小林忠兵衛
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小林 忠兵衛(こばやし ちゅうべい、嘉永3年(1850年)11月 - 1927年10月17日[1])は、日本の実業家。小林盛大堂(現在の小林製薬)の創業者。藤井得三郎商店(現在の龍角散)とともに販売ルートを確立していった[2]。
来歴
[編集]- 美濃国本郷(現在の岐阜県羽島市)に生まれた。族籍は愛知県平民。
- 名古屋の奉公先から独立。
- 1886年、名古屋市中区門前町に、雑貨や化粧品の店として「合名会社小林盛大堂」を創業。創業当時は家庭用品の卸売り事業が中心であった[3]。
- 1894年(明治27年)には製薬業に進出。
家族
[編集]- 父親
- 忠左衛門の三男(今の岐阜県出身[6])
- 息子
遠縁
[編集]エピソード
[編集]- 2018年1月号(冬号)の『プレジデントファミリー』の中で、龍角散社長の藤井隆太のインタビュー記事によると、「うちや小林製薬さん、久光製薬さんといった同族経営の製薬メーカーは、一緒にビジネスをしたり、系図をたどると遠縁にあったりと関係が深いです。」と発言している。
系譜図
[編集]小林忠左衛門 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
足立長右衛門 | 小林忠兵衛 小林盛大堂創業者 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
たま | 小林吉太郎 株式会社初代社長 (在任 1919-1948) | 米次郎 | 房五郎 | ||||||||||||||||||||||||||||||
小林映子 第3代社長 (在任 1958-1976) | 小林三郎 第2代社長 (在任 1948-1958) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
小林一雅 第4代社長 (在任 1976-2004) | 小林豊 第5代社長 (在任 2004-2013) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
小林章浩 第6代社長 (在任 2013-) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
出典
[編集]- ^ 『官報』第598号、1928年12月24日。
- ^ ときには社員の敵として矢面に立つ覚悟 | 月刊「事業構想」2013年4月号
- ^ 「会社学」のすすめ 横田好一郎 PHPビジネス新書 ISBN 978-4-569-65950-3:14
- ^ a b c d 人事興信録第4版、藤井得三郎
- ^ a b c d 人事興信録第8版、藤井得三郎
- ^ a b c d 人事興信録8巻、小林忠兵衛より
- ^ 人事興信録8巻、森垣亀一郎より
- ^ 日本経済新聞 小林製薬会長 小林一雅さん 2012年3月13日記事 2020年3月24日閲覧
- ^ 薬事日報 小林章浩専務の社長昇格を内定 小林製薬 2013年3月11日記事 2020年3月24日閲覧