「破魔矢」の版間の差分
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仏教において、[[青面金剛]]に従う[[四夜叉]]の一人、烏摩勒伽(うまろきゃ)が持つ金の弓矢が破魔矢の発祥であるという伝承があり、烏摩勒伽ら四夜叉を祀る日光の[[輪王寺]]では、それにちなんだ龍神破魔矢が販売されている<ref>[http://rinnoji.or.jp/precincts/taiyuin 日光山輪王寺大猷院・「龍神破魔矢」解説より]</ref>。 |
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日本では古来、[[呪術]]をかける事は少ないが、呪術に対する[[Wikt:破邪|破邪]]の慣習は多くある。一般に破魔矢の先が鋭く尖っていないのは、目標とする人や物自体ではなく'''邪魔'''が発する邪気・邪意・邪道・邪心等の'''妖気を破り浄化する'''用を為せばよいので、鋭利な刃物である必要が無い為である。 |
日本では古来、[[呪術]]をかける事は少ないが、呪術に対する[[Wikt:破邪|破邪]]の慣習は多くある。一般に破魔矢の先が鋭く尖っていないのは、目標とする人や物自体ではなく'''邪魔'''が発する邪気・邪意・邪道・邪心等の'''妖気を破り浄化する'''用を為せばよいので、鋭利な刃物である必要が無い為である。 |
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* [[四夜叉|烏摩勒伽]]:手にする金の弓矢は破魔矢の発祥といわれている{{要出典|date=2017年8月24日 (木) 03:08 (UTC)}}。 |
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* [[新田神社 (大田区)|新田神社]] - 東京都[[大田区]] |
* [[新田神社 (大田区)|新田神社]] - 東京都[[大田区]] |
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** [[平賀源内]]の矢守:参拝客に提供の発祥といわれている{{要出典|date=2017年8月24日 (木) 03:08 (UTC)}}。 |
** [[平賀源内]]の矢守:参拝客に提供の発祥といわれている{{要出典|date=2017年8月24日 (木) 03:08 (UTC)}}。 |
2017年11月2日 (木) 05:35時点における版
破魔矢(はまや)とは、正月の縁起物や神具として寺院・神社で授与される矢である。破魔弓(はまゆみ)と呼ばれる弓とセットにすることもある。
このほか、家屋を新築した際の上棟式に呪いとして鬼門に向けて棟の上に弓矢を立てる。新生児の初節句に親戚や知人から破魔矢・破魔弓を贈る習慣もある[要出典]。
正月に行われていた弓の技を試す「射礼」(じゃらい)という行事に使われた弓矢に由来するとされている。元々「ハマ」は競技に用いられる的のことを指す。これを射る矢を「はま矢(浜矢)」、弓を「はま弓(浜弓)」と呼んだ。「はま」が「破魔」に通じるとして、正月に男児のいる家に弓矢を組み合わせた玩具を贈る風習が生まれた。後に、一年の好運を射止める縁起物として初詣で授与されるようになった[要出典]。
破魔矢の概念
仏教において、青面金剛に従う四夜叉の一人、烏摩勒伽(うまろきゃ)が持つ金の弓矢が破魔矢の発祥であるという伝承があり、烏摩勒伽ら四夜叉を祀る日光の輪王寺では、それにちなんだ龍神破魔矢が販売されている[1]。
日本では古来、呪術をかける事は少ないが、呪術に対する破邪の慣習は多くある。一般に破魔矢の先が鋭く尖っていないのは、目標とする人や物自体ではなく邪魔が発する邪気・邪意・邪道・邪心等の妖気を破り浄化する用を為せばよいので、鋭利な刃物である必要が無い為である。
一般には破魔矢のみがよく流通しているが、正式には、破魔弓で射て初めて邪魔を破り浄化する効力を発揮する。一般人が破魔矢を持つ意味は、破魔弓は神や神主や破邪の能力を有する者が持って方向と力と気を定めて構え、破魔矢の所有者は破りたい魔に対する矢を提示する形で射られる、との仕組から来る。
商標
小型の弓にお守りなどをつけた神社の縁起物の「破魔矢」は、神奈川県の破魔矢奉製所という会社が商標登録していたが、広く使われるようになったとして、数年前に[いつ?]商標登録の更新をしなかった。このため、以前は「魔除けの矢」などとニュースで表現していたNHKも最近は[いつから?]「破魔矢」という語を使うこともある。