木暮亮
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木暮 亮(こぐれ りょう、1896年7月1日 - 1981年3月27日)は、日本の作家、翻訳家。明治大学名誉教授。 本名は、菅藤 高徳(かんとう たかのり)。
生涯
[編集]福島県福島市(現)生まれ。東京帝国大学独文科卒。在学中より同人誌に参加。1934年、高木卓、真下五一らと『意識』を創刊。
1939年、「地上の子」で芥川賞予選候補、1944年、「おらがいのち」で同候補。
太平洋戦争前から戦後にわたって独文学者として明治大学教授。1964年、獨協大学教授。1971年、退職。
著書
[編集]- 『檻』(赤門書房、赤門叢書) 1941
- 『少年提琴歌物語』(富士書店) 1943
- 『おらが春 一茶物語』(学習社、学習社文庫) 1944
- 『葡萄畑の家』(御影文庫) 1946
- 「木暮亮作品集」 全3巻(木暮亮作品集刊行会) 1969 - 1971
翻訳
[編集]- 『犯罪者 附・降神術者』(フリイドリッヒ・フォン・シルレル、菅藤高徳名義訳、越山堂) 1920
- 『スキュデリー嬢』(ホフマン、白水社) 1941
- 『ファウスト』(ゲーテ、新文社、世界名著物語文庫) 1946
- 『砂男』(ホフマン、青磁社) 1947.8
- 『春のめざめ』(ヴェデキント、菅藤高徳名義訳、河出書房) 1955
参考
[編集]- 『日本近代文学大事典』
- 「芥川賞全集」