塚本重頼
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塚本 重頼(つかもと しげより、1913年〈大正2年〉7月24日 - 1992年〈平成4年〉4月10日)は、日本の裁判官、弁護士、法学者(英米法・労働法)。中央大学名誉教授。元最高裁判所判事。藍綬褒章、勲一等瑞宝章受章。岐阜県出身。
人物
[編集]1936年中央大学法学部卒業[1]。1937年高等試験司法科試験合格。8年間裁判官生活を送っていたが、1947年に弁護士に転身[1]。昭和電工事件や造船疑獄などを担当。
1949年母校である中央大学法学部専任講師。1951年中央大学法学部教授に就任。1954年中央大学選任評議員。1958年法学博士の学位を取得。1979年3月中央大学依願退職。
1979年4月に最高裁判事となる[1]。2年間最高裁判事を務めたが、1981年10月に病気を理由に依願退官した[2]。
趣味は温泉めぐりや8ミリ映画、外国旅行[2]。
受章歴
[編集]主な業績
[編集]- 『註解アメリカ憲法』(酒井書店 , 1955年初版・1983年全訂新版)
- 『自由と平等の限界』(酒井書店 , 1959年)
- 『アメリカ労働法の諸問題』(中央大学出版部 , 1961年)
- 『英米不法行為法』(酒井書店 , 1962年)
- 『アメリカ憲法研究 : 違憲性の審査基準』(酒井書店 , 1985年)
- 『裁判制度の国際比較』(中央大学出版部 , 1989年)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 野村二郎『最高裁全裁判官:人と判決』三省堂、1986年。ISBN 9784385320403。
- 野村二郎『日本の裁判史を読む事典』自由国民社、2004年。ISBN 9784426221126。
- 日本比較法研究所『比較法雜誌 29巻1号』(弘文社、1995年)