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2010年8月4日 (水) 15:56時点における版
周辺機器(しゅうへんきき)とは、コンピュータやゲーム機を始めとする電子製品の本体にケーブル等で接続して使用する機器(ハードウェア等)のこと。ペリフェラル(peripheral)ということもある。
本体と周辺機器と間でのデータ、制御信号、状態(ステータス)など相互のやり取りは転送と言われる。
時代の変遷と共にオプション扱いだったものが本体に標準装備されるようになっているため、確たる定義ではない。
パーソナルコンピュータの周辺機器
例を挙げれば、
などがある。
別体の周辺機器は、従来は、各周辺機器に応じた専用のポート(レガシーデバイス)に接続するものが多かった。
- プリンタ - パラレルポート
- モデム - シリアルポート (RS-232)
- マウス - マウスポート(さらにDOS/V登場の頃の1990年代前半頃に発売されたPC/AT互換機ではシリアルポート)
- ハードディスク、CD-ROM、MO、イメージスキャナなど - SCSIポート
しかし、近年では、USBやIEEE 1394で接続される周辺機器が多くなっている。
実際にこれらの周辺機器(特にプリンタやイメージスキャナなど、標準化されていない入出力機器)を使用するためには、個々の周辺機器に対応したデバイスドライバ(通常、周辺機器に付属している)のインストールや、場合によっては動作パラメータの設定(プリンタの用紙サイズや印刷モードなど)が必要になる場合が多い。
税法上の取り扱い
税法(特に法人税法及び固定資産税を定める地方税法)において、周辺機器はコンピュータ本体と一体として取り扱うことが原則となっており、この場合、対象物件の金額が大きくなるため、固定資産とされ損金は使用期間にわたって減価償却によることとなるが、本体と各周辺機器が各々独立のものと認定されれば、個々の金額が低くなるため、課税年度において損金処理できる可能性がある。企業側としては、税務上、後者が有利であるので、周辺機器を個別・単独の目的で購入したものと主張するが、税務当局側は、「本体がなければ機能しない」ことを理由に、一体性を認め固定資産とすることが一般的である。