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'''桂枝茯苓丸'''(けいしぶくりょうがん)は、[[古方派]][[漢方薬]]の処方の一つ。 |
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2013年3月7日 (木) 06:51時点における版
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、古方派漢方薬の処方の一つ。
概要
当帰芍薬散・桃核承気湯とともに、瘀血と呼ばれる血の滞りをとる処方(駆瘀血剤)の一つである。
構成生薬
等量の桂枝・茯苓・牡丹皮・桃仁・芍薬をはちみつで「うさぎのうんこ」状に丸めて調合する。
食前に一丸を飲む。効かないときは3丸まで増やしてよい。
効能
鬱血や血行障害による症状に用いられ、当帰芍薬散よりは実証の人に用いる。みぞおちのあたりの動悸や、下腹部の硬結・圧痛などを目標にし、月経不順、不妊症などに用いる。かつては狭心症などにも用いた。
慎重投与
次の患者には慎重に投与する[1]。
- 著しく体力の萎えている患者
副作用
次の副作用がある[1]。
重大な副作用
肝機能障害、黄疸
その他
注意事項
次の注意が必要である[1]。
- 桃仁、牡丹皮による流早産の危険性があるため、妊産婦には投与を控える。
- 高齢者は生理機能の低下、小児は安全性未確立のため注意。
脚注
参考文献
- 『金匱要略』
関連項目
外部リンク