日本SF新人賞

日本SF新人賞（にほんエスエフしんじんしょう）は、日本SF作家クラブが主催するSF小説の新人賞である。

概要

日本の新人SF作家の登竜門となることを期して創設された。副賞は百万円。後援は徳間書店で、受賞作はここから刊行もしくは映像化される。日本SF新人賞の創設は1999年で、1997年度の日本SF大賞に先立って行われた日本SF作家クラブ総会の席で創設が決議された。授賞式は日本SF大賞と同時に発表される。

選考委員

受賞作

第1回から第10回

第一回（1999年）

受賞作 『M.G.H.』三雲岳斗

佳作 『イミューン』（『イミューン ぼくたちの敵』に改題）青木和／『KI.DO.U』杉本蓮

第二回（2000年）

受賞作 『ペロー・ザ・キャット全仕事』吉川良太郎／『ドッグファイト』谷口裕貴

第三回（2001年）

受賞作 『マーブル騒動記』井上剛

佳作 『○○式歩兵型戦闘車両』坂本康宏

第四回（2002年）

受賞作 『ルナ（RNA）』（『ルナ Orphan's trouble』に改題）三島浩司

第五回（2003年）

受賞作 『夢見る猫は、宇宙に眠る』八杉将司

佳作 『ルドルフ・カイヨワの事情』（『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』に改題）北國浩二／『終末の海・韜晦の箱船』（『終末の海 Mysterious Ark』に改題）片理誠

第六回（2004年）

受賞作 『ゴーディーサンディー』照下土竜

第七回（2005年）

受賞作 『マーダー・アイアン ──万聖節前夜祭──』（『マーダー・アイアン 絶対鋼鉄』に改題）タタツシンイチ

第八回（2006年）

受賞作 『ジャン＝ジャックの自意識の場合』樺山三英

佳作 『戦域軍ケージュン部隊』木立嶺

第九回（2007年）

受賞作 『黒十字サナトリウム』中里友香／『宇宙細胞』黒葉雅人

第十回（2008年）

受賞作 『プシスファイラ』天野邊／『競馬の終わり』杉山俊彦

関連項目

• 日本SF作家クラブ
• 日本SF大会
• 日本SF大賞
• 星雲賞

外部リンク

• 日本SF新人賞公式サイト