泰遠寺
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泰遠寺 | |
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所在地 | 福井県福井市西木田1-17-8 |
位置 | 北緯36度03分17.19秒 東経136度12分56.18秒 / 北緯36.0547750度 東経136.2156056度座標: 北緯36度03分17.19秒 東経136度12分56.18秒 / 北緯36.0547750度 東経136.2156056度 |
山号 | 大谷山 |
宗派 | 日蓮宗 |
創建年 | 寛文元年(1661年) |
開山 | 日琢 |
法人番号 | 2210005001128 |
泰遠寺(たいおんじ)は、福井県福井市にある日蓮宗の寺院。旧本山は大本山妙顕寺[1]。
概要
[編集]越前松岡藩主松平昌勝が松岡に在った寛文元年(1661年)、越前国南条郡大道村の妙泰寺十三世日琢を招請し、松岡観音町に創建された[1][2]。正徳3年(1713年)頃の松岡家中絵図(松平文庫)によると、当寺は松岡観音町南裏側に所在していた[3]。当初、妙泰寺と号したが、大道村の妙泰寺と同名であったことから、泰遠寺へと改称した[1]。
享保6年(1721年)、福井藩主松平吉邦が没し、その兄であった松岡藩主松平宗昌(当時の名乗りは昌平)が本藩である福井藩を継ぐこととなり、松岡藩は福井藩に併合された。これに伴い、旧松岡家中は享保10年(1725年)から元文4年(1739年)にかけて福井へ引き移り、家中を檀越としていた当寺も、寛保元年(1741年)、松岡より福井城下足羽山南に位置する現在地に移転した[3][4]。
当寺に葬られた人物としては、越前松岡藩士で軍学者の片山良庵や[5]、福井藩士で歌人の笹川道張がいる[6]。
松岡時代の当寺には築山が隣接していたが、後代に至って古墳であったことが判明し、泰遠寺山古墳と名付けられた[7]。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 石橋重吉編『若越墓碑めぐり』(若越掃苔会,1932)
- 福井市編『稿本福井市史 下巻』(福井市,1941)
- 『日本歴史地名大系 18 福井県の地名』(平凡社,1981)
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 18 福井県』(角川書店,1989)
- 河端しのぶ、藤田勝也「近世福井城下における寺町・寺院集積地の景観形成と地域性」日本海地域の自然と環境 (9), 57-76,2002-11-01
関連文献
[編集]- 野村英一『松岡町史 上巻』(松岡町,1978)