「大庄」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
130行目: 130行目:
[[2008年]][[12月22日]]に、長時間の[[時間外労働|残業]]により24歳の社員が[[過労死]]したとして、この社員の両親が、約1億円の[[損害賠償]]を求め、[[京都地方裁判所|京都地裁]]に[[訴訟]]を起こした<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081222/trl0812221748007-n1.htm 残業月98時間で過労死 1億円賠償求め提訴 京都地裁] [[産経新聞]] 2008年12月22日</ref>・<ref>[http://www.asahi.com/national/update/1222/OSK200812220058.html 「残業98時間、急死」 「日本海庄や」店員の両親提訴] [[朝日新聞]] 2008年12月22日</ref>。
[[2008年]][[12月22日]]に、長時間の[[時間外労働|残業]]により24歳の社員が[[過労死]]したとして、この社員の両親が、約1億円の[[損害賠償]]を求め、[[京都地方裁判所|京都地裁]]に[[訴訟]]を起こした<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081222/trl0812221748007-n1.htm 残業月98時間で過労死 1億円賠償求め提訴 京都地裁] [[産経新聞]] 2008年12月22日</ref>・<ref>[http://www.asahi.com/national/update/1222/OSK200812220058.html 「残業98時間、急死」 「日本海庄や」店員の両親提訴] [[朝日新聞]] 2008年12月22日</ref>。


同社では、新入社員を月額19万4,500円で募集していたが、その月額は80時間の残業を前提としており、それ以下の場合は減額され、最低月額は12万3,200円であった。
原告の主張は、新入社員を月額19万4,500円で募集していたが、その月額は80時間の残業を前提としており、それ以下の場合は減額され、最低月額は12万3,200円であった。


[[2008年]]度の[[リクナビ]]求人サイトには、月額19万6,400円+残業手当と書かれていた。
[[2008年]]度の[[リクナビ]]求人サイトには、月額19万6,400円+残業手当と書かれていた。

2010年4月19日 (月) 22:40時点における版

株式会社大庄
DAISYO CORPORATION
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9979
1994年7月14日上場
本社所在地 143-0016
東京都大田区大森北1-22-1
(登記上本店)
設立 1971年11月2日
業種 小売業
法人番号 2010801006663 ウィキデータを編集
事業内容 飲食店チェーンの展開
代表者 代表取締役社長 平 辰
資本金 86億26百万円
(2009年8月31日現在)
発行済株式総数 2119万8962株
(2009年8月31日現在)
売上高 単体715億00百万円
連結868億67百万円
(2009年8月期)
営業利益 単体2億81百万円
連結5億79百万円
(2009年8月期)
純利益 単体-9億08百万円
連結-5億93百万円
(2009年8月期)
純資産 単体311億43百万円
連結315億75百万円
(2009年8月31日現在)
総資産 単体499億43百万円
連結537億76百万円
(2009年8月31日現在)
従業員数 単体2,828人、連結3,500人
決算期 8月31日
主要株主 平 辰(社長)26.3%
外部リンク http://www.daisyo.co.jp/
特記事項:本社は、東京都品川区南大井6-28-12
テンプレートを表示

株式会社大庄(だいしょう、DAISYO CORPORATION )は、外食産業の企業。本社所在地は東京都品川区南大井6-28-12。

概要

『庄や』、『やるき茶屋』、『日本海庄や』、『榮太郎』、『ジョン万次郎』、「うたうんだ村」、「MIYABI」,などのチェーン店を経営している。直営店舗、フランチャイズを総称して大庄グループと言う、グループ会長は社長の平 辰が兼任している、M&Aも積極的に行って、業務を拡大している。「はい!よろこんで!」という受け答えで知られる。

沿革

  • 1968年4月2日 - 創業。
  • 1971年 - 11月 株式会社朱鷺設立。
  • 1973年3月 - 千代田区に大衆割烹「庄や本家店(庄や1号店)」開店。
  • 1976年7月 - 「有限会社大庄」設立。
  • 1978年4月 - 社内研修センターとして「日本料理専門学校」開設。
  • 1982年10月 - 「株式会社やる気茶屋」設立。
  • 1985年6月 - 「東京都調理高等職業訓練校」設立。
  • 1989年9月 - 有限会社大庄を吸収合併し、現社名に変更。本店を大田区に移転。
  • 1989年12月 - 居酒屋「949」チェーンを展開する「株式会社イズプランニング」買収。
  • 1990年5月 - 衛生管理・食材検査等のため「食品衛生研究所」開設。
  • 1991年3月 - 直営店69店舗となる。
  • 1991年4月 - 定置網漁業、水産物加工販売のため「有限会社グラマー・フィッシュ」に出資。
  • 1992年4月 - 株式会社やる気茶屋を吸収合併、直営店110店舗に。
  • 1992年8月 - 居酒屋「呑兵衛」を展開する「株式会社木戸商事」に事業参加。
  • 1993年8月 - 水産物・水産加工物販売のため「米川水産株式会社」に資本参加。
  • 1993年12月 - 食材配送の効率化を図り、物流センターを品川区に移転。
  • 1994年7月 - 東京証券取引所・店頭市場に公開。
  • 1995年6月 - 讃岐食品株式会社より「讃岐茶屋」店舗を買収。
  • 1996年10月 - セントラルキッチン機能を持つ食品工場が大田区に完成。
  • 1996年12月 - 欧風家庭料理レストラン「マ・メゾン」を買収。
  • 1997年3月 - 「MIYABI」の食パン製造販売のため「株式会社ディー・エスぎをんボローニャ」を設立。
  • 1997年5月 - 東京証券取引所2部上場。
  • 1999年2月 - 東京証券取引所1部指定替え。
  • 1999年4月 - 病院・福祉施設での給食施設運営を目的に「株式会社アルス」設立。
  • 1999年8月 - 「株式会社木戸商事」等を吸収合併、直営店323店舗に。
  • 2003年1月 - 「総合科学新潟研究所」を開設。
  • 2003年3月 - 居酒屋「榮太郎」チェーンを展開する「株式会社榮太郎」と合併。
  • 2005年2月 - 名古屋物流センターを開設。
  • 2005年4月 - 「とん兵衛」グループ10店舗を営業譲渡により取得。関西進出。
  • 2005年11月 - 「有限会社グラマー・フィッシュ」を吸収合併。
  • 2006年8月 - 「株式会社エム・アイ・プランニング」が持分法適用関連会社となる。
  • 2007年9月 - 「佐渡C50」を製造する「新潟県佐渡海洋深層水株式会社」を子会社化。
  • 2008年12月 -「株式会社 壽司岩」より本格江戸前寿司「築地寿司岩」の事業譲渡を受ける。

展開業態一覧

東京都調理高等職業訓練校

1978年に社内研修センターとして設立した日本料理専門学院 を前身とする。1985年は、旧厚生省認可および東京都認定の職業訓練校として開校。調理技術のほか食品衛生学まで幅広く知識と能力をもつ人材育成を展開する。

労働問題

過労死事件

2008年12月22日に、長時間の残業により24歳の社員が過労死したとして、この社員の両親が、約1億円の損害賠償を求め、京都地裁訴訟を起こした[1][2]

原告の主張は、新入社員を月額19万4,500円で募集していたが、その月額は80時間の残業を前提としており、それ以下の場合は減額され、最低月額は12万3,200円であった。

2008年度のリクナビ求人サイトには、月額19万6,400円+残業手当と書かれていた。

『名ばかり管理職』訴訟

名古屋市内の同社運営の居酒屋2007年7月から2009年3月まで店長として勤務してきた24歳の元社員の男性が、実際には権限のない『名ばかり管理職』として扱われ、過労死ラインに当たる月80時間以上の労働をさせられた上、管理職扱いで月80時間分の固定残業代しか支払われなかったとして、2009年7月8日に、未払い賃金と慰謝料を合わせて計約570万円の支払いを求め、名古屋地裁に提訴した[3]

関連項目

脚注

  1. ^ 残業月98時間で過労死 1億円賠償求め提訴 京都地裁 産経新聞 2008年12月22日
  2. ^ 「残業98時間、急死」 「日本海庄や」店員の両親提訴 朝日新聞 2008年12月22日
  3. ^ 「名ばかり管理職」と提訴 居酒屋チェーンの元店長 産経新聞 2009年7月8日

外部リンク