「アレクサンダー大王 -天上の王国-」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
1行目: 1行目:
{{継続中の作品}}{{漫画}}
{{継続中の作品}}{{漫画}}
『'''アレクサンダー大王 -天上の王国-'''』(アレクサンダーだいおう -てんじょうのおうこく-)は、[[赤石路代]]による[[日本]]の[[歴史漫画]]作品。
『'''アレクサンダー大王 -天上の王国-'''』(アレクサンダーだいおう てんじょうのおうこく)は、[[赤石路代]]による[[日本]]の[[歴史漫画]]作品。


== 概要 ==
== 概要 ==
[[紀元前4世紀]]、[[マケドニア王国]]の王子・'''[[アレクサンドロス3世|アレクサンダー]]'''が理想の国を作るために仲間たちと奔走しながらも、それを阻もうとする力に翻弄される姿を描く。
[[紀元前4世紀]]、[[マケドニア王国]]の王子・'''[[アレクサンドロス3世|アレクサンダー]]'''が理想の国を作るために仲間たちと奔走しながらも、それを阻もうとする力に翻弄される姿を描く。


[[1997年]]から[[1998年]]にかけて『[[ミステリーDX]]増刊歴史ロマンDX』([[角川書店]])にて連載されるが、同誌が[[休刊]]となり不本意ながらも[[単行本]]化の際に「適当なまとめページ」(作者談)が付けられて終わっていた。
[[1997年]]から[[1998年]]にかけて『[[ミステリーDX]]増刊歴史ロマンDX』([[角川書店]])にて連載されるが、同誌が[[休刊]]となり不本意ながらも[[単行本]]化の際に「適当なまとめページ」(作者談)が付けられて終わっていた。


作者が心残りがあることを担当の編集者に漏らしたところ、[[2008年]]、『[[月刊flowers|flowers]]増刊[[凛花]]』([[小学館]])創刊に伴い、第1号(2007年6月発売)より続編の連載が開始された。
作者が心残りがあることを担当の編集者に漏らしたところ、[[2008年]]、『[[月刊flowers|flowers]]増刊[[凛花]]』([[小学館]])創刊に伴い、第1号(2007年6月発売)より続編の連載が開始された。
13行目: 13行目:
:[[マケドニア王国]]第一王子。聡明で勇猛果敢、人々の心を捉えて離さない不思議な魅力がある。父が暗殺され、王の座に就く。
:[[マケドニア王国]]第一王子。聡明で勇猛果敢、人々の心を捉えて離さない不思議な魅力がある。父が暗殺され、王の座に就く。
;[[ヘファイスティオン]]
;[[ヘファイスティオン]]
:小さい頃、[[落馬]]事故が原因で人の心の声が聞こえたり、死期が迫っている人に黒い影が見えるようになるが、周囲の欲望など知りたくないことが分かってしまい苦悩していた。自分の力を受け入れ、尚且つ頼ってくれたアレクサンダーに忠誠を誓う。アレクサンダーへの想いは単なる忠誠心だけに止まらないが、道ならぬことと心の中にまっている。アレクサンダーを守るために力は強まり、人の意志を変えさせたり、物を破壊することができるまでになる。
:小さい頃、落馬事故が原因で人の心の声が聞こえたり、死期が迫っている人に黒い影が見えるようになるが、周囲の欲望など知りたくないことが分かってしまい苦悩していた。自分の力を受け入れ、なおかつ頼ってくれたアレクサンダーに忠誠を誓う。アレクサンダーへの想いは単なる忠誠心だけに止まらないが、道ならぬことと心の中にまっている。アレクサンダーを守るために力は強まり、人の意志を変えさせたり、物を破壊することができるまでになる。
;サーヌ
;サーヌ
:[[ロードス島]]の[[傭兵]]。同じく傭兵だった父親に剣を仕込まれ、その腕はアレクサンダーも認めている。アレクサンダーが唯一愛した女。[[カイロネイアの戦い]]で死亡する。
:[[ロードス島]]の[[傭兵]]。同じく傭兵だった父親に剣を仕込まれ、その腕はアレクサンダーも認めている。アレクサンダーが唯一愛した女。[[カイロネイアの戦い]]で死亡する。
25行目: 25行目:
:マケドニア王国留守役重臣。
:マケドニア王国留守役重臣。
;[[ピリッポス2世|フィリッポス2世]]
;[[ピリッポス2世|フィリッポス2世]]
:マケドニア王。アレクサンダーの父親。アッタロスに唆され、妻オリュンピアスと離縁し、彼の[[]]・クレオパトラを新しい王妃に迎え、アレクサンダーも辺境の町[[イリュリア]]へ追放したが、アレクサンダーの他意のない笑顔を見て改心する。衛兵・パウサニアスに暗殺される。
:マケドニア王。アレクサンダーの父親。アッタロスに唆され、妻オリュンピアスと離縁し、彼の姪クレオパトラを新しい王妃に迎え、アレクサンダーも辺境の町[[イリュリア]]へ追放したが、アレクサンダーの他意のない笑顔を見て改心する。衛兵・パウサニアスに暗殺される。
;[[オリュンピアス]]
;[[オリュンピアス]]
:マケドニア王妃。アレクサンダーの母親。未来を予見する力がある。離縁され一時は力を失うが、夫の死後、アレクサンダーが新王となり再び力を回復する。
:マケドニア王妃。アレクサンダーの母親。未来を予見する力がある。離縁され一時は力を失うが、夫の死後、アレクサンダーが新王となり再び力を回復する。
33行目: 33行目:
:マケドニア王妃(フィリッポス2世の後妻)。
:マケドニア王妃(フィリッポス2世の後妻)。
;アッタロス
;アッタロス
:クレオパトラの[[おじ]]。野心家。
:クレオパトラのおじ。野心家。
;[[アペレス]]
;[[アペレス]]
:[[画家]]。描きかけの絵から絵が抜け出すなど不思議な力がある。パンカステのことが好き。
:画家。描きかけの絵から絵が抜け出すなど不思議な力がある。パンカステのことが好き。
;[[カンパスペ|パンカステ]]
;[[カンパスペ|パンカステ]]
:アレクサンダー付きの[[侍女]]。ヘファイスティオンに心をねじ曲げられ、アペレスと相思相愛になる。
:アレクサンダー付きの[[侍女]]。ヘファイスティオンに心をねじ曲げられ、アペレスと相思相愛になる。
52行目: 52行目:
{{月刊flowers連載中}}
{{月刊flowers連載中}}
{{Manga-stub}}
{{Manga-stub}}
{{DEFAULTSORT:あれくさんたたいおう てんしようのおうこく}}
{{DEFAULTSORT:あれくさんたたいおうてんしようのおうこく}}
[[Category:赤石路代]]
[[Category:赤石路代]]
[[Category:漫画作品 あ|れくさんたたいおう てんしようのおうこく]]
[[Category:漫画作品 あ|れくさんたたいおうてんしようのおうこく]]
[[Category:ミステリーDX]]
[[Category:ミステリーDX]]
[[Category:月刊flowers]]
[[Category:月刊flowers]]
[[Category:歴史漫画]]
[[Category:歴史漫画]]
[[Category:アレクサンドロス3世を題材とした作品]]
[[Category:アレクサンドロス3世]]
[[Category:ギリシャ舞台とした作品]]

2011年7月3日 (日) 14:58時点における版

Template:継続中の作品

アレクサンダー大王 -天上の王国-』(アレクサンダーだいおう てんじょうのおうこく)は、赤石路代による日本歴史漫画作品。

概要

紀元前4世紀マケドニア王国の王子・アレクサンダーが理想の国を作るために仲間たちと奔走しながらも、それを阻もうとする力に翻弄される姿を描く。

1997年から1998年にかけて『ミステリーDX増刊歴史ロマンDX』(角川書店)にて連載されるが、同誌が休刊となり、不本意ながらも単行本化の際に「適当なまとめページ」(作者談)が付けられて終わっていた。

作者が心残りがあることを担当の編集者に漏らしたところ、2008年、『flowers増刊凛花』(小学館)創刊に伴い、第1号(2007年6月発売)より続編の連載が開始された。

登場人物

アレクサンダー
マケドニア王国第一王子。聡明で勇猛果敢、人々の心を捉えて離さない不思議な魅力がある。父が暗殺され、王の座に就く。
ヘファイスティオン
小さい頃、落馬事故が原因で人の心の声が聞こえたり、死期が迫っている人に黒い影が見えるようになるが、周囲の欲望など知りたくないことが分かってしまい苦悩していた。自分の力を受け入れ、なおかつ頼ってくれたアレクサンダーに忠誠を誓う。アレクサンダーへの想いは単なる忠誠心だけに止まらないが、道ならぬことと心の中にしまっている。アレクサンダーを守るために力は強まり、人の意志を変えさせたり、物を破壊することができるまでになる。
サーヌ
ロードス島傭兵。同じく傭兵だった父親に剣を仕込まれ、その腕はアレクサンダーも認めている。アレクサンダーが唯一愛した女。カイロネイアの戦いで死亡する。
クレイトス
アレクサンダーのヘタイロイ。ヘファイスティオンの変化に気づき心配している。
ハルパロス / プトレマイオス / クラテロス
アレクサンダーのヘタイロイ。
クレオパトラ
アレクサンダーの妹。マケドニア第一王女。ヘファイスティオンのことが好きだが、後に伯父であるエペイロス王との結婚が決まる。
アンティパトロス
マケドニア王国留守役重臣。
フィリッポス2世
マケドニア王。アレクサンダーの父親。アッタロスに唆され、妻オリュンピアスと離縁し、彼の姪クレオパトラを新しい王妃に迎え、アレクサンダーも辺境の町イリュリアへ追放したが、アレクサンダーの他意のない笑顔を見て改心する。衛兵・パウサニアスに暗殺される。
オリュンピアス
マケドニア王妃。アレクサンダーの母親。未来を予見する力がある。離縁され一時は力を失うが、夫の死後、アレクサンダーが新王となり再び力を回復する。
アメシス
イリュリアの少女。サーヌに瓜二つ。アレクサンダーに恋をする。
クレオパトラ
マケドニア王妃(フィリッポス2世の後妻)。
アッタロス
クレオパトラのおじ。野心家。
アペレス
画家。描きかけの絵から絵が抜け出すなど不思議な力がある。パンカステのことが好き。
パンカステ
アレクサンダー付きの侍女。ヘファイスティオンに心をねじ曲げられ、アペレスと相思相愛になる。
ダリウス3世
ペルシア王。ギリシアを分断し手に入れようと目論む。

書誌情報

『アレクサンダー大王 -天上の王国-』 赤石路代角川書店 あすかコミックス》

『アレクサンダー大王 -天上の王国-』〈新装版〉《小学館 フラワーコミックスα

  1. 2009年6月15日発行、ISBN 978-4-09-132519-8
    • 『歴史ロマンDX』連載分+『凛花』第7号掲載分を収録
  2. 2009年6月15日発行、ISBN 978-4-09-132520-4
    • 『凛花』第1号〜第4号・第6号連載分を収録