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『'''ゲーム・キッズ'''』は、[[渡辺浩弐]]の[[小説]][[シリーズ (作品)|シリーズ]]。『'''1999年のゲーム・キッズ'''』『'''2000年のゲーム・キッズ'''』『'''2999年のゲーム・キッズ'''』の3シリーズが存在する。
『'''ゲーム・キッズ'''』は、[[渡辺浩弐]]の[[小説]][[シリーズ (作品)|シリーズ]]。『'''1999年のゲーム・キッズ'''』『'''2000年のゲーム・キッズ'''』『'''2999年のゲーム・キッズ'''』『'''2013年ゲーム・キッズ'''』の4シリーズが存在する。また、『'''2999年のゲーム・キッズ'''』は同名の[[PlayStation (ゲーム機)|PlayStation]]用[[ゲームソフト]]が存在する(→[[プレイステーションコミック]])


== 概要 ==
== 概要 ==
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いずれの作品も連作オムニバス小説の形式で描かれており、共通の登場人物などは基本的に存在しない。『1999年のゲーム・キッズ』は作品が連載されていた90年代当時に注目されていた携帯電話やインターネットなどデジタル・科学技術を題材にしており、『2000年のゲーム・キッズ』も基本的には同様のスタンスで執筆されている。『2999年のゲーム・キッズ』は現代より遥かな未来を舞台としている。
いずれの作品も連作オムニバス小説の形式で描かれており、共通の登場人物などは基本的に存在しない。『1999年のゲーム・キッズ』は作品が連載されていた90年代当時に注目されていた携帯電話やインターネットなどデジタル・科学技術を題材にしており、『2000年のゲーム・キッズ』も基本的には同様のスタンスで執筆されている。『2999年のゲーム・キッズ』は現代より遥かな未来を舞台としている。


2011年5月20日、[[星海社]]が運営するwebサイト『最前線』にて『1999年のゲーム・キッズ』が復活される事が発表された<ref>[http://news.nicovideo.jp/watch/nw65535 渡辺浩弐の名作『ゲーム・キッズ』が復活 『ファウスト』最新号の刊行も発表 ニコニコニュース]</ref>。
2011年5月20日、[[星海社]]が運営するwebサイト『[[最前線 (星海社)|最前線]]』にて『ゲーム・キッズ』が復活<ref>[http://news.nicovideo.jp/watch/nw65535 渡辺浩弐の名作『ゲーム・キッズ』が復活 『ファウスト』最新号の刊行も発表 ニコニコニュース]</ref>、及びに過去の『ゲーム・キッズ』シリーズが星海社から発行されることが発表された<ref>[http://sai-zen-sen.jp/works/extras/ikuze20110520/01/01.html 星海社一周年記念特別トークセッション「いくぜ! 星海社」2011.5.20 中野ブロードウェイ K-CAFE | 最前線]</ref>。それぞれ上下巻の文庫になり、全作[[リライト]]され結末が変わったものもある

2012年10月『[[マチ★アソビ]] vol.9』星海社パラソルショップにて書き下ろし「マチ★アソビのゲーム・キッズ」を発表<ref>[http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/night/post-586.html 【隠し玉】マチ★アソビのゲーム・キッズ | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント]</ref>。同年11月7日『最前線』上で『2013年のゲーム・キッズ』の週刊連載が開始され、その第1回「謎と旅する女」がTwitter等で話題になり<ref>[http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/night/2013-1.html 『2013年のゲーム・キッズ』がちょっとすごいことになってきた | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント]</ref>、星海社のサーバがダウンした<ref>[http://togetter.com/li/404308 『最前線』サイトが繋がりにくくなった理由 - Togetter]</ref>。第2回以降は『[[ニコニコ生放送]]』の「星海社アワーfeat.2013年のゲーム・キッズ」にて新人女性声優による[[朗読番組|朗読会]]が行われている<ref>[http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/night/2013-2.html 『2013年のゲーム・キッズ』の今後について | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント]</ref><ref>[http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/info/feat2013.html 【速報】『星海社アワーfeat.2013年のゲーム・キッズ』続行決定!追加の3回は、中村桜、山本彩乃、そして能登麻美子!! | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント]</ref>。


== 書誌情報 ==
== 書誌情報 ==
=== 新書判 ===
=== 単行本 ===
; 1999年のゲーム・キッズ
; 1999年のゲーム・キッズ
:; ファミ通ブックス版
:; ファミ通ブックス版
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::* 1999年のゲーム・キッズII マザー・ハッカー (1994年9月発行、アスペクト) ISBN 978-4893662743
::* 1999年のゲーム・キッズII マザー・ハッカー (1994年9月発行、アスペクト) ISBN 978-4893662743
::* 1999年のゲーム・キッズIII デジタルな神様 (1995年12月発行、アスペクト) ISBN 978-4893664396
::* 1999年のゲーム・キッズIII デジタルな神様 (1995年12月発行、アスペクト) ISBN 978-4893664396
:
; 2000年のゲーム・キッズ
; 2000年のゲーム・キッズ
:; ファミ通ブックス版
:; ファミ通ブックス版
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::* 2000年のゲーム・キッズII 仮想科学小説集 夢ビデオ (1997年11月発行、[[アスキー・メディアワークス|アスキー]]) ISBN 978-4893668226
::* 2000年のゲーム・キッズII 仮想科学小説集 夢ビデオ (1997年11月発行、[[アスキー・メディアワークス|アスキー]]) ISBN 978-4893668226
::* 2000年のゲーム・キッズIII 仮想科学小説集 バーチャル・アイドル・クラブ (1998年1月発行、アスキー) ISBN 978-4893669261
::* 2000年のゲーム・キッズIII 仮想科学小説集 バーチャル・アイドル・クラブ (1998年1月発行、アスキー) ISBN 978-4893669261
:
; 2999年のゲーム・キッズ
; 2999年のゲーム・キッズ
:; ファミ通ブックス版
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::* 2999年のゲーム・キッズ短編集 聖人プログラム (2000年2月発行、アスキー) ISBN 978-4757206670
::* 2999年のゲーム・キッズ短編集 聖人プログラム (2000年2月発行、アスキー) ISBN 978-4757206670
:; エンターブレイン版
:; エンターブレイン版
::* 2999年のゲーム・キッズ 完全版 (2003年2月、[[エンターブレイン]]) ISBN 978-4757713284
::* 2999年のゲーム・キッズ 完全版 (2003年2月、[[エンターブレイン]]) ISBN 978-4757713284
:: ファミ通ブックス版2冊の内容も含んだ全編収録。
:: ファミ通ブックス版2冊の内容も含んだ全編収録。
:; [[講談社BOX]]版
:; [[講談社BOX]]版
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:: 完全版に加筆修正を行った上で新作『シズクダイヤものがたり』を収録。
:: 完全版に加筆修正を行った上で新作『シズクダイヤものがたり』を収録。


=== 文庫 ===
=== 文庫 ===
; 1999年のゲーム・キッズ
; 1999年のゲーム・キッズ
:; 幻冬舎版
:; 幻冬舎版
::* 1999年のゲーム・キッズ (1997年4月発行、[[幻冬舎]]) ISBN 978-4877284558
::* 1999年のゲーム・キッズ (1997年4月発行、[[幻冬舎文庫]]) ISBN 978-4877284558
::* 1999年のゲーム・キッズII マザー・ハッカー (1997年11月発行、幻冬舎) ISBN 978-4877285319
::* 1999年のゲーム・キッズII マザー・ハッカー (1997年11月発行、幻冬舎文庫) ISBN 978-4877285319
::* 1999年のゲーム・キッズIII デジタルな神様 (1999年6月発行、幻冬舎) ISBN 978-4877287511
::* 1999年のゲーム・キッズIII デジタルな神様 (1999年6月発行、幻冬舎文庫) ISBN 978-4877287511
:; 星海社版
:; 星海社版
::* 1999年のゲーム・キッズ 上 (2012年5月11日発売、[[星海社]]、挿絵:竹) ISBN 978-4061389335
::* 1999年のゲーム・キッズ 上 (2012年5月11日発売、[[星海社文庫]]、挿絵:[[ (イラストレーター)|竹]]) ISBN 978-4061389335
::* 1999年のゲーム・キッズ 下 (2012年7月11日発売、星海社、挿絵:竹) ISBN 978-4061389359
::* 1999年のゲーム・キッズ 下 (2012年7月11日発売、星海社文庫、挿絵:竹) ISBN 978-4061389359
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; 2000年のゲーム・キッズ
; 2000年のゲーム・キッズ
:; 幻冬舎版
:; 幻冬舎版
:: 1巻分のみが文庫化。
:: 1巻分のみが文庫化。
::* 2000年のゲーム・キッズ (2000年10月発行、幻冬舎) ISBN 978-4344400399
::* 2000年のゲーム・キッズ (2000年10月発行、幻冬舎文庫) ISBN 978-4344400399
:; 星海社版
:; 星海社版
::* 2000年のゲーム・キッズ 上 (2012年10月発行、星海社、挿絵:竹) ISBN 978-4061389380
::* 2000年のゲーム・キッズ 上 (2012年10月発行、星海社文庫、挿絵:竹) ISBN 978-4061389380
::* 2000年のゲーム・キッズ 下 (2012年12月発行、星海社文庫、挿絵:竹) ISBN:978-4061389410


== 関連作品 ==
== 関連作品 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://sai-zen-sen.jp/ 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント]
* [http://sai-zen-sen.jp/ 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント]
* [http://sai-zen-sen.jp/fictions/1999gamekids/ 『1999年のゲーム・キッズ』]
* [http://sai-zen-sen.jp/fictions/gamekids2013/ 『2013年のゲーム・キッズ』]


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2013年2月15日 (金) 07:44時点における版

ゲーム・キッズ』は、渡辺浩弐小説シリーズ。『1999年のゲーム・キッズ』『2000年のゲーム・キッズ』『2999年のゲーム・キッズ』『2013年のゲーム・キッズ』の4シリーズが存在する。また、『2999年のゲーム・キッズ』は同名のPlayStationゲームソフトが存在する(→プレイステーションコミック)。

概要

エンターブレインの『ファミコン通信』(現:ファミ通)にて1993年から1995年にかけて『1999年のゲーム・キッズ』が連載され、同作の終了後は『2000年のゲーム・キッズ』『2999年のゲーム・キッズ』が続けて連載された。

いずれの作品も連作オムニバス小説の形式で描かれており、共通の登場人物などは基本的に存在しない。『1999年のゲーム・キッズ』は作品が連載されていた90年代当時に注目されていた携帯電話やインターネットなどデジタル・科学技術を題材にしており、『2000年のゲーム・キッズ』も基本的には同様のスタンスで執筆されている。『2999年のゲーム・キッズ』は現代より遥かな未来を舞台としている。

2011年5月20日、星海社が運営するwebサイト『最前線』にて『ゲーム・キッズ』が復活[1]、及びに過去の『ゲーム・キッズ』シリーズが星海社から発行されることが発表された[2]。それぞれ上下巻の文庫になり、全作リライトされ結末が変わったものもある。

2012年10月『マチ★アソビ vol.9』星海社パラソルショップにて書き下ろし「マチ★アソビのゲーム・キッズ」を発表[3]。同年11月7日『最前線』上で『2013年のゲーム・キッズ』の週刊連載が開始され、その第1回「謎と旅する女」がTwitter等で話題になり[4]、星海社のサーバがダウンした[5]。第2回以降は『ニコニコ生放送』の「星海社アワーfeat.2013年のゲーム・キッズ」にて新人女性声優による朗読会が行われている[6][7]

書誌情報

単行本

1999年のゲーム・キッズ
ファミ通ブックス版
2000年のゲーム・キッズ
ファミ通ブックス版
  • 2000年のゲーム・キッズ 仮想科学小説集 (1997年3月発行、アスペクト) ISBN 978-4893666796
  • 2000年のゲーム・キッズII 仮想科学小説集 夢ビデオ (1997年11月発行、アスキーISBN 978-4893668226
  • 2000年のゲーム・キッズIII 仮想科学小説集 バーチャル・アイドル・クラブ (1998年1月発行、アスキー) ISBN 978-4893669261
2999年のゲーム・キッズ
ファミ通ブックス版
  • 2999年のゲーム・キッズ (1999年12月発行、アスキー) ISBN 978-4757206601
  • 2999年のゲーム・キッズ短編集 聖人プログラム (2000年2月発行、アスキー) ISBN 978-4757206670
エンターブレイン版
ファミ通ブックス版2冊の内容も含んだ全編収録。
講談社BOX
完全版に加筆修正を行った上で新作『シズクダイヤものがたり』を収録。

文庫版

1999年のゲーム・キッズ
幻冬舎版
星海社版
2000年のゲーム・キッズ
幻冬舎版
1巻分のみが文庫化。
星海社版
  • 2000年のゲーム・キッズ 上 (2012年10月発行、星海社文庫、挿絵:竹) ISBN 978-4061389380
  • 2000年のゲーム・キッズ 下 (2012年12月発行、星海社文庫、挿絵:竹) ISBN:978-4061389410

関連作品

  • BLACK OUT - 『1999年のゲーム・キッズ』が原案としてクレジットされており、渡辺浩弐によるノベライズも刊行された。
  • 世にも奇妙な物語 - 幾つかの作品が原作として映像ドラマ化されている。

脚注

  1. ^ 渡辺浩弐の名作『ゲーム・キッズ』が復活 『ファウスト』最新号の刊行も発表 ニコニコニュース
  2. ^ 星海社一周年記念特別トークセッション「いくぜ! 星海社」2011.5.20 中野ブロードウェイ K-CAFE | 最前線
  3. ^ 【隠し玉】マチ★アソビのゲーム・キッズ | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント
  4. ^ 『2013年のゲーム・キッズ』がちょっとすごいことになってきた | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント
  5. ^ 『最前線』サイトが繋がりにくくなった理由 - Togetter
  6. ^ 『2013年のゲーム・キッズ』の今後について | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント
  7. ^ 【速報】『星海社アワーfeat.2013年のゲーム・キッズ』続行決定!追加の3回は、中村桜、山本彩乃、そして能登麻美子!! | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント

外部リンク