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「J-STAGE」の版間の差分

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* 久保田壮一 「J-STAGEの現況と今後の計画」第8回 SPARC Japan セミナー(2008年12月16日) 、[http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/streaming/sprac20081216_2.asx 講演ビデオ(全31分56秒)]、[http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/pdf/121608/2_J-STAGE_Next_20081216_rev2.pdf 講演資料(PDF)]
* 久保田壮一 「J-STAGEの現況と今後の計画」第8回 SPARC Japan セミナー(2008年12月16日) 、[http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/streaming/sprac20081216_2.asx 講演ビデオ(全31分56秒)]、[http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/pdf/121608/2_J-STAGE_Next_20081216_rev2.pdf 講演資料(PDF)]
:2008年現在のJ-STAGEの利用状況や今後の方針などについての簡略な説明。
:2008年現在のJ-STAGEの利用状況や今後の方針などについての簡略な説明。
* 吉田 幸二, 時実 象一, 尾身 朝子. [http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/42/8/42_682/_article/-char/ja/ “J-STAGE:「科学技術情報発信・流通総合システム」 : 電子ジャーナル作成とインターネットによる流通”.] 情報管理. Vol. 42, No. 8, (1999), 682-693 .
* {{Cite journal|和書|author=吉田幸二 |author2=時実象一 |author3=尾身朝子 |title=J-STAGE:「科学技術情報発信・流通総合システム」 : 電子ジャーナル作成とインターネットによる流通 |date=1999 |publisher=科学技術振興機構 |journal=情報管理 |volume=42 |number=8 |naid=130000071149 |doi=10.1241/johokanri.42.682 |pages=682-693 |ref=harv}}
:発足当初の1999年時点における J-STAGEの解説と紹介。
:発足当初の1999年時点における J-STAGEの解説と紹介。
* 「わが国の学術情報の効果的・効率的な流通基盤の構築に向けて~今後の方針~」独立行政法人科学技術振興機構、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所、 2008年 [http://www.nii.ac.jp/nels_soc/archive/jointmeeting/pdf/4_JST+NII.pdf PDF資料]
* 「わが国の学術情報の効果的・効率的な流通基盤の構築に向けて~今後の方針~」独立行政法人科学技術振興機構、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所、 2008年 [http://www.nii.ac.jp/nels_soc/archive/jointmeeting/pdf/4_JST+NII.pdf PDF資料]

2012年6月1日 (金) 23:52時点における版

J-STAGE
URL
サイトトップ
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
取り扱い雑誌の一覧
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/_journallist/-char/ja
タイプ 電子ジャーナルの公開支援サイト
分野 日本国内の学会誌
使用言語 日本語
項目数 学協会誌 553誌
論文本文 249,944件[1]
閲覧 ほとんどが無料、一部有料
著作権 コピーライト
運営元 科学技術振興機構
営利性 なし
設立 1998年
現状 稼動中

J-STAGE(ジェイ・ステージ)は、文部科学省所管の独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナルの無料公開システム。1998年にプロジェクトがスタートした。正式名称は科学技術情報発信・流通総合システム。J-STAGEは、電子ジャーナルの公開ノウハウを持たない学協会に対し、インターネット上で学術雑誌を公開するシステムとノウハウを、無料で提供している。日本の学術研究成果の広い範囲での流通の促進と、プレセンスの増加を目的としている。

概要

J-STAGEは電子ジャーナルの公開をサポートする目的で1998年にスタートした。1990年代中ごろから普及し始めたインターネットを通じての学術雑誌の公開、つまり電子ジャーナルの利用が、日本語圏で遅れている、という危機感から、文部科学省所管の独立行政法人、科学技術振興機構によって始められた。

J-STAGEの役割は、学会や協会に対し、電子ジャーナルを公開するためのノウハウとシステムを無償で提供していくことである。つまりインターネット上での著作権の取り扱いや、ウェブ・プログラミングなどの知識を持ち合わせていない学会や協会の運営者らに対し、そうしたノウハウとシステムを提供することで、簡易にインターネットで電子ジャーナルを発行していけるようにしている。

J-STAGEを使って電子ジャーナルを発行するサービスは、審査をパスすれば無料で利用できる。電子化された論文の閲覧はほとんどは無料で公開されている。しかし雑誌の発行元の選択に依存して、一部は有料での公開となっている。

取り扱いコンテンツ

J-STAGEは、医学薬学系のジャーナル、および工学系のジャーナルを中心に、自然科学、および関連する人文科学社会科学分野の雑誌を、収録している。使用言語別で見ると、38%が欧文で書かれた雑誌(欧文誌)、19%が日本語で書かれた雑誌(和文誌)、残りの43%が和欧混載誌となっている。

アクセス

月間約600万から700万ほどのアクセス、月間100万回ほどの論文本文のダウンロードが行われている。アクセス元地域は、その約4割が日本(39.6%)からとなっている。そのあと、多いほうから、中国(14.4%)、アメリカ(10.3%)、EU(4.5%)、インド(3.1%)、韓国(2.7%)、ドイツ(1.9%)、台湾(1.6%)と続く。年間を通してみると世界193ヵ国からのアクセス記録がある。

他プロジェクトとの関係

文部科学省が推進している学術情報の電子化プロジェクトは、科学技術振興機構の推進しているJ-STAGE、同科学技術振興機構の推進しているJournal@rchive、そして国立情報学研究所が運営しているCiNii、この三つが大きな柱となっている。

それぞれのプロジェクトの住み分けはそれほどはっきりしたものではないが、現状おおよそ以下のような感じになっている

  • J-STAGE - 電子ジャーナルの出版支援。主な対象は医理工系の査読つき学術雑誌。
  • Journal@rchive - 過去出版された紙製学術雑誌の電子化と公開支援。主な対象は医理工系の査読つき学術雑誌。
  • CiNii - 医理工系および人文・社会科学系の学術雑誌と大学紀要の電子化と公開支援。

今後はJ-STAGE、Journal@rchive、CiNii の各システムの間で、重複による無駄を省きつつ、連携機能を強化させ利便性を向上させることが目指されている。

脚注

  1. ^ J-STAGE トップページ 上左側部分の表記より。最終閲覧日 2009年4月22日

参考文献

2008年現在のJ-STAGEの利用状況や今後の方針などについての簡略な説明。
  • 吉田幸二、時実象一、尾身朝子「J-STAGE:「科学技術情報発信・流通総合システム」 : 電子ジャーナル作成とインターネットによる流通」『情報管理』第42巻第8号、科学技術振興機構、1999年、682-693頁、doi:10.1241/johokanri.42.682NAID 130000071149 
発足当初の1999年時点における J-STAGEの解説と紹介。
  • 「わが国の学術情報の効果的・効率的な流通基盤の構築に向けて~今後の方針~」独立行政法人科学技術振興機構、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所、 2008年 PDF資料
J-STAGE、Journal@rchive、CiNii の三プロジェクトの住み分けと、今後の連携のあり方についての2008年の発表。

関連項目

外部リンク

  • J-STAGE ジャーナル一覧 - J-STAGEに収録されている学術雑誌の一覧。左側に"Free"というアイコンのある雑誌が、無料で本文を読める雑誌。下のほうに行くと日本語の雑誌が多数ある。