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鈴木家住宅 (愛西市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鈴木家住宅
情報
設計者 不詳[1]
構造形式 木造瓦葺[2]
建築面積 241 m² [2]
階数 2階建[2]
竣工 1890年
所在地 496-0902
愛知県愛西市須依町郷577
座標 北緯35度09分16.4秒 東経136度43分2.2秒 / 北緯35.154556度 東経136.717278度 / 35.154556; 136.717278 (鈴木家住宅)座標: 北緯35度09分16.4秒 東経136度43分2.2秒 / 北緯35.154556度 東経136.717278度 / 35.154556; 136.717278 (鈴木家住宅)
文化財 登録有形文化財
指定・登録等日 2008年3月7日[2]
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鈴木家住宅(すずきけじゅうたく)は、愛知県愛西市須依町郷577にある邸宅。主屋、蔵、米蔵、門及び外塀が登録有形文化財

歴史

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鈴木家は尾張国海部郡佐屋村地主であり、特に江戸時代末期ごろに財を成した[1]

1876年(明治9年)には鈴木仙太郎が家督を相続し、愛知県会議員(1883年-1884年、1903年-1907年、1914年-1919年)、衆議院議員(1894年-1897年、1908年-1912年)を歴任し、愛知県会では議長も務めた[3]。1925年(大正14年)から1928年(昭和3年)までは佐屋村長を務めている[1]

1890年(明治23年)には鈴木仙太郎によって主屋が建てられた[1]。翌年の1891年(明治24年)10月28日には濃尾地震が起こっているが、新築の主屋は全く損傷を受けなかったという[1]。大正時代から昭和初期には、貴人を招待するための改修を行ったとされる[1]

2008年(平成20年)3月7日、主屋、蔵、米蔵、門及び外塀が登録有形文化財に登録された[2]

建築

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  • 主屋 - 木造2階建、桟瓦葺[4]。建築面積257㎡[4]。1890年(明治23年)竣工、大正後期改修、昭和前期増築・改修[4]
  • 蔵 - 土蔵造2階建、桟瓦葺[4]。建築面積52㎡[4]。1879年(明治12年)竣工[4]
  • 米蔵 - 土蔵造2階建、桟瓦葺[4]。建築面積42㎡[4]。明治中期竣工、昭和前期移築・増築[4]
  • 門及び外塀 - 門は石造門柱2基、間口3.2m、両脇門付[4]。外塀はコンクリート造、延長77m[4]。昭和前期竣工[4]

脚注

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  1. ^ a b c d e f 『愛知県の近代和風建築』愛知県教育委員会、2007年、p.191
  2. ^ a b c d e 鈴木家住宅主屋 文化遺産オンライン
  3. ^ 『佐屋町史 通史編』佐屋町史編纂委員会、1996年、p.719
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 鈴木家住宅主屋、蔵、米蔵、門及び外塀 愛知県

参考文献

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  • 『愛知県の近代和風建築』愛知県教育委員会、2007年
  • 『佐屋町史 通史編』佐屋町史編纂委員会、1996年

外部リンク

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