菊地研
表示
菊地 研(きくち けん、1984年10月8日 - )は、日本のバレエダンサーである。2001年に牧阿佐美バレヱ団に入団し、2024年に同バレエ団を退団した[1]。
人物・経歴
[編集]東京生まれ、10歳よりバレエを始める。石井清子バレエ研究所(東京都)、竹内ひとみバレエスクール(福島県)を経て、2001年牧阿佐美バレヱ団に入団。入団してまもなく、ローラン・プティにより「デューク・エリントン・バレエ」のソリストに抜擢され、16歳の躍動感あふれる踊りが話題を呼び注目を集める[2][3]。同年、ボリショイ・バレエ学校に短期留学。2003年「くるみ割り人形」王子役で主役デビューを果たす。
2004年プティの指名で、ルシア・ラカッラ、ルイジ・ボニーノらと共に、パリ・リヨン・ボルドー・モスクワで上演された、ローラン・プティのガラ公演に、日本人でただ1人の最年少ダンサーとして参加した[3][4]。牧阿佐美バレヱ団には2024年3月まで在籍していた[1]。父は絵本・造形作家の菊地清。
レパートリー
[編集]牧阿佐美バレヱ団
[編集]- F.アシュトン『リーズの結婚~ラ・フィユ・マル・ガルデ~』(コーラス)
- 『白鳥の湖』(ジークフリード王子)
- 『ラ・シルフィード』(ジェイムズ)
- 『くるみ割り人形』(王子)
- 『ドン・キホーテ』(バジル)
- 『眠れる森の美女』(ブルーバード、カヴァリエール(プロローグ)、4人の王子)
- 『ライモンダ』(アブデラフマン、 ベランジェ)
- 『ジゼル』(ヒラリオン)
- 『三銃士』(ポルトス、バッキンガム公爵、ロシュフォール)
- R.プティ『ノートルダム・ド・パリ』(司教フロロ)
- R.プティ『デューク・エリントン・バレエ』(ソリスト)
- R.プティ『ピンク・フロイド・バレエ』(ソリスト)
新国立劇場バレエ団
[編集]- 牧阿佐美振付『椿姫』(アルマン)ゲスト主演
その他
[編集]受賞歴
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “退団のお知らせ”. 牧阿佐美バレヱ団. 2024年4月29日閲覧。
- ^ 祐成秀樹「師プティにささげる踊り」『読売新聞』2011年12月27日夕刊、第3版、第8面。
- ^ a b “vol.15 菊地研 日本発の世界で活躍するダンサーになりたい”. Fuji-tv ART NET:ダンサーって?!. 2007年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月18日閲覧。
- ^ “<ローラン・プティ 創作の道を語る>のパリ郊外シュレーヌ公演”. Dance Cube -チャコット webマガジン:ワールドレポート 〜世界のダンス最前線〜 (2004年4月10日). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 2011/09/27発行 DANZA第36号 - ウェイバックマシン(2011年12月22日アーカイブ分) 2011年12月18日閲覧。