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2008年8月19日 (火) 08:44時点における版

ファイル:Gibraltar searchlights.jpg
1940年、ジブラルタルの防空戦におけるサーチライト

サーチライト(searchlight)は、照明器具の一種で、特定の方向に強力な光線(ほぼ平行光線)を投射するための反射体を有する装置である。また通常、回転式の架台に搭載されている。

軍事利用

サーチライト(探照灯)は、第一次世界大戦において、夜間の空襲に対抗するための「人工の月光」をつくるために用いられた。この人工の月光は、J.F.C.フラー将軍(Gen. J.F.C. Fuller)によって発明された。

第二次世界大戦においても夜間の爆撃に対する防御として広く使われた。最新技術としてレーダーが存在したが、目視による早期警戒の目的で用いられ、また対空砲の射手がターゲットとなる航空機を照らすために用いられた。爆撃機は機動性が悪いのと、爆撃コースに入ったら回避運動ができないため照射された光から脱することができず、戦闘機高射砲の格好の的となった。

民生用途

日本では、刑務所や発電施設など主要公共施設の警備用のほか、パチンコ店やラブホテルの目印として使用していることがある。後者については光害と呼べるほど強力なものも存在し、特定の地域で問題となっている。

環境省策定の『光害対策ガイドライン』[1]では、サーチライトの広告利用を原則として許容していない。このガイドラインそのものには法的拘束力はないものの、岡山県美星町の例をはじめとして、条例によりサーチライトの広告利用を規制する動きが広がりつつある。

脚注

  1. ^ 光害対策ガイドライン

関連項目