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=== アップル対アップル訴訟 ===
=== アップル対アップル訴訟 ===
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[[アップル インコーポレイテッド|米アップル社]](Apple Inc. - 旧 Apple Computer, Inc.)と「Apple」の名称およびロゴの使用を巡って裁判で争ったことがあり、[[1991年]]に、Apple Computerが「Apple」の商標を音楽分野に使用しない条件で和解が成立していたが、[[iPod]]の登場や、[[iTunes Music Store]]による音楽配信事業への参入によって和解協定違反として再度訴訟問題となった。この問題は、2007年に、Apple Inc. が「Apple」に関連する商標権を保有し、Apple Corps がライセンスを得て使用することで最終的に和解したが、金銭面等の詳細は明かされていない。<ref>{{cite web|url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/06/news006.html|work=ITmedia News|title=Apple商標訴訟がついに決着―“Apple”はApple Inc.のものに|author=ITmedia|date=2007-02-06|accessdate=9月28日|accessyear=2007年}}</ref>。
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2010年7月15日 (木) 15:45時点における版

アップル・コアApple Corps Ltd. )は、1968年イギリスロックバンドザ・ビートルズによって設立された、多角的な会社組織である。設立当初の資本金は200万ドル。最も重要な部門はアップル・レコード

ビートルズデビュー前からロードマネージャーとしてスタッフに加わっていたニール・アスピノールが代表取締役を勤めていたが、2007年4月10日アスピノールがアップルを去ったことが発表された。現在の最高経営責任者(CEO)はソニーBMG傘下のレーベル、レガシー・レコーディングスの筆頭副社長をつとめていたジェフ・ジョーンズ。

日本では Corps が「コープス」と誤って表記されることがあるが、正しくは core と同じ発音なので、「コア」もしくは「コー」である。#会社名についてを参照のこと。

会社設立について

成り立ち

最初のきっかけはビートルズのマネージャーブライアン・エプスタインが税金対策の為にビートルズの経営を多角化して投資対象を増やした方が良いと会計士から言われたことから始まり、ブライアンはベイカー・ストリートに『アップル・パブリッシング』という音楽出版社を作る。

1967年8月27日にブライアンが亡くなると『NEMSエンタープライズ』がゴタゴタになり、NEMS の関係者がブライアンの代わりにビートルズを仕切ろうとしたが「ブライアンの代わりになる人間はいない」と、ビートルズは自分達で自らをマネージメントすることに決める。そして自分達のオフィスと組織が必要になり「どうせやるなら自分達の好きなようにやろう」とビートルズが『アップル』をビートルズの会社として拡大することにした。そこには"ミュージシャンあるいはアーティスト本位の会社"を作ろうとする理想があった。

メンバーのコメント

事業内容

「アップル=レコードレーベル」の印象が強いが、設立当初は以下の5ジャンルの事業を目指していた。

  1. エレクトロニクス -- 家電業界に革命を起こす事を目標にデザイン性の高い家電の製造販売
  2. 映画 -- 独自性の高い作品を発表する事を目標にオリジナル映画の製作配給
  3. 出版 -- ビートルズおよびその関連のパブリッシング全般。主に音楽出版
  4. レコード -- いわゆる"アップル・レコード"、およびスタジオ (Apple Studio) の運営
  5. 小売業 -- アップル・ブティック(1967年12月7日~1968年7月30日)の企画と運営、コンセプトは「美しい品物が買える美しい店」

アップルは、エレクトロニクスなど多くの部門を抱え、数多くの人々の夢を実現すべくスタートした。

しかし、全ての事業が順調に運営できたわけではなく、結局はアップルに託した夢が壮大すぎて、事業縮小ののち、主にレコードレーベルの会社として知られるようになったのである。

現在はビートルズの権利を管理することが主な事業であり、"BEATLES" の商標もアップル・コアが登録している。

会社名について

由来

会社名「Apple Corps / リンゴの団体」は「Apple Core / リンゴの芯」との語呂合わせとなっている。この名はポール・マッカートニーが当時購入したルネ・マグリットの青いリンゴ(グラニースミス・アップル)の絵に基づいている。

アップル対アップル訴訟

米アップル社(Apple Inc. - 旧 Apple Computer, Inc.)と「Apple」の名称およびロゴの使用を巡って裁判で争ったことがあり、1991年に、Apple Computerが「Apple」の商標を音楽分野に使用しない条件で和解が成立していたが、iPodの登場や、iTunes Music Storeによる音楽配信事業への参入によって和解協定違反として再度訴訟問題となった。この問題は、2007年に、Apple Inc. が「Apple」に関連する商標権を保有し、Apple Corps がライセンスを得て使用することで最終的に和解したが、金銭面等の詳細は明かされていない。[1]

脚注

  1. ^ ITmedia (2007年2月6日). “Apple商標訴訟がついに決着―“Apple”はApple Inc.のものに”. ITmedia News. 9月28日閲覧。accessdateの記入に不備があります。

外部リンク