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市橋駅 (岐阜県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
市橋駅
いちはし
Ichihashi
猿岩 (0.6 km)
地図
所在地 岐阜県大垣市南市橋町
北緯35度24分29.0秒 東経136度34分39.0秒 / 北緯35.408056度 東経136.577500度 / 35.408056; 136.577500座標: 北緯35度24分29.0秒 東経136度34分39.0秒 / 北緯35.408056度 東経136.577500度 / 35.408056; 136.577500
所属事業者 西濃鉄道
所属路線 市橋線
キロ程 2.6 km(美濃赤坂起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1928年昭和3年)12月17日
廃止年月日 2006年平成18年)3月31日
備考 一部区間廃止に伴い廃駅
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市橋駅(いちはしえき)は、かつて岐阜県大垣市南市橋町にあった西濃鉄道市橋線貨物駅廃駅)である[1]。市橋線の終点駅であった。また、戦前の一時期は旅客駅でもあった。

当駅より石灰石輸送が行なわれていた。西濃鉄道は、現在旅客扱いを行わない貨物専業鉄道となっているが、戦前戦中にあたる1930年昭和5年) - 1945年(昭和20年)の間は鉄道省初のガソリンカーキハニ5000形)を用いて、鉄道省東海道本線支線(大垣駅 - 美濃赤坂駅間)に乗り入れる旅客列車を運行しており、当駅まで乗り入れていた。美濃赤坂駅の構内配線の関係上、市橋線に乗り入れる旅客列車は美濃赤坂駅のホーム(行き止まり式)に発着できず、同駅を通過扱いにしていたという。

旅客営業の廃止後も貨物駅としては引き続き営業していたが、1989年頃からは実質上休止となり、2006年平成18年)に廃駅となった。

歴史

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駅構造

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旅客駅当時の駅施設は不明であるが、1面1線のホームと推測される。貨物取り扱いが実質休止した当時は、本線と3本の側線があり、石灰石を積むためのホッパーが存在した。引き込み線は貨車緩急車の留置場として使用されていた。

乙女坂駅・猿岩駅・市橋駅 構内配線の変遷

美濃赤坂駅
乙女坂駅・猿岩駅・市橋駅 構内配線の変遷
凡例
出典:[7][8]


駅周辺

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廃止後の状況

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  • 線路以外の施設はすべて撤去されている。残された線路も順次撤去されているという。

隣の駅

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西濃鉄道
市橋線
(貨)猿岩駅 - (貨)市橋駅

脚注

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  1. ^ 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
  2. ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、40頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  3. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年12月24日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  4. ^ 『鉄道省年報. 昭和4年度』 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
  5. ^ 『地方鉄道及軌道一覧 : 附・専用鉄道. 昭和10年4月1日現在』 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
  6. ^ 「鉄道旅客運輸廃止実施」『官報』1935年6月29日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  7. ^ 清水武『西濃鉄道』、ネコ・パブリッシング、2007年10月、23頁。 ISBN 978-4777052226
  8. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、p21, 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153

関連項目

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