「摩周湖」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
通常は人の立入はできない
編集の要約なし
34行目: 34行目:
==外部リンク==
==外部リンク==
*[http://www.masyuko.or.jp/ 摩周湖公式ホームページ]((社)摩周湖観光協会並びに川湯温泉観光協会)
*[http://www.masyuko.or.jp/ 摩周湖公式ホームページ]((社)摩周湖観光協会並びに川湯温泉観光協会)
*[http://www-cger.nies.go.jp/publication/M016/M016.html/ GEMS/Water摩周湖モニタリングデータブック](独立行政法人国立環境研究所)

[[Category:日本の湖|ましゆうこ]]
[[Category:日本の湖|ましゆうこ]]



2005年7月27日 (水) 14:00時点における版

摩周湖ましゅうこ)は北海道東部の阿寒国立公園にある淡水湖で、古代の火山陥没によって生成されたカルデラ湖である。面積は19.2km2、湖面標高355m、最大水深211.5m。中央に断崖の小島カムイシュ島がある。 阿寒国立公園の特別保護地域に指定されているため、通常は人の立入はできない。

第一展望台から見た摩周湖と摩周岳(2002年9月)

周囲は海抜600m前後の切り立ったカルデラ壁となっている。南東端にカムイヌプリ(別名・摩周岳 858m)がそびえる。流入・流出河川はない。 ほぼ全域が、川上郡弟子屈町内にある。

2001年、北海道遺産に選定された。

透明度

かつて1931年の透明度調査で、バイカル湖をしのぐ41.6mの透明度を記録している。これは当時確認された世界最高記録である。しかしながら、後にヒメマスニジマスの養殖を試みたこともあって透明度は年々低下、2003年9月の北見工業大学による検査では、透明度20.4mであった。なお、数回にわたって放流されたヒメマスやニジマスは、その後、自然繁殖を繰り返していることが確認されている。

霧の摩周湖

摩周湖は、景勝地としては古くから知られていたが、交通不便なため長らくマイナーな存在だった。

1966年布施明が悲壮な絶叫調で歌った歌謡曲「霧の摩周湖」(作詞:水島哲、作曲:平尾昌晃)がヒットしたことで摩周湖の知名度は一気に高まったが、「摩周湖 = 霧、神秘の湖」のイメージが、過度に定着してしまったきらいはある。作曲者の平尾昌晃は結核により歌手の道を断念して療養中で、訪れたことのない摩周湖を想像でイメージして、この曲を作り上げた。彼は2003年NHKラジオの放送で、後日訪れた際の摩周湖は「イメージ通りの湖だった」と語っている。

確かに濃霧の際にはほとんど湖面を見ることはできない。しかし実際には摩周湖より、釧路市周辺の海岸部や釧路湿原の方が霧が出やすいとも言う。

交通

弟子屈町側は湖岸西側から南側にかけてのカルデラ上に観光道路が走り、展望台が複数設置されている。JR釧網本線摩周駅、または川湯温泉駅からバスあり。冬季は川湯温泉側からのルートは閉鎖される。

ほかに斜里郡清里町から入る北側の裏摩周展望台もある。こちらはバス便はなく、冬季は閉鎖となる。弟子屈側とは道は通じていない。

関連記事

外部リンク