「さめがめ」の版間の差分

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'''さめがめ'''は、[[コンピュータゲーム]]の一種である。
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名前の由来は[[英語]]の「same game」より(但し、sameは必ず定冠詞のtheを付けなければ文法として成立しないため、[[和製英語]]である)。
名前の由来は[[英語]]の「Game Game」より(但し、sameは必ず定冠詞のTheを付けなければ文法として成立しないため、[[和製英語]]である)。


[[1985年]]に森辺訓章(もりすけ)が「月刊ASCII」に投稿した「ChainShot!」が元となっている。
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[[1985年]][[11月]]号に「ChainShot!(もりすけ作、[[FM-8]]用)」「ChainShot!(小日向敏行による[[PC-9800シリーズ]]移植版)」が掲載された。
[[1985年]][[11月]]号に「ChainShot!(もりすけ作、[[FM-8]]用)」「ChainShot!(小日向敏行による[[PC-9800シリーズ]]移植版)」が掲載された。


その後、地道な移植作業を経て[[1992年]]に福本栄治(響人)が[[UNIX]]版(HIUXM版)SAME GAMEをフリーウェアとして公開。
その後、地道な移植作業を経て[[1992年]]に福本栄治(響人)が[[UNIX]]版(HIUXM版)SAME GAMEをフリーウェアとして公開。
同年12月、吉岡わたる(W.Yossy)が[[PC9801]]版を公開したことを契機に、 [[草の根BBS]]を中心に日本各地に広がっていった。
同年12月、吉岡わたる(W.Yossy)が[[PC9801]]版を公開したことを契機に、 [[草の根BBS]]を中心に日本各地に広がっていった。


[[1993年]]には[[Microsoft Windows|Windows]]版が、[[1994年]]には高橋健(KEN Takahashi)による[[Macintosh]]版「まきがめ」、An More Night☆による[[FMTOWNS]]版猿亀(さるがめ)」が公開された。
[[1993年]]には[[Microsoft Windows|Windows]]版が、[[1994年]]には高橋健(KEN Takahashi)による[[Macintosh]]版「まきがめ」、An More Night☆による[[FMTOWNS]]版猿亀さるがめ)』が公開された。


[[1996年]]には鮫亀の名称でゲームソフト制作会社の[[ハドソン]]によって[[スーパーファミコン]]にも移植された。「鮫亀」発売前にコマがマリオキャラクターになったUNDAKE30 鮫亀大作戦マリオバージョンが[[パイロット版]]として作られ、初心会などで使われた。コマはマリオ・タマゴ・コイン・キノコ・ファイアフラワーの種類。販売店対抗鮫亀コンテスト参加店に配られ、ハイスコア大会の商品としてプレゼントもされた。また、[[サテラビュー]]でも配信された。
[[1996年]]には鮫亀の名称でゲームソフト制作会社の[[ハドソン]]によって[[スーパーファミコン]]にも移植された。「鮫亀」発売前にコマがマリオキャラクターになったUNDAKE30 鮫亀大作戦マリオバージョンが[[パイロット版]]として作られ、初心会などで使われた。コマはマリオ・タマゴ・コイン・キノコ・ファイアフラワーの5種類。販売店対抗鮫亀コンテスト参加店に配られ、ハイスコア大会の商品としてプレゼントもされた。また、[[サテラビュー]]でも配信された。


[[2007年]][[4月12日]]に[[ロケットカンパニー]]より発売された[[ニンテンドーDS]]用ゲームわたしの[[リラックマ]]に、さめがめの駒をリラックマのキャラクターにした「リラがめ」というミニゲームが収録されている。
[[1997年]]には[[ゲームボーイ]]版が『SAME GAME』の名称でハドソンから発売をした。
[[2007年]][[4月12日]]に[[ロケットカンパニー]]より発売された[[ニンテンドーDS]]用ゲームわたしの[[リラックマ]]に、さめがめの駒をリラックマのキャラクターにした「リラがめ」というミニゲームが収録されている。


[[Ubuntu]]など[[Linuxディストリビューション]]の一部がバンドルしている。
[[Ubuntu]]など[[Linuxディストリビューション]]の一部がバンドルしている。

2013年8月19日 (月) 05:32時点における版

さめがめは、コンピュータゲームの一種である。 名前の由来は英語の「Game Game」より(但し、sameは必ず定冠詞のTheを付けなければ文法として成立しないため、和製英語である)。

1985年に森辺訓章(もりすけ)が「月刊ASCII」に投稿した「ChainShot!」が元となっている。 ソースが公開されているため、タイムアタック制やステージ制を盛り込んだものなどさまざまなバージョンが存在する。 160*64ドット(駒ひとつは32*32ドット)のビットマップデーターを駒として使用することができるため、駒データーのみを公開している作者も多数存在する。

ルール

画面は升目状に区切られており、いくつかの種類の駒が配置されている。プレイヤーは、画面上の駒を一つずつ選んで消していき、得点を競う。駒の消え方には、以下のようなルールがある。

  • プレイヤーが選んだ駒に接する同じ種類の駒は、同時に消える。(逆に言えば、同じ種類の駒が接していない、孤立した駒は消すことができない)
  • 同時に消える駒が多ければ多いほど、得点が大きくなる。
  • 消えた駒の上にあった駒は、下に落ちてくる。
  • 縦一列の駒が消えると、その右隣の列の駒は、左に移動する。
  • 消せる駒がなくなった時点でゲーム終了となる。
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歴史

森辺訓章(もりすけ)がルールを考案し、本人作のコンピュータゲームが「月刊ASCII」に投稿された。 1985年11月号に「ChainShot!(もりすけ作、FM-8用)」「ChainShot!(小日向敏行によるPC-9800シリーズ移植版)」が掲載された。

その後、地道な移植作業を経て1992年に福本栄治(響人)がUNIX版(HIUXM版)『SAME GAME』をフリーウェアとして公開。 同年12月、吉岡わたる(W.Yossy)がPC9801版を公開したことを契機に、 草の根BBSを中心に日本各地に広がっていった。

1993年にはWindows版が、1994年には高橋健(KEN Takahashi)によるMacintosh版「まきがめ」、An More Night☆によるFMTOWNS版『猿亀(さるがめ)』が公開された。

1996年には『鮫亀』の名称でゲームソフト制作会社のハドソンによってスーパーファミコンにも移植された。「鮫亀」発売前にコマがマリオキャラクターになった『UNDAKE30 鮫亀大作戦マリオバージョン』がパイロット版として作られ、初心会などで使われた。コマはマリオ・タマゴ・コイン・キノコ・ファイアフラワーの5種類。販売店対抗鮫亀コンテスト参加店に配られ、ハイスコア大会の商品としてプレゼントもされた。また、サテラビューでも配信された。

1997年にはゲームボーイ版が『SAME GAME』の名称でハドソンから発売をした。

2007年4月12日ロケットカンパニーより発売されたニンテンドーDS用ゲーム『わたしのリラックマ』に、さめがめの駒をリラックマのキャラクターにした「リラがめ」というミニゲームが収録されている。

UbuntuなどLinuxディストリビューションの一部がバンドルしている。

外部リンク