「通行手形」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
経済準学士 (会話 | 投稿記録)
+cat
18行目: 18行目:
[[Category:交通史|つうこうてがた]]
[[Category:交通史|つうこうてがた]]
[[Category:江戸時代|つうこうてがた]]
[[Category:江戸時代|つうこうてがた]]
[[Category:人間の移動|つうこうてがた]]

{{Japanese-history-stub|つうこうてがた}}
{{Japanese-history-stub|つうこうてがた}}

2007年5月11日 (金) 06:54時点における版

通行手形(つうこうてがた)は、江戸時代の人(一部例外を除く)が旅をしようとするときに、許可を得て旅行していることを証明する物。その許可の証として旅行中所持していることを義務付けられたもの。現代のパスポートに相当する。

概要

一般に旅行は自由にということはできなかったが、伊勢参りだけは無条件に許された。その他に日光東照宮参拝、善光寺参拝など、有名寺社の参拝も概ね許された。武家女性は移動について庶民よりも厳しく吟味された。

発行

武士の場合は藩庁に発行を依頼する。農民の場合は村役人または村の菩提寺に発行を依頼する。町人の場合は町役人または菩提寺に発行を依頼する。

内容

現代のパスポートに記載されている文面とよく似ているとも言える。通行手形持参人の身元、旅行の目的(諸国寺社参拝等)、関所通過の要請、関係諸官への便宜・保護要請、発行者の身分所在地等、などが記載されている。

関連項目