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=== インターセックス(intersex) ===
=== インターセックス(intersex) ===
'''インターセックス'''({{lang-en-short|intersex}})は「間性」文字通り「中間的な性」を現す用語。比較的新しい言葉で、これも日本語では「半陰陽」「具有」と訳される場合もあるが、この記事では''intersex''の訳語は「インターセックス」で統一している。
'''インターセックス'''({{lang-en-short|intersex}})は、比較的新しい言葉で、日本語では「半陰陽」「性」と訳される場合もあるが、この記事では''intersex''の訳語は「インターセックス」で統一している。
#[[生物学]]・医学領域における「インターセックス」
#[[生物学]]・医学領域における「インターセックス」
#:インターセックスとは、Webster's Seventh New Collegiate Dictionary (1963)によれば、「身体的な性の特徴が、典型的な男性と典型的な女性との間の状態」と定義されている。
#:インターセックスとは、Webster's Seventh New Collegiate Dictionary (1963)によれば、「身体的な性の特徴が、典型的な男性と典型的な女性との間の状態」と定義されている。
#:アリス・ドレガー(Alice Dreger; 医師、DSDsの推進者)によれば、この用語を初めて用いたのは動物学・発生遺伝学者のリヒャルト・ゴルトシュミット(1923)である。彼はマイマイ蛾の研究において、雌雄両方の特徴を持つ個体について初めて「インターセクシュアリティ」という用語を用いた。当初「インターセックス」との用語は、蛾や魚類などの生物学の範疇において用いられていたが、やがて医学文献では、[[ヒト]]の生物学的性分化の過程における何らかの非典型的な特徴を持つ様々なレベルの症候群を包括する用語としても用いられるようになっていった(Haqq & Donahoe, 1998; Shearman, 1982; Sizonenko, 1993)。
#:アリス・ドレガー(Alice Dreger; 医療人類学・生命倫理学者)によれば、この用語を初めて用いたのは動物学・発生遺伝学者のリヒャルト・ゴルトシュミット(1923)である。彼はマイマイ蛾の研究において、雌雄両方の特徴を持つ個体について初めて「インターセクシュアリティ」という用語を用いた。当初「インターセックス」との用語は、蛾や魚類などの生物学の範疇において用いられていたが、やがて医学文献では、[[ヒト]]の生物学的性分化の過程における何らかの非典型的な特徴を持つ様々なレベルの症候群を包括する用語としても用いられるようになっていった(Haqq & Donahoe, 1998; Shearman, 1982; Sizonenko, 1993)。
#:ISNA(後述)によれば、医学においては次のような身体的状態・意味に用いられていたとしている<ref name="ISNA-why">{{Cite web |date=2006-05-24 |url=http://www.isna.org/node/1066 |title=Why is ISNA using "DSD"? |publisher=ISNA |language=英語 |accessdate=2009-11-23 }}</ref>。
#:ISNA(後述)によれば、医学においては次のような身体的状態・意味に用いられていたとしている<ref name="ISNA-why">{{Cite web |date=2006-05-24 |url=http://www.isna.org/node/1066 |title=Why is ISNA using "DSD"? |publisher=ISNA |language=英語 |accessdate=2009-11-23 }}</ref>。
#*出生時にどちらの性別を決定すればいいか分からない状態
#*出生時にどちらの性別を決定すればいいか分からない状態
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#:「インターセクシュアリティ」「インターセックス」との用語は、1993年以降、その時代に行われていた、インターセックスの状態を持つ人々に対する治療プロトコルへの批判と、当事者を含めた新たなプロトコルの構築を求める運動において、政治的なアイデンティティとして用いられた。ISNAやインターセックス・イニシアティヴなどが運動団体の代表である。ここで用いられた「インターセックス」との用語は、医療に対する当事者の要望を可能とするためのポリティカルアイデンティティであり、ジェンダーアイデンティティとしての「インターセックス」とは意味が異なる<ref name="IPDX-toDSD">{{Cite web |date=2006-02 |url=http://www.ipdx.org/articles/intersextodsd.html |title=From "Intersex" to "DSD": Toward a Queer Disability Politics of Gender |publisher=Intersex Initiative |language=英語 |accessdate=2009-11-23 }}</ref>。
#:「インターセクシュアリティ」「インターセックス」との用語は、1993年以降、その時代に行われていた、インターセックスの状態を持つ人々に対する治療プロトコルへの批判と、当事者を含めた新たなプロトコルの構築を求める運動において、政治的なアイデンティティとして用いられた。ISNAやインターセックス・イニシアティヴなどが運動団体の代表である。ここで用いられた「インターセックス」との用語は、医療に対する当事者の要望を可能とするためのポリティカルアイデンティティであり、ジェンダーアイデンティティとしての「インターセックス」とは意味が異なる<ref name="IPDX-toDSD">{{Cite web |date=2006-02 |url=http://www.ipdx.org/articles/intersextodsd.html |title=From "Intersex" to "DSD": Toward a Queer Disability Politics of Gender |publisher=Intersex Initiative |language=英語 |accessdate=2009-11-23 }}</ref>。
#[[ジェンダー]]アイデンティティ([[性自認]])としてのインターセックス
#[[ジェンダー]]アイデンティティ([[性自認]])としてのインターセックス
#:インターセックスの状態を持つ人々の中には、自らを「男性でも女性でもない性」「中性」「第三の性」と認識する人は{{要出典範囲|少数ながら}}存在するし、「インターセックス」との用語が、性自認を指すものとして用いられることもある。ただし、{{要出典範囲|インターセックスの状態を持つ人々の大多数が、典型的な男性/女性としての性自認を持っており}}むしろ「ンターセックス」とのステレオタイプ的なラベリングは拒絶さることが多い<ref name="IPDX-toDSD" />。
#:インターセックスの状態を持つ人々の中には、自らを「男性でも女性でもない性」「中性」「第三の性」と認識する人は少数ながら存在するし、「インターセックス」との用語が、性自認を指すものとして用いられることもある。ただし、インターセックスの状態を持つ人々の大多数が、典型的な男性/女性としての性自認を持っており(たとえば2004年から2005年にかけてドツで行わた大規模調査<ref name="Clinical evaluation study of DSD
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=== 性分化疾患(DSDs) ===
=== 性分化疾患(DSDs) ===

2010年6月25日 (金) 01:45時点における版

性分化疾患
概要
診療科 泌尿器科学, 産婦人科学, 内分泌学
分類および外部参照情報
MeSH D012734

性分化疾患(せいぶんかしっかん。: Disorders of sex development , DSDs)は「染色体生殖腺、もしくは解剖学的にの発達が先天的に非定型的である状態」を指す医学用語である[1]。英語ではDSDと略されることが多い。

「性分化疾患」という単一の疾患があるわけではなく、アンドロゲン不応症先天性副腎皮質過形成、卵精巣型性分化疾患、クラインフェルター症候群ターナー症候群など、身体的性別に関する様々なレベルでの症候群・疾患群を包括する用語で、日本では以前までは「性分化異常症」「性発達障害」などと呼ばれていたものに当たる。

この概念は、内外生殖器や性染色体など身体的性別にかかわる非典型的な特徴に関するもので、生物学的には完全に典型的であり、しかも自分の肉体がどちらのに所属しているかをはっきり認知していながら、その反面で人格的には自分が別の性に属していると確信している状態を指す「性同一性障害」(GID)とは異なる。

用語の変遷と定義

「性分化疾患」との用語へと至る過程は、主にアメリカ合衆国の医学界及び一部の当事者団体から成る「DSDコンソーシアム」[2] が主導した。これまで医学領域や一般に用いられていた「半陰陽」「両性具有」(hermaphroditism)や「インターセックス」(intersex)などの用語は、「患者には蔑視的な意味が潜むものと感じられ、専門家や親などにとっては紛らわしいものである」[1]ため、医学領域においては用いられなくなりつつある。

半陰陽(hermaphroditism)

半陰陽もしくは両性具有: hermaphroditism)とは、19世紀に病理学者のエドウィン・クレプス(en:Edwin Klebs)によって導入された解剖学的医学用語。

  • 「真性半陰陽(true hermaphroditism)」とは、卵巣精巣の両方を持ち、卵巣と精巣のいずれが優勢かによって男性女性の特徴を併せもった構造を呈した状態を指す。
  • 「男性仮性半陰陽(male-pseudohermaphroditism)」は、性器は精巣であるが、外性器が女性器、もしくは区別のつきにくい状態を指す。
  • 「女性仮性半陰陽(female-pseudohermaphroditism)」は、卵巣と正常な女性内性器を持つが、外性器形成異常がある状態を指す。

その後の医学の発展において、例えば女性仮性半陰陽の大部分が、先天性副腎皮質過形成の一部を構成する疾病群であることが判明するなど、病態生理が明らかになったり、1950年代以降可能となった染色体抽出によって明らかになっていった、性染色体の数と構成が非典型的であることに伴う疾病群が、19世紀時点での解剖学的概念に収まり切らなくなってきたことや、「半陰陽」という用語が、完全な男性と完全な女性との両方を併せ持つという誤解を与える(Hermaphroditus)ことから、特に患者間で問題視され、現在では用いられなくなりつつある。

インターセックス(intersex)

インターセックス: intersex)は、比較的新しい言葉で、日本語では「半陰陽」「間性」と訳される場合もあるが、この記事ではintersexの訳語は「インターセックス」で統一している。

  1. 生物学・医学領域における「インターセックス」
    インターセックスとは、Webster's Seventh New Collegiate Dictionary (1963)によれば、「身体的な性の特徴が、典型的な男性と典型的な女性との間の状態」と定義されている。
    アリス・ドレガー(Alice Dreger; 医療人類学・生命倫理学者)によれば、この用語を初めて用いたのは動物学・発生遺伝学者のリヒャルト・ゴルトシュミット(1923)である。彼はマイマイ蛾の研究において、雌雄両方の特徴を持つ個体について初めて「インターセクシュアリティ」という用語を用いた。当初「インターセックス」との用語は、蛾や魚類などの生物学の範疇において用いられていたが、やがて医学文献では、ヒトの生物学的性分化の過程における何らかの非典型的な特徴を持つ様々なレベルの症候群を包括する用語としても用いられるようになっていった(Haqq & Donahoe, 1998; Shearman, 1982; Sizonenko, 1993)。
    ISNA(後述)によれば、医学においては次のような身体的状態・意味に用いられていたとしている[3]
    • 出生時にどちらの性別を決定すればいいか分からない状態
    • 「本当の」性別について曖昧な状態
    • 外性器の外観、性腺組織、内部の生殖器、性染色体を含む様々な性別特徴の不一致
    • 曖昧な性器(ambiguous genitalia)の状態
    • 19世紀の「半陰陽」の分類に基づいた用語と同義の状態
  2. アイデンティティ・ポリティクスとしてのインターセックス
    「インターセクシュアリティ」「インターセックス」との用語は、1993年以降、その時代に行われていた、インターセックスの状態を持つ人々に対する治療プロトコルへの批判と、当事者を含めた新たなプロトコルの構築を求める運動において、政治的なアイデンティティとして用いられた。ISNAやインターセックス・イニシアティヴなどが運動団体の代表である。ここで用いられた「インターセックス」との用語は、医療に対する当事者の要望を可能とするためのポリティカルアイデンティティであり、ジェンダーアイデンティティとしての「インターセックス」とは意味が異なる[4]
  3. ジェンダーアイデンティティ(性自認)としてのインターセックス
    インターセックスの状態を持つ人々の中には、自らを「男性でも女性でもない性」「中性」「第三の性」と認識する人は少数ながら存在するし(、「インターセックス」との用語が、性自認を指すものとして用いられることもある。ただし、インターセックスの状態を持つ人々の大多数が、典型的な男性/女性としての性自認を持っており(たとえば、2004年から2005年にかけてドイツで行われた大規模調査[5]。では、性分化疾患当事者439人のうち、自らを「男でも女でもない」とした人は9人で、残りの430人は通常の男性か女性の性自認を報告している)、むしろ「インターセックス」とのステレオタイプ的なラベリングは拒絶されることが多い[4]

性分化疾患(DSDs)

性分化疾患(Disorders of sex development, DSDs)とは「染色体、性腺、または解剖学的性の発達が非典型的である先天的状態」を指す医学用語である[1]

「『インターセックス:間性(intersex)』や『仮性半陰陽(pseudohermaphroditism)』、『半陰陽:雌雄同体(hermaphroditism)』、『性転換(sex reversal)』といった用語や、性別を基盤とした診断学的ラベリングが特に議論を呼んでおり、患者には蔑視的な意味が潜むものと感じられ、専門家や親などにとっては紛らわしいものである」ため、臨床上の系統的な専門用語として提案されたものである。この用語は、ローソン・ウィルキンス小児内分泌科学会(LWPES)や、アメリカ小児医学会(AAP)、ヨーロッパ小児内分泌学協会(ESPA)、当事者団体である北米インターセックス協会(ISNA)、日本小児内分泌学会性分化委員会などのメンバー・専門家ら約40人以上が集まった2005年の国際会議において合意・採択された(シカゴコンセンサス)。

論文『我々はその人たちを半陰陽(hermaphroditism)と呼んできた』において、筆者のヴィランは「DSDs」はインターセクシュアリティの同義語ではなく、「半陰陽:雌雄同体(hermaphroditism)」を基にした医学用語を置き換えるものであると明確にしている[6]

2009年10月、日本小児内分泌学会では、こうした状態の総称に「異常(abnormality)や障害(disorder)という言葉を使うべきではない」として「性分化疾患」を用いることを決定した[7]

当事者団体の受け止め

以上のように、「性分化疾患」の語には「半陰陽」などの持つ偏見を取り除き、人格全体でなく単に症状を指すことで当事者に受け入れられやすくし、医療を受けやすくするなどの狙いがあったが、人間のアイデンティティそのものに関わる問題であり、当事者の意見のヒアリングはあまり行われず(と受け止められ)、また「疾患」(disorder)という言葉を含んでいることなどから、「生きやすく、偏見を受けにくく」という願いは共通でありながら当事者の受け止めは一様ではない[8]

北米インターセックス協会(ISNA)

北米インターセックス協会en:Intersex Society of North America, ISNA)はアメリカ合衆国及びカナダのインターセックス当事者団体の1つであった。

「性分化疾患」の語の制定にも積極的に関わった推進派であり、普及に尽力し、2008年には解散してIntersexを冠さない新組織「Accord Alliance」に移行した[9]。DSDコンソーシアムのハンドブックは現在もAccord Allianceが配布している[10]

ISNAは「インターセックス」という言葉が政治的、もしくはジェンダー的な「ラベリング」となっており、「両親や親が子どもにそのようなラベリングを付けるべきではな」く、「彼/彼女らの性別に関する体験が、典型的な男性/女性であ」り「インターセックスの状態を持って生れた成人には『インターセックス』というラベリングを拒絶する人も多い」と主張し、「『疾患』であれば人格でもインターセクシュアリティでもなく事象の原因を指す」としていた[3]。またDSDsの語を用いることでISNAが「医療関係者と対話しやすくなった」と強調した[3]

国際インターセックス機構(OII)

国際インターセックス機構en:Organisation Intersex International, OII)はヨーロッパを中心とした国際的なインターセックスの当事者団体である。インターセックスの支援団体としては世界最大とされている[11]

OIIは「インターセックス」もしくは「両性具有」という1つのセックスがあるのではないという点ではISNAと意見を同じくするが、性を自己決定する権利を求め、男女の二分法でなく1人1人にそれぞれの性のあるということを自ら肯定的に受け止め、特に子どもに対するものを含め本人とのインフォームド・コンセントを強く求める立場[12]から、「性分化疾患」という語が該当者を治療すべき「疾患」であると見做すラベリングに他ならないこと、(特に北米以外の)該当者自身の関与しないところから押し付けられる一面的な定義であること[13]、遺伝子の優生学的スクリーニングにより最終的にはこうした人々の消滅に導く危惧があること[14]などを理由に「性分化疾患」という言葉の受け入れを拒絶している。

インターセックス・イニシアティヴ(IPDX)

インターセックス・イニシアティヴ(Intersex Initiative, IPDX)はアメリカ合衆国のもう1つの当事者団体である。日本にも支部がある。

男女の二分法でない性の多様性を積極的に受け入れ「子どもの身体ではなく社会を変える」べきであるとする立場やインフォームド・コンセントを求める立場はOIIに近く、特に外科的な処置に対しては否定的である[15]が、「性分化疾患」という言葉に対しては慎重に中立を保っている。かつてのインターセックス運動には「実際にはインターセックスでない人達も多く含まれていた」[4]と指摘する一方で、DSDコンソーシアムの決定には「実際の患者の声はほとんど反映されず」「当事者団体のリーダーはその構成員を売り渡したと疑われ支持者の多くに失望された」[16]としている。

推進派・反対派のどちらも「子どものノーマライゼーション手術や投薬による矯正」を望んではおらず、ラベリングから逃れたいと望んでいることでは共通していると整理した上で、「性分化疾患」という語は前進ではあるが問題も残るとして、'Variations of sex development'(性分化のバリエーション、VSD)という言い換えなども提言しつつ、性分化疾患は「医学的な側面を指す用語としては容認できる」が、IPDXとしては「『インターセックス』という言葉を使い続ける」としている[16]


医療介入からの保護

こうした出生時に外性器や性染色体等の不一致を持って生まれた人々は、幼少時に本人の意思に反して、外性器を典型的な男性器、或いは女性器に外科手術によって端正させられることが多い。こうした医療介入は危険を伴うだけでなく、本人の性自認に反する結果を招く可能性がある。こうした人々を保護するため、2006年7月29日に議決されたモントリオール宣言はこうした医療介入禁止を求め、それを受けて2006年11月議決されたジョグジャカルタ原則第18条においては「十分なインフォームド・コンセントが得られるまで児童(未成年者)の体は医療介入から保護される必要がある」[17]ことが明記されるに至った。(「ジョグジャカルタ原則」の項目を参照)


注釈

  1. ^ a b c Lee, P. A., C. P. Houk, S. F. Ahmed, and I. A. Hughes. 2006. Consensus statement on management of intersex disorders. Pediatrics 118 (2):e488-500. http://pediatrics.aappublications.org/cgi/reprint/118/2/e488
  2. ^ About the Consortium on the Management of Disorders of Sex Development” (英語). DSD Guidelines. 2009年11月23日閲覧。
  3. ^ a b c Why is ISNA using "DSD"?” (英語). ISNA (2006年5月24日). 2009年11月23日閲覧。
  4. ^ a b c From "Intersex" to "DSD": Toward a Queer Disability Politics of Gender” (英語). Intersex Initiative (2006年2月). 2009年11月23日閲覧。
  5. ^ Clinical evaluation study of the German network of disorders of sex development (DSD)/intersexuality: study design, description of the study population, and data quality” (英語). BMC Public Health (2009年4月21日). 2010年6月25日閲覧。
  6. ^ Vilain E, Achermann JC, Eugster EA, Harley VR, Morel Y, Wilson JD, and Hiort O. 2007. We used to call them hermaphrodites. Genetics in Medicine 9 (2):65-66.
  7. ^ 日本小児内分泌学会:「性分化疾患」に統一”. 毎日新聞 (2009年10月3日). 2009年10月12日閲覧。
  8. ^ Davidson, Robert (4 2009). “DSD Debates: Social Movement Organizations' Framing Disputes Surrounding the Term 'Disorders of Sex Development'” (PDF). Liminalis: 60-80. http://www.liminalis.de/2009_03/Artikel_Essay/Liminalis-2009-Davidson.pdf. 
  9. ^ Dear ISNA Friends and Supporters” (英語). ISNA (2008年6月28日). 2009年11月23日閲覧。
  10. ^ Welcome to DSD Guidelines” (英語). DSD Guidelines. 2009年11月23日閲覧。
  11. ^ Diamond, Milton; Hazel G Beh (2008). “Changes in the management of children with intersex conditions.”. Nature Reviews Endocrinology (4): 4-5. PMID 17984980. 
  12. ^ OFFICIAL POSITIONS” (英語). OII. 2009年11月23日閲覧。
  13. ^ Why is OII not using the term DSD or Disorders of Sex Development?” (英語). OII. 2009年11月23日閲覧。
  14. ^ The End of a Movement” (英語). OII. 2009年11月23日閲覧。
  15. ^ インターセックス・イニシアティヴへようこそ”. 日本インターセックス・イニシアティヴ. 2009年11月23日閲覧。
  16. ^ a b Frequently Asked Questions about the "DSD" Controversy” (英語). Intersex Initiative (2008年6月29日). 2009年11月23日閲覧。
  17. ^ PRINCIPLE 18. Protection from Medical Abuses.” (英語). THE YOGYAKARTA PRINCIPLES. Yogyakarta Principles (2007年). 2009年11月23日閲覧。

関連項目