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しかし、化石に残るのが、その生物のごく一部分であることはごく普通であるし、運良く全身が残っていたとしても、そこからすぐにその生物のことがわかるわけではない。多くの場合、できる限りの証拠を集めて、その生物の生きていたときの様子を考えようとしても、様々な仮定の上に立ったものしかできない。新たな証拠が発見されることで、それまでの復元像が完全に改められる場合も多い。
しかし、化石に残るのが、その生物のごく一部分であることはごく普通であるし、運良く全身が残っていたとしても、そこからすぐにその生物のことがわかるわけではない。多くの場合、できる限りの証拠を集めて、その生物の生きていたときの様子を考えようとしても、様々な仮定の上に立ったものしかできない。新たな証拠が発見されることで、それまでの復元像が完全に改められる場合も多い。


有名な例として、保存の良い化石が多いことで知られる[[バージェス動物群]]の[[ハルキゲニア]]がある。全身が残ってはいたものの、各部にさして特徴がなく、どちらが前か、
有名な例として、保存の良い化石が多いことで知られる[[バージェス動物群]]の[[ハルキゲニア]]がある。全身が残ってはいたものの、各部にさして特徴がなく、どちらが前か、どちら上かも判断がつけにくく、対になった棘を足のようにして立ち、背中から触手を伸ばす動物として復元されたが、中国から類似の動物が発見されたことから、触手と考えたものが足で、棘は背面から上に突き出したものという風に、すべてが逆になってしまった。



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ら触手を伸ばす動物として復元されたが、中国から類似の動物が発見されたことから、触手と考えたものが足で、棘は背面から上に突き出したものという風に、すべてが逆になってしまった。


また、断片のみが発見された例でも、やはりバージェス動物群の[[アノマロカリス]]は、顎はクラゲ、触手はエビ(これが元来のアノマロカリス)、胴体はナマコと考えられ、別々に記載されていたというのがある。
また、断片のみが発見された例でも、やはりバージェス動物群の[[アノマロカリス]]は、顎はクラゲ、触手はエビ(これが元来のアノマロカリス)、胴体はナマコと考えられ、別々に記載されていたというのがある。


==関連項目==
==関連項目==

[絶滅した動物一覧]]
*[[古生物学]]
*[[古生物学]]
*[[絶滅した植物一覧]]
*[[絶滅した植物一覧]]
*[[絶滅した動物一覧]]
*[
*[[生きている化石]]
*[[生きている化石]]



2006年10月31日 (火) 09:29時点における版

古生物(こせいぶつ)は、地質時代に生存したと想定される生物の総称。次のように大別できる。

復元

過去に生存していた生物は、普通は化石によってのみ、その存在を知ることができる。ただし、化石からその生物のことがすべてわかるわけではない。化石等を元に、生物の生きていたときの様子を再現する試みのことを復元という。

しかし、化石に残るのが、その生物のごく一部分であることはごく普通であるし、運良く全身が残っていたとしても、そこからすぐにその生物のことがわかるわけではない。多くの場合、できる限りの証拠を集めて、その生物の生きていたときの様子を考えようとしても、様々な仮定の上に立ったものしかできない。新たな証拠が発見されることで、それまでの復元像が完全に改められる場合も多い。

有名な例として、保存の良い化石が多いことで知られるバージェス動物群ハルキゲニアがある。全身が残ってはいたものの、各部にさして特徴がなく、どちらが前か、どちら上かも判断がつけにくく、対になった棘を足のようにして立ち、背中から触手を伸ばす動物として復元されたが、中国から類似の動物が発見されたことから、触手と考えたものが足で、棘は背面から上に突き出したものという風に、すべてが逆になってしまった。

また、断片のみが発見された例でも、やはりバージェス動物群のアノマロカリスは、顎はクラゲ、触手はエビ(これが元来のアノマロカリス)、胴体はナマコと考えられ、別々に記載されていたというのがある。

関連項目