」77枚
  • 「雨書」65枚
  • 「六博」49枚
  • 「荊決」39枚
  • 「節」65枚
  • 「医書」711枚

参考文献

釈読

  • 北京大学出土文献研究所『北京大学蔵西漢竹書』上海古籍出版社、2015年。 
  • 早稲田大学簡帛研究会「北京大学蔵西漢竹書『趙正書』訳注」『史滴』第40巻、早稲田大学東洋史懇話会、2018年、71-106頁、ISSN 0285-4643NAID 40021837355 

概説

  • 工藤元男『占いと中国古代の社会 発掘された古文献が語る』(2011年東方書店
  • 横田恭三『中国古代簡牘のすべて』(2012年二玄社
  • 中国出土資料学会『地下からの贈り物 : 新出土資料が語るいにしえの中国』東方書店〈東方選書〉、2014年6月1日。ISBN 9784497214119 

論考

  1. ^ 藤田 2012, p. 112