「超次元ゲイム ネプテューヌ」の版間の差分

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:; パープルハート
:; パープルハート
:: 守護女神としてのネプテューヌの姿。黒地に緑色の十字が入った髪飾りをつけた姿をしている。ブラックハートに似たレオタード状の衣装を着用する。この姿の際は普段とは似ても似つかない冷静沈着な大人の女性になるが、どこか抜けている部分は変わらない。
:: 守護女神としてのネプテューヌの姿。黒地に緑色の十字が入った髪飾りをつけた姿をしている。ブラックハートに似たレオタード状の衣装を着用する。この姿の際は普段とは似ても似つかない冷静沈着な大人の女性になるが、どこか抜けている部分は変わらない。
:: モデルはセガネプチューン(2002年に[[ハード・業界板]]に何者かによって立てられた、「セガがアメリカの会社から発注を受け、メガドライブの上位機種を開発していた」という趣旨のスレッドを発端とする想像上のゲーム機)と思われる。

; ベール
; ベール
: 声 - [[佐藤利奈]]
: 声 - [[佐藤利奈]]
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:; グリーンハート
:; グリーンハート
:: 守護女神としてのベールの姿。緑色の髪をポニーテールにまとめている。露出の激しい白色をベースにしたレオタードのような服装を着用する。使用武器は[[槍|ランス]]。
:: 守護女神としてのベールの姿。緑色の髪をポニーテールにまとめている。露出の激しい白色をベースにしたレオタードのような服装を着用する。使用武器は[[槍|ランス]]。
:: モデルは[[Xbox 360]]と思われる。

; ノワール
; ノワール
: 声 - [[今井麻美]]
: 声 - [[今井麻美]]
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:; ブラックハート
:; ブラックハート
:: 守護女神としてのノワールの姿。髪は銀髪になり、黒色をベースにしたレオタードのような服装を着用する。負けん気が強く、また責任感も強い。使用武器は刀剣。
:: 守護女神としてのノワールの姿。髪は銀髪になり、黒色をベースにしたレオタードのような服装を着用する。負けん気が強く、また責任感も強い。使用武器は刀剣。
:: モデルは[[プレイステーション3]]と思われる。

; ブラン
; ブラン
: 声 - [[阿澄佳奈]]
: 声 - [[阿澄佳奈]]
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:; ホワイトハート
:; ホワイトハート
:: 守護女神としてのブランの姿。青みがかった銀髪と、白色の、いわゆる[[スクール水着]]のような形状の服装を着用する。ブラン同様に小柄で、普段は口数が少なく、知的な雰囲気を持っている。
:: 守護女神としてのブランの姿。青みがかった銀髪と、白色の、いわゆる[[スクール水着]]のような形状の服装を着用する。ブラン同様に小柄で、普段は口数が少なく、知的な雰囲気を持っている。
:: モデルは[[Wii]]と思われる。


=== 下界の住民 ===
=== 下界の住民 ===
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: ダンジョンアクションは「モンスターコール」。使用することで、連続でモンスターが登場する特殊な戦闘が発生する。この戦闘に勝利することで、一定時間モンスターとのランダムエンカウントが発生しなくなる。また、ダンジョン内の魔方陣で使用することで、強力なモンスターを呼び出すことも可能。
: ダンジョンアクションは「モンスターコール」。使用することで、連続でモンスターが登場する特殊な戦闘が発生する。この戦闘に勝利することで、一定時間モンスターとのランダムエンカウントが発生しなくなる。また、ダンジョン内の魔方陣で使用することで、強力なモンスターを呼び出すことも可能。
: モデルは本作の開発・発売元でもある[[コンパイルハート]]。
: モデルは本作の開発・発売元でもある[[コンパイルハート]]。

; アイエフ
; アイエフ
: 声 - [[植田佳奈]]
: 声 - [[植田佳奈]]
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: ダンジョンアクションは「トレジャーサーチ」。ダンジョン内に隠された宝箱がある場合、その方向に向けて光が伸びる(壁などを突き抜けて一直線に進むことに注意)。隠された宝箱の近くで使った場合、隠された宝箱が出現する。
: ダンジョンアクションは「トレジャーサーチ」。ダンジョン内に隠された宝箱がある場合、その方向に向けて光が伸びる(壁などを突き抜けて一直線に進むことに注意)。隠された宝箱の近くで使った場合、隠された宝箱が出現する。
: モデルは[[アイディアファクトリー]]。
: モデルは[[アイディアファクトリー]]。

; がすと
; がすと
: 声 - [[桑谷夏子]]
: 声 - [[桑谷夏子]]
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|accessdate=2010-12-5
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}} </ref>。
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; 日本一
; 日本一
: 声 - [[水橋かおり]]
: 声 - [[水橋かおり]]
: 正義のヒーローを自称する少女。ヒーローになることを目指し、日々活動している。発育不良の気があることを非常に気にしている。基本的に非戦闘員であるが、ダウンロードコンテンツ「日本一ちゃんバトル参加券」を適用することで、戦闘シーンにて使用可能となる。その際の使用武器は[[銃|銃器]]。なお、彼女を仲間にする(バトル参加券の適用有無に関わらず)ことで、通常はサブイベントクリア時にのみ確認可能な「シェア」を常時確認出来るようになる。
: 正義のヒーローを自称する少女。ヒーローになることを目指し、日々活動している。発育不良の気があることを非常に気にしている。基本的に非戦闘員であるが、ダウンロードコンテンツ「日本一ちゃんバトル参加券」を適用することで、戦闘シーンにて使用可能となる。その際の使用武器は[[銃|銃器]]。なお、彼女を仲間にする(バトル参加券の適用有無に関わらず)ことで、通常はサブイベントクリア時にのみ確認可能な「シェア」を常時確認出来るようになる。
: モデルは[[日本一ソフトウェア]]。
: モデルは[[日本一ソフトウェア]]。

; 5pb.
; 5pb.
: 声 - [[nao (1985年生の歌手)|nao]]
: 声 - [[nao (1985年生の歌手)|nao]]
: 世界を旅するストリートミュージシャン。作中にて聴取可能なラジオ番組「ふぁいらじっ♪」のパーソナリティでもある。基本的にNPCであるが、ダウンロードコンテンツにて追加されるシナリオをプレイすることで仲間にすることが出来るようになる。その際の使用武器は[[ギター]]。職業に反して、極度の人見知りという一面も持つ。
: 世界を旅するストリートミュージシャン。作中にて聴取可能なラジオ番組「ふぁいらじっ♪」のパーソナリティでもある。基本的にNPCであるが、ダウンロードコンテンツにて追加されるシナリオをプレイすることで仲間にすることが出来るようになる。その際の使用武器は[[ギター]]。職業に反して、極度の人見知りという一面も持つ。
: モデルは名前の通り[[5pb.]]。
: モデルは名前の通り[[5pb.]]。

; RED
; RED
: 声 - [[伊藤かな恵]]
: 声 - [[伊藤かな恵]]
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=== その他 ===
=== その他 ===

; イストワール
; イストワール
: 声 - [[かないみか]]
: 声 - [[かないみか]]
: 世界を創造した「史書」。守護女神たちから遠ざけるように、ゲイムギョウ界の下界に封印されている。ネプテューヌに自身を解放するよう助けを求めるが、その出自には謎が多い。
: 世界を創造した「史書」。守護女神たちから遠ざけるように、ゲイムギョウ界の下界に封印されている。ネプテューヌに自身を解放するよう助けを求めるが、その出自には謎が多い。

; マジェコンヌ
; マジェコンヌ
: 声 - [[たかはし智秋]]
: 声 - [[たかはし智秋]]
: 本作のラストボス。高らかな(ネプテューヌ曰く「時代遅れの」)笑い声と共に現れる黒衣の女。好戦的な性格をしており、ネプテューヌを執拗に付け狙う。
: 本作のラストボス。高らかな(ネプテューヌ曰く「時代遅れの」)笑い声と共に現れる黒衣の女。好戦的な性格をしており、ネプテューヌを執拗に付け狙う。
: モデルはいわゆる[[マジコン]]と思われる。


== 用語 ==
== 用語 ==
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:; ルウィー 「夢見る白の大地」
:; ルウィー 「夢見る白の大地」
:: 守護女神ホワイトハートによって守護される大陸。雪深い気候。各都市が都市毎の「協会」を中心とした自治単位として機能するという、他大陸とは異なった体制を持つ。他大陸より逃れて来た「異教徒」が「ギルド」と呼ばれる組織を作り、問題視されている。
:: 守護女神ホワイトハートによって守護される大陸。雪深い気候。各都市が都市毎の「協会」を中心とした自治単位として機能するという、他大陸とは異なった体制を持つ。他大陸より逃れて来た「異教徒」が「ギルド」と呼ばれる組織を作り、問題視されている。

; 協会
; 協会
: 各大陸における行政府。他大陸への渡航の際の手続きなども行っており、他大陸へ移動する人間は協会に期間と目的を申請し、許可を得なければならない(前述のとおり、移動には跳ね橋の利用が必要であるため、その操作が必要という問題もある)。また、同時に各守護女神の信仰・支持団体でもある。
: 各大陸における行政府。他大陸への渡航の際の手続きなども行っており、他大陸へ移動する人間は協会に期間と目的を申請し、許可を得なければならない(前述のとおり、移動には跳ね橋の利用が必要であるため、その操作が必要という問題もある)。また、同時に各守護女神の信仰・支持団体でもある。

; ギルド
; ギルド
: 各大陸の住人でありながら、該当する大陸の守護女神以外の女神を崇拝する「異教徒」が集まって作った組織。基本的に地下組織であり、ギルドの街であってもそうと気づかれないようにカモフラージュした上で日々を送っている。純粋に信仰のみを推し進める穏便派と、積極的な異種排除を行っている強硬派に分かれている。
: 各大陸の住人でありながら、該当する大陸の守護女神以外の女神を崇拝する「異教徒」が集まって作った組織。基本的に地下組織であり、ギルドの街であってもそうと気づかれないようにカモフラージュした上で日々を送っている。純粋に信仰のみを推し進める穏便派と、積極的な異種排除を行っている強硬派に分かれている。

; 女神ブログ
; 女神ブログ
: ブラックハート、グリーンハート、ホワイトハートの三人がそれぞれ開設している[[ブログ]]。大陸に関する解説や、時折攻略に関わる情報などが、ゲームの進行に従って掲載される(単なる雑談であることも多々ある)。「情報収集」メニュー内の「ブログ」から閲覧可能。閲覧中はそれぞれのブログをイメージした壁紙が表示される。
: ブラックハート、グリーンハート、ホワイトハートの三人がそれぞれ開設している[[ブログ]]。大陸に関する解説や、時折攻略に関わる情報などが、ゲームの進行に従って掲載される(単なる雑談であることも多々ある)。「情報収集」メニュー内の「ブログ」から閲覧可能。閲覧中はそれぞれのブログをイメージした壁紙が表示される。

; ふぁいらじっ♪
; ふぁいらじっ♪
: 5pbがパーソナリティを務めている、視聴者投稿型のラジオ番組。サブイベントの進行に従って「はがき」が届き、未読はがきが存在する場合に限って「情報収集」メニュー内の「ふぁいらじっ♪」から聴取可能となる(一度聞いたものはシステムメニューの「コレクション」から再確認可能)。聴取中は番組イメージの壁紙が表示される。
: 5pbがパーソナリティを務めている、視聴者投稿型のラジオ番組。サブイベントの進行に従って「はがき」が届き、未読はがきが存在する場合に限って「情報収集」メニュー内の「ふぁいらじっ♪」から聴取可能となる(一度聞いたものはシステムメニューの「コレクション」から再確認可能)。聴取中は番組イメージの壁紙が表示される。

; シェア
; シェア
: 各守護女神が治める大陸の勢力。サブイベントをプレイすることで、基本的に該当大陸のものが増加する。ただし、四大陸と「その他」での合計値が決まっており、どこかの大陸を増加させた場合は別な大陸のものや「その他」のシェアが減少する(どこが増減するかはサブイベント毎に決まっている)。特定のイベントの発生や、該当大陸の守護女神の能力に影響する。
: 各守護女神が治める大陸の勢力。サブイベントをプレイすることで、基本的に該当大陸のものが増加する。ただし、四大陸と「その他」での合計値が決まっており、どこかの大陸を増加させた場合は別な大陸のものや「その他」のシェアが減少する(どこが増減するかはサブイベント毎に決まっている)。特定のイベントの発生や、該当大陸の守護女神の能力に影響する。
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: 作曲: [[伊藤賢治]]
: 作曲: [[伊藤賢治]]
: 歌: [[nao (1985年生の歌手)|nao]]
: 歌: [[nao (1985年生の歌手)|nao]]

; エンディングテーマ「恋をゲームにしないで!」
; エンディングテーマ「恋をゲームにしないで!」
: 作詞: [[桃井はるこ]]
: 作詞: [[桃井はるこ]]

2012年9月29日 (土) 01:11時点における版

超次元ゲイム ネプテューヌ
Hyperdimension Neptunia
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 プレイステーション3
開発元 コンパイルハート
発売元 日本の旗 コンパイルハート
アメリカ合衆国の旗 NIS America
欧州連合の旗 Tecmo Koei
人数 1人
メディア blu-ray Disc
発売日 日本の旗 2010年8月19日
アメリカ合衆国の旗 2011年2月15日
欧州連合の旗 2011年3月4日
オーストラリアの旗 2011年3月31日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
ESRB: Teen
PEGI: 12
コンテンツ
アイコン
セクシャル
その他 プレイステーションネットワーク対応
テンプレートを表示

超次元ゲイム ネプテューヌ』(ちょうじげんゲイム ネプテューヌ)は、コンパイルハートより2010年8月19日に発売されたプレイステーション3用ソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム

本項内では、企業等の実在する名称とゲーム内の固有名詞で同一のものが登場した場合、特に断りがない限りゲーム内での固有名詞を示す。

概要

本作の最大の特徴として、世界の名称そのものをはじめとして、登場人物や用語のほとんどが、何らかのゲーム用語や実在するゲームメーカー・ゲームハードをモデルに擬人化している点が挙げられる(具体例は登場人物の項を参照)。作中の発言などにもゲーム業界の話題や、(本作に登場していない)他社ゲーム作品を連想させる内容などを多く散りばめ、また世界観もいわゆるゲームプラットフォーム競争やマジコン問題などを基盤に据えており、擬人化キャラクターを題材にした作品の中でも一風変わった雰囲気を形成している。 その他、登場人物のほぼ全員が女性キャラであり、イベントの進行によるギャラリー絵の獲得や、装備の変更によって服装が変わる等、いわゆる萌え要素を前面に押し出した作品でもある。

なお、本作の続編である超次元ゲイム ネプテューヌmk2が2011年8月18日に発売された。シリーズの3作目『神次元ゲイム ネプテューヌV』は2012年8月30日に発売予定。

2012年8月にアニメ化が発表された[1]

プロローグ

四人の守護女神達によって守護されている、異世界「ゲイムギョウ界」。しかし、世界を守護する筈の守護女神達は何千年にもわたった争いを続けており、下界は先代守護女神「マジェコンヌ」によってモンスターが溢れかえっていた。

争いの中、守護女神の一人「ネプテューヌ」は下界へと落とされ記憶を失ってしまうが、その時に世界を創造した司書「イストワール」の声を聞く。封印されしイストワールを救い出し、ゲイムギョウ界を救うため、ネプテューヌは自分を介抱してくれたコンパと、ダンジョンで偶然出会ったアイエフと共に下界の四大陸を旅するのであった。

システム

本作は、ストーリーを進行させたり、ミッションを受領するためのワールドパートと、実際にダンジョンなどを探索するダンジョンパートに大別されている。

ワールドパートでは、現在主人公達が滞在している大陸上においてミッションなどの情報を集める「情報収集」と、実際にダンジョンに出発する「探索開始」を主に行うことが可能になっている。本作ではダンジョンなどはマップ上には最初存在せず、情報収集においてミッションを受領することで初めて「探索開始」メニュー下にダンジョンが表示され、探索を開始することが可能になっている。ストーリーと無関係なダンジョンは、一度クリアした後であれば任意のタイミングで再探索開始が可能。その他、ショップ(モデルはAmazon.com)による装備品やアイテムの購入も本パート内で行う。

ダンジョンパートでは、3DCGにて描かれるダンジョン内の探索を行う。操作はフィールド探索タイプのロールプレイングゲームであり、ダンジョン毎に規定された条件を満たすことでダンジョンクリアとなる。また、本パート内ではキャラクターに応じた「ダンジョンアクション」が可能になる。

戦闘システム

ダンジョンパートでは、移動やダンジョンアクション「モンスターコール」によって戦闘が発生することがある。

戦闘では、行動順が訪れたキャラクターから順に、事前に設定しておいた技を使用して標的への攻撃を行うことが基本となる。それぞれの技には「消費AP」が設定されており、行動開始時に与えられたAPをそれぞれの技ごとに消費する必要がある。行動可能なAPが残っている限り、何回でも行動が可能。

各技は攻撃の1段階目、2段階目、3段階目、4段階目のそれぞれにおいて○、☓、△のいずれかのボタンに割り振ることができるが、特定の段階以降でなければ使用できない技も存在する。単純な技のボタン配置ではなく、ボタンを押した順番ごとに各段階に技を割り振る形式であることに注意が必要。なお、4段階目までつなげた場合、押したボタンの順番毎に設定したコンボ名が表示される。コンボ名は各キャラクター毎に、全てのボタンの組み合わせ毎に自由に設定が可能。

基本的には4段1セット(途中でAPが尽きた場合はその時点で終了)での攻撃行動となるが、4段階目に特定の技を設定することにより、攻撃行動を3回追加する「コンボリンク」が可能。また、後衛のキャラクターが居る場合、後衛と交代した上で、交代されたキャラがさらに続けて3回の攻撃行動を行う「バトンタッチ」が可能な技も存在する。

特定のキャラクターは4段階目に「女神化」が可能な技を使用することで「守護女神」に変身することが出来る。守護女神状態に変身すると能力が上昇するが、その内容は「プロセッサユニット」と呼ばれる、守護女神状態専用の装備の内容に依存する。

行動順が訪れて攻撃を開始する前か、コンボリンクを行わずに4段階目の攻撃を行うか、途中で中断した後、最低1回行動可能な程度のAPが残っている場合は、防御を選択することも出来る。防御を選択するとそのキャラクターの行動順は終了し、次回の行動順まで防御態勢を取る。防御態勢中は受けるダメージを軽減することが出来、その軽減度合は残っていたAPの量に依存する。これは、APを使い切って行動順を終了した場合、次の行動順まで無防備になるという意味でもある。

パーティーメンバーが全滅するとゲームオーバーとなるが、全滅した戦闘をやり直すか、タイトル画面に戻るかの選択肢になる。

本作には他のRPGに存在するような任意のタイミングでのアイテム使用の概念はなく、任意のタイミングでの魔法や特技(あるいはそれに類する技能)を使用するという概念もない。消耗したHPや状態異常などの回復は、HPが一定値以下になる等の条件を満たすことでアイテムを消費して発動する「アイテムスキル」に頼ることとなる。アイテムスキルは条件を満たした際に、あらかじめ設定された確率に従って自動的に発動する。発動率はあらかじめ、スキル毎にポイントを割り振ることで調整する。なお、非戦闘時においてもアイテムや魔法によるHPなどの回復は出来ないが、ダンジョンパートを終了してワールドパートに戻ると全回復する。

エンディング

エンディングは3種類あり、ネプテューヌを除く残りの守護女神を仲間にしたかどうかで変化する。(誰も仲間にしていない/全員仲間にしている/どちらでもない)

登場人物

守護女神

ネプテューヌに限らず、守護女神は下界で行動する際の人間としての姿と名前も持っている。名前は任意で変更可能。

ネプテューヌ
- 田中理恵
本作の主人公。十字キーのような形状の髪飾り(作中の表現によれば「脳波コントローラ」)をつけた少女。四大陸の一つ「プラネテューヌ」で気を失っていた所をコンパに介抱され、イストワールを解放するための旅に出る。名前が呼びづらいためか、コンパには「ねぷねぷ」と呼ばれる。使用武器は
明るく元気でテンションが常に高く、後先を考えずに行動するタイプなため、しょっちゅうトラブルを巻き起こすトラブルメイカー。
ダンジョンアクションは「ハンマーアタック」。破壊可能な壁や岩など、ダンジョン内の特定のオブジェクトを破壊する。再度使用可能になるまで時間がかかるため、戦闘への流用は不可能とのこと。
パープルハート
守護女神としてのネプテューヌの姿。黒地に緑色の十字が入った髪飾りをつけた姿をしている。ブラックハートに似たレオタード状の衣装を着用する。この姿の際は普段とは似ても似つかない冷静沈着な大人の女性になるが、どこか抜けている部分は変わらない。
ベール
声 - 佐藤利奈
四大陸の一つ「リーンボックス」に住む、穏やかな物腰の女性。極めてマイペースな性格のため、守護女神としての役割を疎かにしがち。実はネットゲームから18禁BLゲームまで幅広く嗜む極度のゲーマー。
グリーンハート
守護女神としてのベールの姿。緑色の髪をポニーテールにまとめている。露出の激しい白色をベースにしたレオタードのような服装を着用する。使用武器はランス
ノワール
声 - 今井麻美
四大陸の一つ「ラステイション」に住む少女。黒髪をいわゆるツインテールにしている。真面目で気の強い性格をしており、ラステイションの発展に心血を注いでいる。
ブラックハート
守護女神としてのノワールの姿。髪は銀髪になり、黒色をベースにしたレオタードのような服装を着用する。負けん気が強く、また責任感も強い。使用武器は刀剣。
ブラン
声 - 阿澄佳奈
四大陸の一つ「ルウィー」に住む少女。小柄な体格で口数が少ないが、動揺した時には地の口が悪い一面を覗かせる。同人誌のライターをやっているが、なかなか売れない。
ホワイトハート
守護女神としてのブランの姿。青みがかった銀髪と、白色の、いわゆるスクール水着のような形状の服装を着用する。ブラン同様に小柄で、普段は口数が少なく、知的な雰囲気を持っている。

下界の住民

コンパ
声 - 酒井香奈子
下界に落ちたネプテューヌを発見し、介抱した看護学生の少女。プラネテューヌに住んでおり、ネプテューヌに同調して一緒にイストワール解放のために旅立つ。いわゆる天然ボケの気配がある。使用武器は巨大な注射器と薬剤。なお、看護学校はモンスター大量発生のあおりを受けて休校状態とのこと。
ダンジョンアクションは「モンスターコール」。使用することで、連続でモンスターが登場する特殊な戦闘が発生する。この戦闘に勝利することで、一定時間モンスターとのランダムエンカウントが発生しなくなる。また、ダンジョン内の魔方陣で使用することで、強力なモンスターを呼び出すことも可能。
モデルは本作の開発・発売元でもあるコンパイルハート
アイエフ
声 - 植田佳奈
ギルド「ゲイム」に所属する少女。ギルドからの依頼によって同様に「鍵」の探索を行っていた所にネプテューヌ一行と出会い、旅に同行することになる。使用武器はカタールや爪など。
真面目で正義感が強い性格で、ボケが多いパーティーの中では唯一のつっこみ役。
ダンジョンアクションは「トレジャーサーチ」。ダンジョン内に隠された宝箱がある場合、その方向に向けて光が伸びる(壁などを突き抜けて一直線に進むことに注意)。隠された宝箱の近くで使った場合、隠された宝箱が出現する。
モデルはアイディアファクトリー
がすと
声 - 桑谷夏子
アイテム作りが得意な少女。アイテムを売り歩いて世界を旅している。口調が似ているためか、コンパとは波長が合う模様。基本的に非戦闘員であるが、ダウンロードコンテンツ「がすとちゃんバトル参加券」を適用することで、戦闘シーンにて使用可能となる。その際の使用武器は
モデルはガストの運営する公式通販ガストショップのキャラクター、ガストちゃん[2]
日本一
声 - 水橋かおり
正義のヒーローを自称する少女。ヒーローになることを目指し、日々活動している。発育不良の気があることを非常に気にしている。基本的に非戦闘員であるが、ダウンロードコンテンツ「日本一ちゃんバトル参加券」を適用することで、戦闘シーンにて使用可能となる。その際の使用武器は銃器。なお、彼女を仲間にする(バトル参加券の適用有無に関わらず)ことで、通常はサブイベントクリア時にのみ確認可能な「シェア」を常時確認出来るようになる。
モデルは日本一ソフトウェア
5pb.
声 - nao
世界を旅するストリートミュージシャン。作中にて聴取可能なラジオ番組「ふぁいらじっ♪」のパーソナリティでもある。基本的にNPCであるが、ダウンロードコンテンツにて追加されるシナリオをプレイすることで仲間にすることが出来るようになる。その際の使用武器はギター。職業に反して、極度の人見知りという一面も持つ。
モデルは名前の通り5pb.
RED
声 - 伊藤かな恵
「ヨメ」を探して世界を旅している少女。ダウンロードコンテンツにて追加されるシナリオをプレイすることで仲間にすることが出来る。その際の使用武器は玩具類。ネプテューヌ以上に快活でお転婆な性格をしている。
モデルはレッド・エンタテインメント

その他

イストワール
声 - かないみか
世界を創造した「史書」。守護女神たちから遠ざけるように、ゲイムギョウ界の下界に封印されている。ネプテューヌに自身を解放するよう助けを求めるが、その出自には謎が多い。
マジェコンヌ
声 - たかはし智秋
本作のラストボス。高らかな(ネプテューヌ曰く「時代遅れの」)笑い声と共に現れる黒衣の女。好戦的な性格をしており、ネプテューヌを執拗に付け狙う。

用語

ゲイムギョウ界
プラネテューヌ、ラステイション、リーンボックス、ルウィーの四大浮遊大陸から成る世界であり、本作の舞台でもある。元々は一つの大陸であったとされるが、守護女神同士の争いが激化するにつれて、それぞれに対応した部分同士が分離して現在の形となった。大陸同士は時期によって近づいたり離れたりしており、大陸間を移動するためには最接近状態時に跳ね橋を下ろして渡らなければならない。
プラネテューヌ 「革新する紫の大地」
守護女神パープルハート(ネプテューヌ)によって守護される大陸。四大大陸の中では技術的水準が最も高いが、モンスターによる被害も大きい。
ラステイション 「重厚なる黒の大地」
守護女神ブラックハートによって守護される大陸。重工業を主産業とし、経済活動が活発で活気に満ちているが、独占的企業が発生したことで経済が傾きつつある。
リーンボックス 「雄大なる緑の大地」
守護女神グリーンハートによって守護される大陸。自然が多く残った風土で、中世ヨーロッパのような雰囲気を持っている。「協会」の介入により大陸全体が一つの国家のように機能しているが、その分「協会」そのものは他の大陸に比べて厳格な傾向がある。
ルウィー 「夢見る白の大地」
守護女神ホワイトハートによって守護される大陸。雪深い気候。各都市が都市毎の「協会」を中心とした自治単位として機能するという、他大陸とは異なった体制を持つ。他大陸より逃れて来た「異教徒」が「ギルド」と呼ばれる組織を作り、問題視されている。
協会
各大陸における行政府。他大陸への渡航の際の手続きなども行っており、他大陸へ移動する人間は協会に期間と目的を申請し、許可を得なければならない(前述のとおり、移動には跳ね橋の利用が必要であるため、その操作が必要という問題もある)。また、同時に各守護女神の信仰・支持団体でもある。
ギルド
各大陸の住人でありながら、該当する大陸の守護女神以外の女神を崇拝する「異教徒」が集まって作った組織。基本的に地下組織であり、ギルドの街であってもそうと気づかれないようにカモフラージュした上で日々を送っている。純粋に信仰のみを推し進める穏便派と、積極的な異種排除を行っている強硬派に分かれている。
女神ブログ
ブラックハート、グリーンハート、ホワイトハートの三人がそれぞれ開設しているブログ。大陸に関する解説や、時折攻略に関わる情報などが、ゲームの進行に従って掲載される(単なる雑談であることも多々ある)。「情報収集」メニュー内の「ブログ」から閲覧可能。閲覧中はそれぞれのブログをイメージした壁紙が表示される。
ふぁいらじっ♪
5pbがパーソナリティを務めている、視聴者投稿型のラジオ番組。サブイベントの進行に従って「はがき」が届き、未読はがきが存在する場合に限って「情報収集」メニュー内の「ふぁいらじっ♪」から聴取可能となる(一度聞いたものはシステムメニューの「コレクション」から再確認可能)。聴取中は番組イメージの壁紙が表示される。
シェア
各守護女神が治める大陸の勢力。サブイベントをプレイすることで、基本的に該当大陸のものが増加する。ただし、四大陸と「その他」での合計値が決まっており、どこかの大陸を増加させた場合は別な大陸のものや「その他」のシェアが減少する(どこが増減するかはサブイベント毎に決まっている)。特定のイベントの発生や、該当大陸の守護女神の能力に影響する。

主題歌

オープニングテーマ「流星のビヴロスト」
作詞: 山下慎一狼
作曲: 伊藤賢治
歌: nao
エンディングテーマ「恋をゲームにしないで!」
作詞: 桃井はるこ
作曲: 大島こうすけ
歌: アフィリア・サーガ・イースト

漫画化作品

エンターブレインウェブコミック配信サイト『ファミ通コミッククリア』で漫画化作品『超次元ゲイム ネプテューヌ 〜めがみつうしん〜』が2010年11月12日更新分より連載中。作画は葉生田采丸。 基本的にはゲーム一作目終了後設定だが、四女神は全員和解した上に辞任もしない。9話からmk2のキャラクター(女神候補生、下っ端、ワレチュー)も登場する。

その他

  • 本作では、プレイステーション3本体の「フォト」に取り込んだ任意の画像を「ディスク技」として取り込み、使用できるようになっている。取り込んだ画像によって性能は変化する。また、それとは別に、予め特定のテーマ(コラボレーションしているゲームメーカーのゲームタイトル)が使用された「ゲームディスク」も存在し、同様に「ディスク技」として使用できる。

バグ

  • 『日本一ちゃんバトル参加券』を適用してからアイテム閲覧で「武器・アクセサリ・コスチューム」の項目を選択するとゲーム進行不能になる不具合がある。

脚注

  1. ^ ネプ・ミク・トトリの3大天使がそろいぶみ!『ネプテューヌV』などのプロダクトコードも付くVol.525が本日発売”. 【電撃PlayStation】. 2012年8月30日閲覧。
  2. ^ 『超次元ゲイム ネプテューヌ』女性開発陣+naoのメガネ鼎談(ファミ通.com 2010年8月16日)”. 2010年12月5日閲覧。

外部リンク