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'''ネジキ'''とは、[[ツツジ科]]の植物の一種。本州、四国、九州の山地に自生する落葉小高木。学名''Lyonia ovalifolia'' subsp. ''neziki''(シノニム''Lyonia neziki''、''Lyonia ovalifolia'' var. ''elliptica''、''Pieris elliptica'')。
'''ネジキ'''(捩木)とは、[[ツツジ科]]の植物の一種。本州、四国、九州の山地に自生する落葉小高木。学名''Lyonia ovalifolia'' subsp. ''neziki''([[シノニム]]:''Lyonia neziki''、''Lyonia ovalifolia'' var. ''elliptica''、''Pieris elliptica'')。


5~6月頃、白いつぼ形の花を咲かせる。幹が少しねじれることが名前の由来である。このことは白っぽくて縦に細くはがれる樹皮でも見て取れるが、材その物もねじれているため、かつて燃料を薪に頼った頃には、割りにくい木として有名であったらしい。庭園樹として栽培されることがある。
5~6月頃、白いつぼ形の花を咲かせる。幹が少しねじれることが名前の由来である。このことは白っぽくて縦に細くはがれる樹皮でも見て取れるが、材その物もねじれているため、かつて燃料を薪に頼った頃には、割りにくい木として有名であったらしい。庭園樹として栽培されることがある。

近縁種である[[アセビ]]などと同様有毒植物であり、[[テルペノイド]]の[[グラヤノトキシン]](grayanotoxin)I~IIIなどを含む。かつて、[[島根県]]の三瓶地方では「霧酔病」といわれる牛や馬の原因不明の疾病が流行ったが、これはネジキを食べたことによる中毒であることが後に判明した。 


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[[Category:ツツジ科|ねしき]]
[[Category:ツツジ科|ねしき]]
[[Category:有毒植物|ねしき]]

2007年2月21日 (水) 15:47時点における版

?ネジキ
ネジキ
分類クロンキスト体系
 :植物界 Plantae
 :被子植物門 Magnoliophyta
 :双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 :ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
 :ツツジ目 Ericales
 :ツツジ科 Ericaceae
 :ネジキ属 Lyonia
 :ネジキ
学名
Lyonia ovalifolia
subsp. neziki
和名
ネジキ

ネジキ(捩木)とは、ツツジ科の植物の一種。本州、四国、九州の山地に自生する落葉小高木。学名Lyonia ovalifolia subsp. nezikiシノニム:Lyonia nezikiLyonia ovalifolia var. ellipticaPieris elliptica)。

5~6月頃、白いつぼ形の花を咲かせる。幹が少しねじれることが名前の由来である。このことは白っぽくて縦に細くはがれる樹皮でも見て取れるが、材その物もねじれているため、かつて燃料を薪に頼った頃には、割りにくい木として有名であったらしい。庭園樹として栽培されることがある。

近縁種であるアセビなどと同様有毒植物であり、テルペノイドグラヤノトキシン(grayanotoxin)I~IIIなどを含む。かつて、島根県の三瓶地方では「霧酔病」といわれる牛や馬の原因不明の疾病が流行ったが、これはネジキを食べたことによる中毒であることが後に判明した。 

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