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日置町 (愛西市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 愛知県 > 愛西市 > 日置町 (愛西市)
日置町
日置町の位置(愛知県内)
日置町
日置町
日置町の位置
北緯35度9分36.68秒 東経136度44分4.84秒 / 北緯35.1601889度 東経136.7346778度 / 35.1601889; 136.7346778
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
市町村 愛西市
面積
 • 合計 1.282493171 km2
人口
(2015年(平成27年)10月1日現在)[WEB 2]
 • 合計 2,198人
 • 密度 1,700人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
496-0906[WEB 3]
市外局番 0567[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋

日置町(へきちょう)は、愛知県愛西市の地名。

地理

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愛西市旧佐屋町北端部に位置する[1]。東は津島市、西は柚木町、南は金棒町稲葉町須依町、北は津島市に接する[1]

学区

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歴史

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江戸時代末ごろの天王川周辺の位置関係図。破線は江戸時代初期ごろの旧河道、緑線・緑字は開削・付替後の新河道。橙線・橙字は主要街道、赤字は主要な地名など。

「日置」の元々の読みは「ひき」であり[WEB 6]、「へき」と読むようになるのは2000年代になってからである[WEB 7]

平安時代938年頃に成立した『和名類聚抄』には、海部郡の郷として「日置郷」が掲載されている[WEB 8][WEB 9]。平安時代後期に海部郡が海東郡海西郡に分割されると、二之枝川が郡境として設定されたため日置は海西郡となる[WEB 10]。この頃の日置に関して、藤原頼長による『台記』には1150年久安6年)7月8日に頼長が日置を父・忠実から譲り受けたことが記されており、また別の史料では時期は不明ながらも一時期皇太后領であった記録も残されている[WEB 11]

鎌倉時代の『吾妻鏡』には、1187年文治3年)10月26日に源頼朝若宮八幡宮社に寄進した所領に「尾張国日置領」が含まれている[WEB 11]南北朝時代以降は三宝院領・代官領・春日社領などと変遷するが、1468年応仁2年)10月4日の記録では若宮八幡宮社の荘の1つとして記されている[WEB 11]

江戸時代になると海東郡と海西郡と郡境が佐屋川に変更されたため[WEB 10]、日置村は海東郡に移る。佐屋代官所の支配で、佐屋宿の寄付人馬役(助郷)を務めた[WEB 12]

沿革

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  • 1889年(明治22年) - 合併に伴い、海東郡日置村が同郡八幡村大字日置となる[2]
  • 1906年(明治39年) - 合併に伴い、佐屋村大字日置となる[2]
  • 1955年(昭和30年) - 町制施行に伴い、佐屋町大字日置となる[2]
  • 2005年(平成17年)4月1日 - 佐屋町大字日置(ひき)が合併に伴い、愛西市日置町(ひきちょう)となる[WEB 7]
  • 2009年(平成21年)4月 - 読みが「ひきちょう」から「へきちょう」に変更される[WEB 7]

世帯数と人口

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人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

1961年(昭和36年) 1133人[2]
1975年(昭和50年) 2112人[2]
1995年(平成7年) 2157人[WEB 13]
2000年(平成12年) 2011人[WEB 14]
2005年(平成17年) 2051人[WEB 15]
2010年(平成22年) 2131人[WEB 16]
2015年(平成27年) 2198人[WEB 17]

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

1961年(昭和36年) 242世帯[2]
1975年(昭和50年) 549世帯[2]
1995年(平成7年) 632世帯[WEB 13]
2000年(平成12年) 622世帯[WEB 14]
2005年(平成17年) 646世帯[WEB 15]
2010年(平成22年) 747世帯[WEB 16]
2015年(平成27年) 794世帯[WEB 17]

交通

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鉄道

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バス

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停留所名 ルート
32 日置公民館 佐屋中央

道路

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施設

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  • 佐屋北保育園[1]
  • 真言宗智山派大聖院[1]
  • 真宗大谷派明通寺[1]
  • 日置八幡宮[1]
  • 山忠本家[1]
  • 山忠新家[1]

その他

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日本郵便

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脚注

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WEB

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  1. ^ 愛知県愛西市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2021年8月9日閲覧。
  2. ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  3. ^ 愛知県愛西市の郵便番号一覧”. 日本郵便. 2022年1月3日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧” (PDF). 総務省. 2019年5月13日閲覧。
  5. ^ a b 愛西市役所 教育委員会 学校教育課. “小・中学校”. 愛西市. 2021年8月9日閲覧。
  6. ^ 日置【ひき】”. 角川日本地名大辞典 オンライン版. 2023年3月8日閲覧。
  7. ^ a b c d 〒496-0906 愛知県 愛西市 日置町”. 日本の住所. 2022年1月3日閲覧。
  8. ^ 倭名類聚鈔 20巻3 国立国会図書館デジタルコレクション”. 2020年11月2日閲覧。43ページ
  9. ^ 日置郷(古代)”. 角川日本地名大辞典 オンライン版. 2023年3月8日閲覧。
  10. ^ a b 海東郡【かいとうぐん】”. 角川日本地名大辞典 オンライン版. 2023年3月8日閲覧。
  11. ^ a b c 日置荘(中世)”. 角川日本地名大辞典 オンライン版. 2023年3月8日閲覧。
  12. ^ 日置村(近世)”. 角川日本地名大辞典 オンライン版. 2023年3月8日閲覧。
  13. ^ a b 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
  14. ^ a b 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
  15. ^ a b 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  16. ^ a b 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  17. ^ a b 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。

書籍

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参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5 

外部リンク

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  • ウィキメディア・コモンズには、日置町 (愛西市)に関するカテゴリがあります。