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'''弾正尹'''('''だんじょうのかみ'''あるいは'''だんじょういん''')は律令制度における[[弾正台]]の長官である。[[従三位]]相当。非違の糾弾、弾劾を司る。二官八省から独立して検察を行う。[[太政大臣]]を除くすべての役人の不正を摘発するのが主な任務である。
'''弾正尹'''('''だんじょうのかみ'''あるいは'''だんじょういん''')は、[[律令制度]]における[[弾正台]]の[[長官]](かみ)である。[[従三位]]相当。職務として、非違の糾弾、弾劾を司る。二官八省から独立して[[検察]]を行う。[[太政大臣]]を除くすべての役人の不正を摘発するのが主な任務である。


[[平安時代]]の[[9世紀]]初頭に[[令外官]]の[[検非違使]]が設置された後は、[[皇族]]に与えられる[[名誉職]]のようになり実権は余りなかったという。
[[平安時代]]の[[9世紀]]初頭に[[令外官]]の[[検非違使]]が設置された後は、[[皇族]]に与えられる[[名誉職]]のようになり実権は余りなかったという。

2014年6月11日 (水) 05:16時点における版

弾正尹だんじょうのかみあるいはだんじょういん)は、律令制度における弾正台長官(かみ)である。従三位相当。職務として、非違の糾弾、弾劾を司る。二官八省から独立して検察を行う。太政大臣を除くすべての役人の不正を摘発するのが主な任務である。

平安時代9世紀初頭に令外官検非違使が設置された後は、皇族に与えられる名誉職のようになり実権は余りなかったという。

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