コンテンツにスキップ

李正子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
李正子
各種表記
ハングル 이정자
漢字 李 正子
発音: イ・チョンジャ
ローマ字 Lee JungJa
テンプレートを表示

李 正子(이정자、1947年3月3日[1] - )は、在日コリアン二世の女性歌人である。未来短歌会所属。在日韓国人の歌人として、作品が日本の教科書に採用された最初の人物である[2]

来歴

[編集]

三重県上野市(現 伊賀市)生まれ[3]戦前に父が日本に渡り、日本で韓国人の母と知り合い結婚、伊賀市に定住し正子を生む。中学生の時に万葉集に触れ、短歌に魅力を感じる[要出典]三重県立上野高等学校卒業[3]後、結婚して2人の男児をもうけたのち離婚。20歳のとき、香山正子名義で朝日新聞の短歌のページに近藤芳美を選者に指名し初投稿。これがトップで掲載される。投稿を幾度か繰り返した後、「未来」入会。近藤に師事する。[要出典]

1984年に本名で『鳳仙花(봉선화)のうた』を発刊し、歌人デビューを果たす[3]この『鳳仙花のうた』は500部売れれば良い方である歌集としては異例の2700部、再版は1万部の売上を記録。[要出典]

1992年、三重県文学新人賞受賞[要出典]

現在、上野市で喫茶店「駕洛」を営む傍ら[3]、短歌会「風」を主宰し[2]、短歌結社「未来」に属する[3]

大韓民国特有の風習、文化等に関する言葉をありのままに使い、字余りを恐れず、一般的には漢字で書く言葉をアルファベットで書くなど、人目を引くことに長けた作風が特色である。[独自研究?]

書籍

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 『短歌研究 2014年12月号(2015短歌年鑑)』(短歌研究社、2014年)巻末「歌壇名簿」より
  2. ^ a b 〈著者略歴〉李 正子(イ・チョンジャ)”. www.kageshobo.com. 影書房. 2023年10月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e 李 正子”. www.kawade.co.jp. 河出書房新社. 2023年10月4日閲覧。