指昭博
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指 昭博(さし あきひろ、1957年 - )は、日本の歴史学者。神戸市外国語大学名誉教授。専門は西洋史、英国史。
来歴
[編集]大阪府岸和田市生まれ。1981年、大阪大学文学部西洋史専攻卒業。1987年、同大学院文学研究科博士課程中退。大阪大学助手、追手門学院大学文学部助教授を経て、神戸市外国語大学教授。2021年3月、退職。最終講義は「服従と妥協のイングランド宗教改革」と題して行われた[1]。
神戸市外国語大学・前学長(2017年4月~2021年3月)[2]。
2008年、「近世イングランドにおける教会と社会:メアリとエリザベスの時代」で文学博士(大阪大学)。
著書
[編集]単著
[編集]- 『図説 イギリスの歴史』 河出書房新社<ふくろうの本>、2002年2月。
- 『図説 イギリスの歴史』増補新版、2015年6月。
- 『イギリス宗教改革の光と影:メアリとエリザベスの時代』 ミネルヴァ書房<西洋史ライブラリー>、2010年11月。
- 『イギリス発見の旅:学者と女性と観光客』 刀水書房<世界史の鏡>、2010年11月。
- 『キリスト教と死:最後の審判から無名戦士の墓まで』 中央公論新社<中公新書>、2019年9月。
編著・共著
[編集]- 『祝祭がレジャーに変わるとき:英国余暇生活史』 創知社、1993年7月。
- 『生活文化のイギリス史:紅茶からギャンブルまで』 同文館出版、1996年4月。
- 『「イギリス」であること:アイデンティティ探求の歴史』 刀水書房、1999年5月
- 『イギリス史の新潮流:修正主義の近世史』 岩井淳共編、彩流社、2000年7月。
- 『周縁からのまなざし:もうひとつのイギリス近代』 川北稔共編、山川出版社、2000年10月。
- 『王はいかに受け入れられたか:政治文化のイギリス史』刀水書房、2007年12月。
- 『ヘンリ8世の迷宮:イギリスのルネサンス君主』 昭和堂、2012年7月。
- 『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』ミネルヴァ書房、2012年7月。
- 『キリスト教会の社会史:時代と地域による変奏』 塚本栄美子共編、彩流社、2017年9月。
監修
[編集]- 『イギリス王室1000年の歴史』カンゼン、2014年8月。ISBN 978-4-86255-267-9
- 『イギリス王室1000年の歴史』(新装版)、カンゼン、2021年10月。ISBN 978-4-86255-619-6
翻訳
[編集]- スーザン・B・ハンレー『江戸時代の遺産:庶民の生活文化』 中央公論社<中公叢書>、1990年4月。ISBN 978-4-12-001924-1
- スーザン・B・ハンレー『江戸時代の遺産:庶民の生活文化』(新版)中央公論新社<中公叢書>、2009年11月。ISBN 978-4-12-004053-5
- マイケル・L.ブッシュ『ヨーロッパの貴族:歴史に見るその特権』指珠恵共訳、刀水書房<人間科学叢書>、2002年11月。
- シェリダン・ギリー、ウィリアム・J.シールズ共編『イギリス宗教史:前ローマ時代から現代まで』(指昭博・並河葉子監訳)法政大学出版局、2014年10月。ISBN 978-4-588-37122-6
脚注
[編集]- ^ 神戸市外国語大学公式サイト「ニュース&トピックス」2021年2月7日付2023年10月4日閲覧
- ^ 神戸市外国語大学公式サイト「大学案内:歴代学長」2023年10月4日閲覧