村上宣寛
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村上 宣寛(むらかみ よしひろ、1950年 - )は、日本の心理学者、富山大学元教授。愛媛県生まれ、大阪府堺市育ち。
人物
[編集]専門領域は性格測定で主要5因子性格検査の研究者として知られる。村上水軍の末裔でもある。1973年同志社大学文学部心理学専攻卒業、76年京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。富山大学教育学部助教授、人間発達科学部教授。専門は認知心理学、統計分析、性格測定に関するプログラム開発等。心理検査MMPI関連の著作も有名であったが、2020年に急遽発売が中止され[1]、関連ページも削除された[2]。登山家・野宿研究家でもあり、これらの著作も多い。
著作
[編集]- 『最新コンピュータ診断性格テスト;こころは測れるのか』日刊工業新聞社 1993
- 『やさしいDelphi』日刊工業新聞社 1997
- 『「心理テスト」はウソでした。受けたみんなが馬鹿を見た』日経BP社 2005 のち講談社+α文庫(内田クレペリン精神検査の考察)
- 『心理尺度のつくり方』北大路書房 2006
- 『IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実』日経BP社 2007
- 『心理学で何がわかるか』ちくま新書 2009
- 『性格のパワー 世界最先端の心理学研究でここまで解明された』日経BP社 2011
村上千恵子との共著
[編集]- 『パーソナルコンピュータによるロールシャッハ採点システム』インフォメーションサイエンス 1986
- 『なぞときロールシャッハ :ロールシャッハ・システムの案内と展望』学芸図書 1988
- 『ロールシャッハ・テスト;自動診断システムへの招待』日本文化科学社 1991
- 『コンピュータ心理診断法 :MINI,MMPI-1自動診断システムへの招待』学芸図書 1992 ※筑摩書房へ移行[3]
- 『性格は五次元だった 性格心理学入門』培風館 1999
- 『主要5因子性格検査ハンドブック 性格測定の基礎から主要5因子の世界へ』学芸図書 2001 ※筑摩書房へ移行[4]
- 『臨床心理アセスメントハンドブック』北大路書房 2004
- 『MMPI−1/MINI/MINI−124ハンドブック 改訂版』筑摩書房 2017 ※廃刊[5]
アウトドア・登山関係
[編集]- 『野宿完全マニュアル 究極のアウトドア案内』三一新書 1996
- 『野宿のすすめ 女を野宿に連れ出す方法』三一書房 1998
- 『アウトドア道具考 バックパッキングの世界』春秋社 2001
- 『野宿大全;究極のアウトドアへの招待』三一書房 2007
- 『ハイキング・ハンドブック』新曜社 2013
脚注
[編集]- ^ “筑摩書房 MMPI−1/MINI/MINI−124ハンドブック 改訂版 ─自動診断システムへの招待 / 村上 宣寛 著, 村上 千恵子 著”. www.chikumashobo.co.jp. 2020年12月12日閲覧。
- ^ “筑摩書房”. www.chikumashobo.co.jp. 2020年12月12日閲覧。
- ^ Hiro (2017年4月21日). “CompleteWalker: BigFiveとMMPI-1/MINI/MINI-124”. CompleteWalker. 2020年12月12日閲覧。
- ^ Hiro (2017年4月21日). “CompleteWalker: BigFiveとMMPI-1/MINI/MINI-124”. CompleteWalker. 2020年12月12日閲覧。
- ^ “筑摩書房 MMPI−1/MINI/MINI−124ハンドブック 改訂版 ─自動診断システムへの招待 / 村上 宣寛 著, 村上 千恵子 著”. www.chikumashobo.co.jp. 2020年12月12日閲覧。